
概要 †
- 入試
偏差値 | 河合塾共通 | 89% |
河合塾二次 | 70.0 |
駿台全国 | 68 |
再受験 | 厳しい |
定員 | 95 | 95:前期80・推薦10・AO5 |
編入試験 | なし |
調査書点数化 | なし |
過去問 |
|
- 配点
前期 | 共:二次 | 650:800 |
共通テスト | 国100・数(2)200・理(2)200・外100・社(1)50 |
二次試験 | 数300・理(2)300・外200・面接 |
後期 | - |
解説 †
- 大阪府大阪市住吉区に位置する公立総合大学である。文系理系、医学部を有しており、9学部10研究科を有し、公立大学で最大の大学となっている。戦時中に設置された旧制大阪市立医学専門学校に起源を有し、1947年の大阪市立医科大学を経由して1955年に大阪市立大学へ合併された。旧設国公立医科大学?の一つである。
- 医学部は阿倍野キャンパスを使用するが、天王寺駅から徒歩5〜10分であり、関西の中心地に位置する。立地の良さは全国でも上位であり、入試難易度も下位旧帝国大学並みである。近年は灘高校からの進学者も多い。
- 再受験生に関する情報は少ないが、各学年に多浪や再受験生は数名いる。現役好きの教官が退官した。2018年度入試にて大阪府指定医療枠の出願資格の変更があった。2017年度までは出身地、高校の制限なしであったが、2018年度から志願者または保護者が平成27年4月1日以前から大阪府内に居住、もしくは大阪府内の高校出身者とされた。
- 大阪府立大学と統合して新大学になる。
入試の変更点 †
2020年 †
- 前期定員は80名。大阪府指定医療枠(5名)を含む。
2019年 †
2018年 †
- 大阪府指定医療枠の出願資格変更
2017年度:出身地、出身高校による出願制限なし
↓
2018年度:志願者または保護者が平成27年4月1日以前から大阪府内に居住(住民票がある)、もしくは大阪府内の高校出身者
一般入試傾向・対策 †
- 【大阪市立大学の過去問-解答付き2016年〜2020年】
- 受験者レベルに比べて問題レベルがかなり易しいので、少しの取りこぼしが命取りになる。また、少々偏差値が低くても、確実に解答できれば合格を狙える。
- 2015年入試は数学の難化により大幅に最低点が下がった。
- 総点数1450点のうち、社会50点(3.45%)国語100点(6.9%) 国語+社会だと、10.34%
英語 †
長文3題、英作文1題の構成。100分。
英作文は、和文の一部に下線が引かれており、そこを訳す形式。前後の文脈を踏まえて、うまく表現できるようにする。比較的余裕を持って取り組める時間と内容である。
数学 †
大問4題。
以前ほど簡単ではなくなり、7割ほどを目標にしたほうが良い。
2015年はやや難化した印象があり、この傾向が続くかもしれないとされた。
例年数3は1問出るか出ないかだったが、2018年度は4問全て数3の問題だった。
物理 †
標準的で高得点が期待できる。一般に生物よりも有利と言われる。
生物 †
生物選択の合格者は1桁。多くて20人。
2015年生物 †
- 総論
昨年が難化していたので、昨年に比べれば易化といえるが、それぞれの大問の中に、答えにくい問題が含まれており、決して易しいわけではなかった。論述量は昨年に比べてもそれ以前に比べても減少しており、総字数は600 字程度であった。
- 特記事項・トピックス
- ほぼ毎年のように出題されていた植物関係からの出題がなかった。 酵素の阻害について不可逆な阻害は普通学習していないので、やや教科書範囲を逸脱している。
- 合格への学習対策
基本〜標準のレベルがきちんとできれば、1 つや2 つの難問に答えられなくても十分合格点は取れる。 教科書を中心に学習し、標準レベルの問題集をきちんとマスターすること。 50〜100 字程度の論述の練習は必須である。
※当サイトコメント欄より
化学 †
問題は易しい。標準かそれ以下。
面接 †
面接官4名による個人面接5〜15分程度。バラツキあり。志望動機や以前の大学生活についてなど基本的な質問である。
面接で落とそうという意思は感じられない。
- 昔は集団面接だったが今は個人面接になった。
- 面接室のドアを係の人が開けてくれ、その際に「入室したら受験番号氏名を言ってください」と言われた。
入試結果 †
2020年 †
| センター | 個別 | 総合点 |
満点 | 650 | 800 | 1450 |
合格最高点 | 623.1 | 715.0 | 1296.2 |
合格平均点 | 576.7 | 603.4 | 1180.2 |
合格最低点 | 511.8 | 528.5 | 1122.3 |
2019年 †
| センター | 個別 | 総合点 |
満点 | 650 | 800 | 1450 |
合格最高点 | 621.9 | 711.0 | 1302.4 |
合格平均点 | 591.9 | 617.9 | 1209.8 |
合格最低点 | 562.2 | 565.5 | 1166.3 |
2017年 †
| センター | 個別 | 総合点 |
満点 | 650 | 800 | 1450 |
合格最高点 | 623.7 | 717.5 | 1317.8 |
合格平均点 | 588.6 | 625.1 | 1213.7 |
合格最低点 | 541.8 | 526.5 | 1150.2 |
2015年 †
- 合格者得点率
項目 | 総点1450中 |
最高点 | 1296.0点(89%) |
平均点 | 1170.1点(81%) |
最低点 | 1106.0点(76%) |
以上参考文献-osaka-cu.ac.jp
出身高校 †
大学生活 †
立地 †
- 1年次は杉本キャンパスと阿倍野キャンパスを使用する。
- 2年次以降は阿倍野キャンパスを使用し、天王寺駅から徒歩5分である。
- 隣に西成地区がある。
- 大学の立地は関西地区では一番良いぐらいである。全国的に見ても東京医科歯科大学に次ぐレベルである。
- 【都市型医学部】と言える。
ー最寄りは天王寺駅であり徒歩5分。難波に10分、梅田に20分。隣には大阪ミナミを代表するショッピングモール “キューズモール阿倍野”や、日本一高い高層ビルである“あべのハルカス”がある。その他にも周辺に飲食店が数多くあり、在学中に全て行くことができないぐらいの数がひしめき合っている。医学部に対して、新設医大によくみられる大学本部は市街地にあるが医学部キャンパスは田舎にある、という印象を持ってる人には、市大は衝撃的なキャンパスに見えるだろう。
- 【大阪市立大学医学部医学科の口コミ】
- 学費に関しては、大阪府による各種減免制度がある。→こちら
- 大阪府内在住受験生のための授業料減免制度動画→→大阪府立大学市立大学 授業料減免制度説明(2020/10/8)
- (例:【年収目安590万円未満世帯→全額免除。】【年収目安590万円以上800万円未満で子供2人の世帯→2/3免除】【約800万円から約910万円未満で子供2人の世帯→1/3免除】)
- ただし入学後の成績が上位1/2(真ん中以上)である事が条件であるので、入学後はくれぐれも注意を。
- 大阪市立大学医学部の特徴とは?関西で人気の公立大医学部の実態
進級 †
- 難化傾向にある。
- 進級は昔は緩かった。6年間通して10人落ちるくらい。でも今もそんなに厳しいわけじゃない。落ちてるのは勉強してないやつ、カンニングしてるやつとかレポート丸写しとかそのレベルの頭おかしいやつ。2年前に1年で15人落ちたりしたけどあれは集団でカンニングしたりして先生怒らせたから。 -- 2014-02-28 (金) 07:00:03
- 進級厳しいのは2→3で他の学年やったら人並みにしとけばパスできると思う。ただ、ここは立地はええんやけど全国的な知名度が偏差値の割に低い、関連病院が難易度の割に少ないというデメリットがある。逆に辺鄙な病院は少ないから医局入った後もど田舎に行くって可能性は他の旧帝大とかと比べたら低いけど笑 -- 在校生?[6ab8152b] 2019-02-23 (土) 23:35:37
研究&付属施設&関連病院 †
- 附属研究施設として、大阪市立大学刀根山結核研究所
がある。
- 【大阪市立大学スキルスシミュレーションセンター】
- 通称SSC。ここでは、中心静脈穿刺用のシミュレータや腹部超音波検査のトレーニングモデル、小児への気管挿管訓練用のモデルなど、多数のシミュレータ・モデルを利用して、臨床現場で必要とされる手技のトレーニングをすることができる。この施設はカリキュラムで定められた実習以外の時間でも、事前予約で利用することができ、自主的なトレーニングでスキルを向上させることが可能。学生だけでなく、付属病院のスタッフも利用して、定期的に講習会を開催している。
- これだけのシミュレータを揃えた施設を持っている国公立大学は非常に少ないという現状の中で、大阪市立大学医学部のスキルスシミュレーションセンターは貴重な環境であると言える。
- (他大学の場合)ほとんどの医学生が手技の訓練などを十分に出来ないまま卒業し、医師となる。大学によっては研究者養成という名のもとに得られる物の乏しい作業に従事させられる(これが現実)
- 本学卒医師の臨床技術レベルの高さに定評があるのは、SSCに寄るところが大きい。
大学統合 †
- 2022年に大阪府立大学と統合され、「大阪公立大学」として開学する。
- 「大阪公立大学」の英語表記「University of Osaka」を巡り、「Osaka University」の大阪大が「紛らわしい」と反発している。
- 大阪大は「海外でも定着している本学の名称と酷似し、世界に羽ばたく両大学の未来に大きな障害となる」と。
- 新キャンパスの場所(当サイトコメント欄2020年10月3日頃)


- 大阪城公園駅の東側が、新キャンパスができる場所。そして大阪城の北東には大阪ビジネスパークobtがある。
- 新しい建物なので当然ながら、図書館も学食も講義室もトイレも全て新しいキャンパス。 遅くとも2025年4月からはこの設備を使えるようになる。
- 来年4月の入学生だと、遅くとも5回生からは、使うことができるので、国試の勉強を新しい快適な図書館で行えるというどでかいメリットがある。
- 勉強する環境も遊ぶ環境も十二分に整う。ただデメリットもあって周辺家賃が高騰する。それとグラウンドとかないだろうから、体育系の部活に入るとどこか郊外のグラウンドまで移動しないとというちょっとした面倒くさはあるはず。
- まさか大学の部活のために隣の大阪城の敷地内のグラウンド使わせてもらえるとは思えないので
コメント †
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