#author("2020-08-05T02:29:27+09:00","","")
#ref(http://www.saijuken.com/gazo/akita.jpg,nowrap,秋田大学医学部,320x210)

#contents

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*概要 [#gd1872f1]
-大学
|創立|1949年|
|設置|~|
|医学部設置|1970年|
|所在地|秋田県秋田市手形学園町1-1|
|学部|国際資源学部&br;教育文化学部&br;医学部&br;理工学部|
|校舎|手形&br;本道&br;保戸野|
|[[進級>国公立医学部の進級と留年]]|かなり緩い|
|[[ス卒>ストレート卒業率]]|96.0%|
|HP|http://www.akita-u.ac.jp/|

-入試
|[[偏差値>国立医学部の偏差値]]|河合塾共通|85%|
|~|河合塾二次|65|
|~|駿台全国|61|
|>|再受験|かなり厳しい|
|>|[[定員>国公立医学部のAO・推薦率]]|124（前期55・後期24・推薦45）|
|>|編入試験|[[あり(5名):http://www.med.akita-u.ac.jp/selection-igakubu.php]]|
|>|調査書点数化|なし|
|>|過去問|#amazon(4325230068,left,秋田大学)|

-[[一般入試配点>国公立大学医学部の配点]]
|前期|共：二次|550：400|
|~|共通テスト|国100・数(2)100・理(2)200・外100・社(1)50|
|~|二次試験|数100・英100・面接200|
|BGCOLOR(#add6ff):後期|セ：二次|700：300|
|~|共通テスト|国150・数(2)150・理(2)200・外150・社(1)50|
|~|二次試験|小論文100・面接200|

-[[推薦入試>国公立医学部のAO・推薦率]]
|定員|一般20、秋田枠20、全国枠5|
|評定平均|A段階(4.3以上)|
|出身地|秋田県枠は秋田県内の中学校か高校卒業|
|浪人|秋田枠、全国枠は1浪出願可|
|科目|共通テスト、小論文、面接|

*解説 [#xf499e29]
　秋田県秋田市に位置する教育系、理科系大学である。キャンパスは3つあり、医学部は本道キャンパスを使用する。大学の源流は1878年の秋田師範学校であるが、医学部は1970年に設立された[[新設医学部]]である。
　芥川賞作家南木佳士の出身校でもある。氏の小説「医学生」によると、大学開設当時は再受験生は一定数いたようである。以前は再受験生はいっぱいいたが、最近は以前と比べて再受験生はかなり減った。ここ2016年〜2019年の4年間で22歳以上の入学者はわずか4人（いずれも20代）である。(https://portal.niad.ac.jp/ptrt/table.html 参照)


*入試の変更点 [#y12b13e9]
**2021年 [#d1c59411]
-後期20→24（一般枠20、秋田県地域枠4）
-推薦49→45（一般枠20、秋田県地域枠20、全国地域枠5）

*一般入試傾向・対策 [#d26ea526]
-前期試験の合格者平均点は85%程度であり、二次試験を高い得点でクリアする必要がある。

**英語 [#g4c81b56]
医学科のみの問題。
大問3つで、2題が長文読解で、1題が100語程度の自由英作文である。長文読解に関しては、ほとんどが選択問題である。近年は和訳、穴埋めや適語選択、内容一致問題などの記述問題は1割程度。
内容、分量からして国公立医の中で、弘前、山形と並んで最も優しい問題構成。

**数学 [#e516498e]
|時間|90分|
|配点|100点|
|大問|4|
|形式|記述|
-他学部共通問題。大問8つから3-4問指定され、それを解答する。
-他学部共通とは言っても、4問中3問は医学部のみの問題である。
-2018年から指定される大問が4問になった。
-2017年から数学Bの範囲がベクトル、数列のみとなった。
**面接 [#je833980]
|形式|個人|
|面接官|3人|
|時間|10分|
|配点|200/400|

-面接官3人による個人面接10分程度。基本的質問事項と医療ニュースについて。
-合格者の中には県外多浪生もいるが、面接200点は大きく合否を左右する。
-配点が大きすぎる。実に二次試験の半分。個人の裁量でここまで変わってしまっていいのだろうか。
--以下の面接点0点の事例もあり、形式的な面接ではなく、本気で点差をつけに行く面接となっていた。現在ではさすがにそうした理不尽なことはないだろうが、2017年以前は平然と行われていた。
***面接0点の事例 [#cc6c6744]
秋田大医学部医学科の今年春の入試で、筆記は高得点だった女子受験生（18）が、前後期とも面接で０点で不合格になった。受験生は「結果は仕方ない」としつつ、中学時代から患った病気や高校に進学しなかったことの影響ではと気にし、「採点基準が知りたい」と訴える。大学は「総合的に判断した」と説明している。 
この受験生は秋田県在住で、中学２年の冬から、めまいや立ちくらみを起こすようになった。自律神経のバランスが崩れて血圧などが調整できなくなる「起立性調節障害」と診断された。成長期に多い病気だ。 
県内の進学校に合格したが、通学などに不安があり、進学をあきらめた。高校１年にあたる年に、高校卒業程度認定試験に合格。その頃には治療の必要もなくなり、普通に日常生活を送れるようになった。主治医の影響もあり、「医師になりたい」と志した。 
（出典：[[朝日新聞2012/12/24:http://www.asahi.com/national/update/1224/TKY201212230769.html]])

*推薦入試 [#zff128f8]
推薦入試では�気鉢兇�あるが、医学科ではセンター試験を課す�兇里曚Δ鰺�用する。

*入試結果 [#i68f132e]
**合格者得点 [#c704695e]
|年|期|試験|最高点|最低点|平均点|
|2020|前期|センター550|492.50|446.40|470.00|
|~|~|二次400|364.00|306.00|330.85|
|~|~|総合950|840.30|779.00|800.85|
|~|後期|センター700|651.00|573.20|613.18|
|~|~|二次300|269.00|229.00|248.50|
|~|~|総合1000|902.00|840.15|861.68|
|2019|前期|センター550| 501.30|425.90|468.77|
|~|~|二次400|368.00|303.00|334.02|
|~|~|総合950|843.50|779.30|802.79|
|~|後期|センター700|640.40|586.00|617.01|
|~|~|二次300|280.00|240.00|255.48|
|~|~|総合1000|895.35|861.25|872.49|

-前期でのセンター試験最低点は77%。
-2次試験は最低75%であり、80%でも平均点以下である。極めて高い点数の勝負となる。
-センター試験と同じぐらいの得点率が2次試験でも欲しい。
-2020年度、センター試験の標準偏差は28.88に対して、個別試験は前期10.87、後期9.30であり、個別試験のばらつきは非常に小さい。
出典：https://www.akita-u.ac.jp/honbu/exam/ex_block.html


*大学生活 [#w8c4257a]
**立地 [#xd5dfb1e]
　駅からは遠く、徒歩なら40分ぐらい。
　教育学部や国際資源学部の拠点である手形キャンパスでは教養を学ぶ。医学部の拠点であり大学病院が隣接する本道キャンパスでは、医学の専門的な分野を学ぶ。キャンパスは離れているため、学部間の交流は少ない。学生は車通学は禁止となっており、大学近くに駐車場を借りている人が多い。

**授業 [#hd019edc]
　教養課程は1年次前期でほぼ終了となる。1年次後期から病院実習や専門課程が組み込まれている。1年生の前期は1週間のうち2日間が医学部キャンパス、3日間が一般のキャンパスで授業が行われる。

**進級 [#ja26389b]
比較的易しい。

**[[医師国家試験]] [#a6ae3fe3]
|BGCOLOR(#cccccc):大学名|BGCOLOR(#cccccc):出願者|BGCOLOR(#cccccc):受験者|BGCOLOR(#cccccc):合格者|BGCOLOR(#cccccc):合格率|BGCOLOR(#cccccc):新卒|BGCOLOR(#cccccc):合格/出願|
|114|128|128|124|96.9%|99.2%|96.9%|
|113|136|135|124|91.9%|95.1%|91.2%|
|112|145|144|132|91.7%|94.7%|91.0%|
|111|135|134|121|90.3%|93.7%|89.6%|
|110|129|128|120|93.8%||93.0%|
|109|110|109|102|93.6%||92.7%|
-進級が緩いにもかかわらず、国家試験合格率は平均以上である。
*コメント [#z7ff16f2]
**過去のコメント [#ieca3c70]
[[コメント/秋田大学医学部2015年3月以前]]
[[コメント/秋田大学医学部2015年4月〜2016年3月]]
[[コメント/秋田大学医学部2016年4月〜6月]]
[[コメント/秋田大学医学部2016年7月〜12月]]
[[コメント/秋田大学医学部2017年1月〜2月]]
[[コメント/秋田大学医学部2017年3月〜8月]]
[[コメント/秋田大学医学部2017年9月〜2018年3月]]
[[コメント/秋田大学医学部2018年度〜2019年度]]
**現在のコメント [#cdd38603]

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