医学系分野を初学者にもわかりやすく解説した入門書。0からわかるように丁寧に解説が施してある。対象はコメディカルであるが、分野によっては多くの医学生が使用している。
この本の用途は「理解」にある。簡略化されたイラストにより視覚的に勉強できるため、代謝過程や免疫成立過程などの多段階反応を理解するのに適している。反面、薄い本のため記述量が少なく、暗記勝負の科目には向かない。
以上のことをまとめると、好きになるシリーズでのお勧めは免疫学である。免疫学は、医学生でもこれ一冊で十分なほど良くまとまっている。免疫学は学士編入試験ではマイナー科目なので、これ一冊で対応できる大学も多い。反対に、暗記要素の強い解剖学、生理学は好きになるシリーズでは不十分である。
分野 | 著者 | ページ数 | 出版社 | 出版日 | 価格 | Amazon |
分野 | 著者 | ページ数 | 出版社 | 出版日 | 価格 | Amazon |
解剖学part1 | 竹内修二 | 244 | 講談社 | 2003/02 | 2,310円 | ○ |
解剖学part2 | 214 | 2005/09 | 2,100円 | ○ | ||
解剖学ミニノート | 190 | 2009/04 | 1,680円 | ○ | ||
生理学 | 田中越郎 | 206 | 2003/06 | 2,100円 | ○ | |
生理学ミニノート | 150 | 2008/07 | 1,575円 | ○ | ||
免疫学 | 多田富雄/萩原清文 | 166 | 2001/11 | 1,890円 | ○ |
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