#author("2021-10-24T11:20:51+09:00","","")
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*概要 [#o9c57725]
-大学
|創立|1920年|
|設置|1949年|
|医学部設置|2003年：島根大学&br;1975年：島根医科大学|
|地域|[[中国四国地方の医学部]]|
|所在地|島根県松江市西川津町1060|
|学部|法文学部&br;教育学部&br;人間科学部&br;医学部&br;総合理工学部&br;生物資源科学部|
|校舎|松江&br;出雲|
|[[進級>国公立医学部の進級と留年]]|かなり緩い|
|[[ス卒>ストレート卒業率]]|70.5%|
|分類|[[新設医科大学]]|
|HP|http://www.shimane-u.ac.jp/|

-概要
|[[偏差値>国立医学部の偏差値]]|河|共通|82%|
|~|~|二次|65.0|
|~|駿|全国|59|
|>|>|再受験|かなり寛容|
|>|>|定員|102：前期55、県内定着枠3、推薦44|
|>|>|[[編入試験:http://www.saijuken.com/gakuwiki/]]|[[あり(10人):http://www.saijuken.com/gakuwiki/index.php?%C5%E7%BA%AC%C2%E7%B3%D8%B0%E5%B3%D8%C9%F4]]|
|>|>|調査書点数化|なし|
|>|>|過去問|#amazon(4325237046,left,島根大学)|

-[[配点>国公立大学医学部の配点]]
|前期|共：二次|700：460|
|~|[[共通テスト>大学入学共通テスト]]|国200・数(2)100・理(2)200・外100・社(1)100|
|~|二次試験|数200・外200・面接60|
|BGCOLOR(#add6ff):後期|>|-|

-[[推薦入試>国公立医学部のAO・推薦率]]
|定員|一般25以内、地域10以内、緊急医師確保枠5以内|
|評定平均|一般4.3、地域・緊急医師確保枠4.1以上、|
|出身地|一部制限あり|
|浪人|地域枠・緊急医師確保枠は1浪可|
|科目|共通テスト、小論文、面接|

*解説 [#ha9020a1]
-島根県松江市に位置する国立大学である。
-6学部7研究科を有し、学部生5300名、大学院生650名が在籍する。
-2003年に旧島根医科大学と旧島根大学が統合し島根大学医学部となった。島根医科大学は1975年に設立された[[新設医科大学]]である。
-入試難易度としては、国立医学部の中では下位となる。これは[[立地>国公立医学部立地偏差値]]の関与が大きく、広島市に行くのですら2時間30分のドライブを要するレベルである。当然他県からの受験生の流入は少なく、なおかつ[[島根県の高校:http://www.saijuken.com/school/index.php?%E5%B3%B6%E6%A0%B9%E7%9C%8C%E3%81%AE%E9%AB%98%E6%A0%A1]]も低調であり、年に東大合格者が数名出るかどうかというレベルである。そのために必然的に受験者のレベルは下がる。
-共通テストの配点が高く文系科目の配点圧縮がないため、国語の得意な受験生に有利となっている。
-再受験には非常に寛容で毎年多くの再受験生が入学している。一般枠の定員が55人にも関わらず、毎年30代以上の学生が5人以上は受かっている。英数2教科型であり対策がしやすい。
-面接点が60点あるが、合格者の中でも10点〜60点と差が付くものとなっており、採点基準が不明。基本的には現役生の方が点数は高い。点数は5点刻みで付く。
-医学部キャンパスがある出雲市は雨風や雪が降る気候の為、車は必須。
-医学部キャンパスは市街地にあるのでスーパー、ショッピングモール、映画など一通りのものは揃っている。
-過去問は学年全体で共有している。

*一般入試情報 [#v6e6871c]
**英語 [#j5f749ee]
-大問5つで120分。長文3題、英作2題
-5つのうち2つが医学科専用問題である。
-大抵は下線部和訳問題と英訳問題が一つずつ専用問題となる。
-全体的に下線部和訳問題額主体である。
-1〜3は長文問題となる。そこそこ難しく問題数が多いので速読力がないと時間不足となる。
-医学科専門問題は医系単語出てくるので医療系の文章を読んで練習するべき。共通問題は難易度が低い為、特別な対策はいらない。

**数学 [#h8fb0cf5]
-大問4つ。
-難易度は標準的だが毎年1問は差がつく問題が出る。
-大問が小問に小分けされており、小問の誘導に沿って解いていく。
-島根大学の二次数学は簡単な年とそうでない年がある。
-数学がある程度できていないと差が激しくついてしまう。
-数学2の図形と方程式は毎年出題される。
-整数も対策した方がよい。
-元々は医学部専用問題があったようだが、2018年頃からは共通問題のみとなった。

**面接 [#q24a9487]
-面接官3の個人面接15分。
-5点刻みで点がつく形式。
-初日に面接カードを15分程度の時間が与えられて書く。カードの内容は志望動機、自己PR、医師を目指す理由など。
-合格者の得点は10点〜60点の幅がある。どのような基準でつけてるのかは合格者にとっても謎。
-10点より下の合格者は毎年いないが、偶然なのかそういう仕組みになってるのかは不明。
-日常会話のような対策のできない質問を意図的に組み込むことで、受験者の人間として必要なコミュニケーション能力を見ているようである。

***質問内容 [#xe1a0079]
-志望動機
-高校の校風
-高校の部活について
-部活での経験を医師になった時にどのように生かせるか
-へき地の勤務医に必要なこと
-面接シート、調査書からの質問
-あなたを入学させるメリットは？
-高校で一番心に残ったこと
-ボランティアはやったことがあるか
-将来島根に残って働く気はあるか
-私たちがあなたを入れたいと思えるような自己アピールをしてください

*入試結果 [#ka72bafc]
[[島根大学医学部の入試データ]]
**前期試験倍率 [#sef3b585]
|年度|定員|志願|受験|合格|追加|実質倍率|
|2021|58|390|332|62||5.4|
|2020|58|453|392|67|2|5.7|
|2019|62|372|327|62||5.3|
|2018|62|376|334|62|1|5.3|
|2017|62|381|330|64|3|4.9|
|2016|62|612|445|62||7.2|
|2015|62|559|458|69||6.6|
参考文献：https://www.shimane-u.ac.jp/nyushi/admission_data/acceptance_data/


**合格者得点 [#z9eb6601]
||>|>|総得点1160点|>|>|センター700点|>|>|個別試験460点|
||BGCOLOR(#CCCCCC):最高点|BGCOLOR(#CCCCCC):最低点|BGCOLOR(#CCCCCC):平均点|BGCOLOR(#CCCCCC):最高点|BGCOLOR(#CCCCCC):最低点|BGCOLOR(#CCCCCC):平均点|BGCOLOR(#CCCCCC):最高点|BGCOLOR(#CCCCCC):最低点|BGCOLOR(#CCCCCC):平均点|
|2020|965.20&br;83.2%|865.80&br;74.6%|900.66&br;77.6%|641.30&br;91.6%|553.80&br;79.1%|598.28&br;85.5%|361.00&br;78.5%|231.00&br;50.2%|302.38&br;65.7%|
|2019|1030.30&br;88.8%|870.80&br;75.1%|919.77&br;79.3%|653.20&br;93.3%|576.80&br;82.4%|605.10&br;86.4%|384.00&br;83.5%|263.00&br;57.2%|314.67&br;68.4%|
|2018|969.20&br;83.6%|879.70&br;75.8%|913.80&br;78.8%|640.30&br;91.5%|560.90&br;80.1%|598.06&br;85.4%|370.00&br;80.4%|264.00&br;57.4%|315.74&br;68.6%|
|2016|1001|916.3|940.14|649.8|569.4|607.28|368|294|332.86|
|2015|977.80|895.9|925.78|632.4|572.3|603.57|360|281|322.21|
|2014|971|877.7|912.62|630.4|563.5|596.3|378|248|316.32|
|2013|959.8|847.4|876.74|624|524.4|584.2|256|243|292.54|
|2012|956.8|864.4|892.46|644|541.9|609.48|349|225|282.98|

**年齢別入学者数 [#zdfe7415]
|年|性|18歳|19歳|20歳|21歳|22歳|23歳|24歳|25歳|26歳|27歳|28歳|29歳|30〜34歳|35〜39歳|40歳〜|計|
|2020|男|19|12|6|4|2|1|3|1|2|1|1||3|1|2|58|
|~|女|20|12|3|5|1|1||||1|||1|||44|
|2019|男|16|18|3|2|1|2|3|2|1|3|2|1|3|2||59|
|~|女|12|20|5|1|2|1|||||||2|||43|
|2018|男|18|14|3|3|3|1||2|2||||3|1|2|52|
|~|女|20|19|5|2|1||1|1|1|||||||50|
|2017|男|14|21|2|2|4||2|1|1|1|3|1|3|1||56|
|~|女|15|22|4|2|1|1|||||||||1|46|
|2016|男|17|21|4|5||2|1|2|2|2|1||5|1|1|64|
|~|女|9|15|8|1|||||1|1|1|1|1|||38|
参考文献：https://portal.niad.ac.jp/ptrt/table.html




*推薦入試 [#ida96671]
　一般推薦枠25名は、共通テスト（国100数・理は300換算で計1,000）と小論200面接200の合算1400点で合否を決定する。出願は1浪までで高校からの推薦人数に制限がない
　地域枠15名と緊急枠5名は大学入試センター試験は基準点をクリアすれば程度は問われない。小論文と面接試験により合否を決定する。地域枠は僻地出身であることが条件であり、出願前にへき地医療機関で医療福祉体験活動を行い、市町村長の面接を受ける。また、へき地医療に関する論文2000字を書く必要がある。緊急医師確保枠はへき地出身でなくとも可能だが、島根県の医療貢献する強い意志がある者としている。地域枠と同じように、地域体験と県担当者の面接を受ける。合格した場合は島根県の奨学金を受ける。



*大学生活 [#e91fe1c2]
**立地 [#t9c60927]
-大学の本部である松江キャンパスは県庁所在地の松江市にあるが、医学部のキャンパスである出雲キャンパスは松江から西に36�夘當姪甜屬�40分車で55分かかる出雲市の南の外れに位置する。
-1年次は毎週金曜日に松江キャンパスに行く。
--距離が離れているので医学科と看護学科が専用のバスに乗って移動することになる。
-出雲は車は必須。出雲キャンパスの目の前には自動車学校があるので、入学後早い時期に免許をとられることを勧める。
-県外の方は出雲に来る前に取っておけば、思いのほか快適な生活を送れる。
-県内や県外への交通機関は整っていないので、車は持っていないと厳しい。
-図書館は24時間いつでも使える

**進級 [#l6302ac3]
-1単位でも落としたら留年となる。
-大学の制度として、本試験後に試験に落ちたものを対象に再試験を行うかどうかは教員の裁量なので、再試験があるという前提で本試験を受けるのは間違いである。以前の薬理学の教授は再試験は行わない主義の方であった。
-1つの代でかつては30人以上留年を出した代もあった。
-２年から3年への進級が最も厳しい。
-それぞれの代のそれぞれの雰囲気により、留年者数に大きく変化が出る。
-2020年-2021年は、1→2年が6人留年、2→3年は13人留年。

**授業 [#h9a72a17]
-2018年度入学の学生から新しいカリキュラム編成となった。
-それまでは1年次に1科目であれば落としても2年に進級することができ、落とした科目を取り直すことが可能である仮進級制度があった。
-しかし、2018年度入学の学生から1年次に1科目でも落としたら進級ができない制度となった。
-この新しいカリキュラムの狙いは臨床実習の期間の拡大にある。
-今までのカリキュラムでは5年生から臨床実習に入った。新しいカリキュラムでは約3ヶ月程前倒しをして4年の後期から臨床実習に入る予定である。
--そのため今までは4年の12月に行われたCBTも新カリキュラムでは約3ヶ月程前倒しをして行われる予定である。
--前倒しが2018年入学以降の基礎医学、および臨床医学の授業日程をきつくした。
-従来1,2,3年の授業時間は一括して１コマ90分であったが、2019年4月から、1年生は１コマ100分、2年生は1コマ60分、3年生は1コマ90分となり、2020年4月から1年生は１コマ100分、2年生は1コマ60分、3年生は1コマ60分となった。


*コメント [#h67e4840]
**過去のコメント [#v1629acd]
[[コメント/島根大学医学部2014年12月以前]]
[[コメント/島根大学医学部2015年1月〜2月]]
[[コメント/島根大学医学部2015年3月]]
[[コメント/島根大学医学部2015年4月〜12月]]
[[コメント/島根大学医学部2016年1月A]]
[[コメント/島根大学医学部2016年1月B]]
[[コメント/島根大学医学部2016年1月C]]
[[コメント/島根大学医学部2016年2月A]]
[[コメント/島根大学医学部2016年2月B]]
[[コメント/島根大学医学部2016年2月C]]
[[コメント/島根大学医学部2016年2月D]]
[[コメント/島根大学医学部2016年2月E]]
[[コメント/島根大学医学部2016年3月A]]
[[コメント/島根大学医学部2016年3月B]]
[[コメント/島根大学医学部2016年3月C]]
[[コメント/島根大学医学部2016年4月]]
[[コメント/島根大学医学部2016年5月]]
[[コメント/島根大学医学部2016年6月〜11月]]
[[コメント/島根大学医学部2016年12月]]
[[コメント/島根大学医学部2017年1月]]
[[コメント/島根大学医学部2017年2月]]
[[コメント/島根大学医学部2017年3月〜5月]]
[[コメント/島根大学医学部2017年6月〜8月]]
[[コメント/島根大学医学部2017年9月]]
[[コメント/島根大学医学部2017年10月〜11月]]
[[コメント/島根大学医学部2017年12月〜2018年1月]]
[[コメント/島根大学医学部2018年2月]]
[[コメント/島根大学医学部2018年3月]]
[[コメント/島根大学医学部2018年4月〜12月]]
[[コメント/島根大学医学部2019年1月〜2月]]
[[コメント/島根大学医学部2019年3月]]
[[コメント/島根大学医学部2019年4月]]
[[コメント/島根大学医学部2019年5月〜7月]]
[[コメント/島根大学医学部2019年8月〜9月]]
[[コメント/島根大学医学部2019年10月]]
[[コメント/島根大学医学部2019年11月]]
[[コメント/島根大学医学部2019年12月]]
[[コメント/島根大学医学部2020年1月]]
[[コメント/島根大学医学部2020年2月]]
[[コメント/島根大学医学部2020年3月]]
[[コメント/島根大学医学部2020年4月〜12月]]
[[コメント/島根大学医学部2021年1月〜2月]]
[[コメント/島根大学医学部2021年3月]]
[[コメント/島根大学医学部2021年4月〜9月]]
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