大学入試問題正解・化学


化学は「重要問題集」「新演習」のような非常に完成度の高い問題集がありますので。生物のようにこの「全国大学入試問題正解」を日常の学習に使う必要はありません。というより、化学は生物に比べて1大学にかかる時間が長くなるので、1周するだけでかなりの時間を浪費してしまいます。

掲載問題の量や他の問題集の出来を考慮すると化学版全国大学入試問題正解は1、2週間に1大学程度のペースで進めていくのが良いと思います。「重問」「新演習」がいくら良いといっても、何週もしている間に問題と答えを覚えてしまいます。そうすると、本質を理解していない問題でも解けるように思ってします、分からない問題側からにというような状況になってしまいます。そうしたことを防ぐために、時には知らない問題に当たって自分の力を把握することが必要になってきます。そこで役に立つのがこの問題集であると思います。生物のときと少し役割が違ってきますね。

私は20大学程度をこなしました。時間的に全ての大学を安野は無理と判断しましたので、この20大学を2、3回解いて終了しました。自分の力の確認として使用するのですが、やはり最終的には3回程度解いて暗記の材料にしてしまうのが良い選択だと思います。ここでも分からなかった問題はノートに書きとめておき、定期的に復習しておきましょう。

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全国大学入試問題正解化学 2010年受験用