概要 †
- 6年間で卒業できる学生の割合を示す。国立平均86.8%、公立平均85.3%とのことである。こんなもの?例えば、毎年3人が留年するという進級判定の甘い大学があったとする。6年間で18人が留年し、そうするとストレート卒業率は82%となるが。。。この表では最下位付近となりそうな。当然、留年者の被りはあるからそれも考慮されるが、「20人以上が留年した」という話はよく聞くものであり以下のデータの内容にそぐわない。私の読み取り方が間違っている可能性もあるので、正確に解釈できる方はご教授ください。東京大学なんて6年間で一人も留年していないことになる。そんなことはあるのだろうか。
【最新版】ストレート卒業率(2014→2020) †
かなり緩い | 緩い | 厳しい | かなり厳しい |
〜90.0% | 89.9%〜85.0% | 84.9%〜80.0% | 79.9%〜 |
大分 | 金沢 | 旭川 | 奈良 |
愛媛 | 千葉 | 山口 | 熊本 |
和歌山 | 岐阜 | 弘前★ | 琉球 |
三重 | 東北★ | 福井 | 鳥取 |
名大 | 広島 | 筑波 | 群馬 |
浜松 | 佐賀 | 山形 | 高知 |
札幌 | 九州 | 新潟 | 滋賀 |
神戸 | 北大 | 信州 | 山梨 |
東大 | 長崎 | 香川 | 徳島★ |
鹿大 | 横市 | 宮崎★ | 島根 |
京大 | 医歯 | - | - |
富山 | 阪大 | - | - |
秋田 | 福島 | - | - |
名市 | 京府 | - | - |
岡山 | 阪市 | - | - |
- 国から発表されている最新版ではあるものの、2014年入学者のデータであるため真の最新版とはいえない。特に、★印をつけた大学は近年大量の留年者数が報告されておりこの表の限りではない。
年度別 †
ストレート合格率と偏差値の関係 †

- 2020年駿台全国偏差値と2019年時点のストレート卒業率を比較した。
- 医学部全体のR(相関係数)=0.561
- 国公立医学部(青)のR=0.383
- 私立医学部(赤)のR=0.592
- 私立医学部は偏差値との相関はまずまずある。
- しかし、国公立医学部はほとんどない。
- 仮進級制度がある大学とない大学の違いは大きい。
- 仮進級制度がある大学→名古屋大学 神戸大学 金沢大学 日医
- これに関しては、東大が時々国家試験の合格率90%を割ることからも了解できるであろう。一定以上の能力を持っていれば後はその人次第である。で、医師国家試験の場合は90%が平均合格率であり、一人の落選がとても大きい。できない人が紛れ込む割合は、一定以上の偏差値帯であればプラトーに達してしまうということであろう。
- 偏差値が低くなるにつれて合格率との相関が出始め、歯学部になると偏差値とス合の相関はかなり強くなっている。学生の能力が一定に達していない場合は、入学者偏差値とス合は密接に関係する。
参考文献 †
コメント †