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ブルガリアの医学部に入られた人の体験談です。
[海外医学部の勉強について]
私は海外の医学部に行ったことがあります、もちろん日本の高校を出ているし
英語が得意というわけではありませんでした。私も海外医学部に行くかを決めるときに、とにかく情報を集めようとしましたが参考にならなかったのが実情です。ですので、私の意見が参考になれば幸いです。
個人的には外国の医学部は反対です。なぜなら、英語力、卒業後の進路などです。
まず、英語力に関して言わせてもらえば、TOEFLなどの得点はあまり参考になりません。なぜなら、難しい専門用語が多すぎるからです。日常会話や入試のように難解な文を読解することを求められているわけではありません。外国の医学部でも日本と同じように物理化学を勉強します。平行して
細胞学などの教科も勉強します。想像してみてください。物理を英語で勉強するとしたらどのくらい大変かを。先行知識があれば有利ですが
、英語だと何を言っているのかすら、分からないことが多々あるので非常に厳しいです。一行に分からない単語1つあるのは当たり前、仮に知っている単語でも、日常的に使われているのとは違い意味で使われていることも頻繁にあるので辞書で調べながら勉強という感じになります。
私が海外医学部で勉強していたときは、不精の私ですら平日最低4〜5時間は勉強していました(私は11時半以降は非常に眠くなるので)。周りの日本人は6〜7時間していたようです。一日4〜5教科学校で勉強するのですがそれだけ勉強してもとても復習できません。上述したように辞書で単語の意味を調べながら日本語で言うと何に当たるのか。知らなければ、日本語の物理なり化学の本を読んで勉強する。私は大学では文系でしたので、調べてばかりでした(笑。休日は8時間、周りは11〜14時間でした。
[海外医学部 卒後について]
卒業後のことですが、日本に医師として帰ってくるのは非常に難しいです。留学斡旋業者はどの位難しいのかは多分教えてくれないと思います。
教えると、商売にならないからです。日本で医師として働くには、国家試験を受けなければなりません。受ける資格があるどうかは6年次に成績などの書類を厚生労働省に提出することから始まります。そして、審査の結果によって予備試験から、本試験から若しくは予備試験すら受ける資格が無いということが知らされます。この審査が厄介なのです。厚生労働省のHPには資格の条件が書いてありますが、非常に基準が不透明です。
私が留学中に友達から聞いた話ではロンドン大学医学部から本試験合格という経歴の方がいるようです。ロンドン大学は日本で言うと阪大・名大位です。その方の話では、「イギリス、ロンドン大学だから資格が与えられたんだと思う。面接官達は国などは問わないと言っていたが、あの雰囲気から有名じゃない国、大学なら受験資格は与えられなかっただろう。」と話していたそうです。私がいた国は、知名度はそこそこですが、大学名は普通の日本人なら知らないようなマイナーでした。ですので、半年で日本に帰ってきて勉強して地方医学部に入りました。話がそれましたが、日本人で良い成績をすごく大変ですし、受験資格が与えられるかも非常に不透明ですので、日本に帰ってくるのは難しいのが現状です。
「なら、現地で働けば良い」という方もいるかと思いますが、それも非常に難しいようです。いくら日本人が国際的に信用があるといっても、簡単には就職できないのが現状のようです。成績が抜群に良いとか、他人に誇れるような何かがないと難しいです。したがって、海外のショボイ医学部ですら、日本の医学部に入るより沢山の勉強を入学後に課してきます。
海外医学部は入るのは簡単ですが、入った後は凄く大変だし、それに見合った見返りも得られません。
日本の医学部は入るのは難しいですが、入った後はかなり楽ですし、留学をしようと思えば出来たりと道が開けています。極端な言い方ですが、「海外医学部留学は努力が求められるギャンブル」と言っても過言では無いと私は感じています。海外に行くなら、努力して日本の医学部に行くか、医師になるのを諦める
のが懸命だと思っています。