概要 †
定員 | 5 |
入学 | 2年次前期 |
日程 | 7月:書類 8月:筆記 10月:面接 11月:合格 |
試験科目 | 生命科学総合、課題論文、面接 |
推薦書 | 不要 |
英語試験 | TOEFL 71点以上 / TOEIC 680点以上 |
分類 | 旧帝国大学 |
HP | hokudai.ac.jp |
解説 †
- 医学部編入が盛んになりつつあった2002年から制度が始まった。推薦書が不要なことで比較的出願がしやすい。編入可能な旧帝大では他に名古屋大学医学部、大阪大学医学部があるが、試験の傾向としては前者のように研究・経歴・プレゼンも要求されるというよりは後者に近く、筆記の幅広い理系学力が要求される。過去の志願状況や過去問入手は大学公式サイトより可能である。
- 年齢制限はやや厳し目との噂があるため、何か秀でたものをアピールする必要がある。
試験日程(令和5年度) †
(例)令和5年度
日 | 教科 | 時間 |
7月27日 | 書類 | 17時必着 |
8月21日 | 生命科学総合問題 | 9:15-11:30 |
9月8日 | 1次合格発表 | 10:00 |
10月2日 | 課題論文 | 10:30-11:30 |
面接 | 12:30- |
11月17日 | 最終合格発表 | 10:00 |
試験解説 †
- 出願要件として、TOEFL-PBT,TOEFL-iBT又はTOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)を受験し、TOEFL-PBTの得点は530点以上、TOEFL-iBTの得点は71点以上、TOEIC L&Rの得点は680点以上。
一次試験 †
- 英語長文の読解がなくなり、生命科学の記述式になった。「物理」「化学」「生命科学」「統計」の4部構成であり、理由説明などで記述量は多い。多くの人は統計が穴になるため、個々をしっかりと対策しておきたい。
→「Essential細胞生物学」やってれば十分なレベル
- 用語説明問題がいくつか(ex.日和見感染、MRIの原理、紫外線と赤外線の物理科学的な違い)
→制限字数は40〜600字まで幅広い。特に字数多い問題は予備知識がないと完全にアウト!
- 恒例の人体構造と物理に絡めた問題もあり。今回は神経伝達と聴覚の2題。
→神経伝達は単純な計算問題。たぶん予備知識なくてもOK。
→聴力はフーリエ変換を絡めた計算問題。ある程度はゴリ押しでいけそう。文系卒には厳しいと思う。
小論文 †
小論文90分。800字程度。
- 動物実験が社会に容認されるためには
- iPS細胞が実用段階にあるが、実用化に際して生じる問題について自らの考えを述べなさい
面接 †
3−1の個人面接15分。質問内容に奇抜さはない。
北大は書類出さないから、自己紹介から動機までスラスラ言えないと時間が足りない。
・面接は3会場に振り分けられ、面接官3人による個人面接。
→質問はよくある内容(ex.志望動機、臨床か研究か、なぜ北大なのか)
→各会場から合格者は出ていたため、振り分けは合否とは関係ない?と思われる。
志願状況 †
入学年度 | 出願 | 1次受験 | 1次合格 | 2次受験 | 合格 | 追加 | 入学 |
2023(2前) | 103 | 94 | 25 | 25 | 5 | 1 | 5 |
2022(2前) | 104 | 86 | 32 | 31 | 5 | 1 | 5 |
2021(2前) | 63 | 60 | 30 | 26 | 5 | 1 | 5 |
2020(2前) | 75 | 65 | 32 | 31 | 5 | 0 | 5 |
2019(2前) | 94 | 81 | 32 | 32 | 5 | 1 | 5 |
2018(2前) | 75 | 70 | 31 | 31 | 5 | 1 | 5 |
2017(2前) | 98 | 93 | 30 | 27 | 5 | 1 | 5 |
2016(2前) | 103 | 89 | 32 | 30 | 5 | 2 | 5 |
2015(2前) | 120 | 111 | 33 | 33 | 5 | | 5 |
2014(2前) | 126 | 114 | 34 | 32 | 5 | | 5 |
2013(2前) | 136 | 120 | 35 | 32 | 5 | | 5 |
2012(2前) | 87 | 87 | 33 | 33 | 5 | | 5 |
2011(2後) | 350 | 319 | 30 | 28 | 5 | | 5 |
2010(2後) | 336 | 296 | 31 | 30 | 5 | | 5 |
2009(2後) | 354 | 304 | 32 | | 5 | | 5 |
2008(2後) | 313 | 274 | 32 | 31 | 5 | | 5 |
2007(2後) | 317 | | | | | | 5 |
2006(3前) | | | | | | | 5 |
2005(3前) | 292 | | | | | | 5 |
参照:https://www.med.hokudai.ac.jp/sch-med/admissions/
合格者の属性など †
- 当サイトコメント欄より。
- 薬学部有利になってくるのかな。先輩に聞いたところ毎年薬学部卒(4.6年制問わず)を受け入れてるけど、彼らは成績いいのかね。 -- 2018-10-08 (月)
- 物理系、薬学系のバックグラウンドがない人は安易に目指さないほうが吉。文系で目指すのは結構無謀だったりします。 -- 2018-11-16 (金)
- ld50の計算とインフルエンザの薬3種の作用機序とペニシリンの作用機序、耐性菌のメカニズム、全て考察問題ではなく単なる知識問題。こういう入学してから勉強するような出題してこなかったから受けたのにがっかりだよ -- 2018-08-21 (火)
- 出願数激減してる。やはり直筆の志望理由書のせいか。 -- 2019-07-19 (金)
- 志望理由書もあるけど、去年の問題の影響もありそう。あんなの薬学出身じゃなきゃ解けん -- 2019-07-19 (金)
- 薬理とか微生物とか簡単なんだけど勉強してなきゃ0点の問題になるよね。一方物理は全くの易問だし。論述問題は出してくれないのかな。 -- 2019-07-20 (土)
- 問題自体のレベルは低いんだけどね、明らかに薬学部有利だよね。物理以外は。 -- 2019-07-20 (土)
- 物理で中和してんのかな?まぁ物理が易化したら薬学の独壇場だけど -- 2019-07-20 (土)
- 富山の薬学部から受かった人聞いたことあるけど -- 2019-07-20 (土)
- 富山薬の人いるね。しかもその人ブログで薬学有利とか言ってるし、やっぱそーなんだろ -- 2019-07-20 (土)
- 非薬でも北大受験生はインフルエンザ治療薬3つの阻害機構とかタキソールが何の薬かとかピロリ菌のウレアーゼ反応とか知ってんのか〜まいったね -- 2019-07-20 (土)
- それできなくても受かる説 -- 2019-07-20 (土)
- それはある。ただ逆に言うと出来れば強いから薬学有利には変わらないような... -- 2019-07-20 (土)
- てか英語力武器にしてるなら、北大選ぶのミスだと思うぞ。 -- 2019-07-22 (月)
- タキソール書かせる問題、過去問にもあったけどまったく同じ問題出すとはビックリだね -- 2019-08-18 (日)
- なぜ北大だけ中止ムードなんや笑 -- 2020-08-01 (土)
- 文章内に唯一、明確に中止の可能性の文言あるからでは? 他大学は延期の文字は書いてても中止は書いてない。 -- 2020-08-01 (土)
- 化学ってほぼ生命科学だよね。大学の授業でちょうどやったことあったところだった。 -- 2020-10-04 (日)
- 2次試験は3人欠席でしたね。 -- 2020-12-08 (火)
- 北大って学部入試も工学部編入試も医学部学士編入試も院試も、物理易しいなw お手本があるのか、大学のカラーなのか -- 2021-02-01 (月)
- ついかきたぞ! -- 2021-03-08 (月)
コメント †