富山大学医学部 の変更点

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#author("2024-04-06T14:00:20+09:00","","")
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#ref(http://www.saijuken.com/gazo/toyama.jpg,nowrap,富山大学医学部,300x200)
#contents


*概要 [#xb924404]
-大学
|~創立|1873年|
|~設置|1949年|
|~医学部設置|2005年：富山医科薬科大学と統合|
|~地域別|[[北信越地方の医学部]]|
|~所在地|富山県富山市五福3190|
|~学部|人文学部&br;人間発達科学部&br;経済学部&br;理学部&br;医学部&br;薬学部&br;工学部&br;芸術文化学部&br;都市デザイン学部|
|~校舎|五福（富山市五福）&br;杉谷（富山市杉谷）&br;高岡（高岡市二上町）|
|~[[分類>医学部の格]]|[[新設医科大学]]|
|~[[立偏>国公立医学部立地偏差値]]|35|
|~[[進級>国公立医学部の進級と留年]]|優しい|
|~[[ス卒>ストレート卒業率]]|90.0%（2023年）&br;83.6%（2022年）&br;89.1%（2021年）|
|~[[合格率:https://www.saijuken.com/swiki/index.php?%C2%E8117%B2%F3%B0%E5%BB%D5%B9%F1%B2%C8%BB%EE%B8%B3%B9%E7%B3%CA%BE%F5%B6%B7]]|96.5%|
|~HP|https://www.u-toyama.ac.jp/|
|>|https://i.imgur.com/xery8L0.png|

-入試
|~[[偏差値>国立医学部の偏差値]]|~河|~共テ|79%|
|~|~|~二次|62.5|
|~|~駿|~全国|64|
|~|~|~共テ|66|
|>|>|~[[再受験>再受験寛容度]]|寛容|
|>|~[[定員>医学部の定員]]|~105|前期70&br;学校推薦型選抜��15&br;総合型選抜��20|
|>|>|~[[編入試験:http://www.saijuken.com/gakuwiki/]]|[[あり(5人):http://www.saijuken.com/gakuwiki/index.php?%C9%D9%BB%B3%C2%E7%B3%D8%B0%E5%B3%D8%C9%F4]]|
|>|>|~調査書点数化|あり|
|>|>|~過去問|#amazon(4325255257,left,富山大学医学部)|

-[[配点>国公立大学医学部の配点]]
|~前期|~共：二次|900：700|
|~|~共テ|国200・数(2)200・理(2)200・外200・社(1)100|
|~|~二次|数200・理200・外200・面接100|

*解説 [#rb6e750a]
-富山県富山市に位置する総合大学である。9学部9研究科を有する。
-新設医大である富山医科薬科大学が1975年に設立され、2005年に富山大学と統合されたことで富山大学医学部が誕生した。
-入試難易度としては国立医学部の中堅やや下に位置する。富山県民向けの推薦枠が非常に多いこともあり、富大医学部生の出身地は当然のごとく[[北陸地方がメインである:https://www.m3.com/lifestyle/680247]]。そのうちどのような層が受験するのかというと、上位層は隣県の金沢大学を受験し、残った層が本学を受験する。
-駿台や河合塾の偏差値データによると、ここ数年は一貫して新設医大の中では上位、旧八の下位あたりを保っている。入試そのものは共通テストと二次とのバランスの取れた配点であるのが特徴である。
-薬都富山ならではの漢方薬を学ぶ授業や部活がある。
-医学部キャンパスや病院は杉谷古墳群と呼ばれる山の上に建っている。
-立地の悪さはよく言われることであり、富山市街地からは遠く、山の上であるため通学には困難が付きまとう。
-天気は年間を通して悪い。「弁当忘れても傘忘れるな」というくらい天気が不安定で、晴天が少なく、太平洋側から来た人には厳しい環境である。

*入試の変更点 [#x2cffc71]
**2023年 [#d8c0bab5]
-特別枠の指定診療科に感染症内科と脳神経外科が加わる。「特別枠」の仕組みについては推薦入試の項を参照すること。

**2022年 [#n70c5b70]
-後期試験廃止。
-後期廃止のかわりに「総合型選抜�供廚鯑各�。これは高校卒業後2年以内までの富山出身者が対象で、卒業後は富山大学付属病院などでの初期研修の2年間も含めて3年間の臨床研修が求められる。


**2021年 [#uecb9aa8]
-2次試験の理科の配点が300点から200点に変更。これで英・数・理ともに共通テストと合わせた配点が400点ずつになり、バランスの取れた学力が求められる。

*一般入試傾向・対策 [#v0a4a980]

**英語 [#b88744ff]
|時間|90分|
|配点|200点|
|大問|2|
-難易度が非常に高く、ライティング能力が問われる試験となっている。
-大問1、大問2ともに長文問題。
-大問1は1文程度で解答する英問英答や60語の英作文。
-大問2は文章選択＋自由英作文。英作文は長文問題に組み込まれており、300語の指定である。
-大問2は文章選択＋自由英作文。英作文は長文問題に組み込まれており、250〜300語の指定である。

**数学 [#rdcc13bf]
|時間|120分|
|配点|200点|
|大問|3|
-微積を中心とした伝統的な医系数学である。
-大問3つと少なく、難易度はやや高めで点数がかなりブレやすい。
-大問の中に誘導の役割を果たす小問が設置されている。

**理科 [#t25a41be]
-他学部共通問題なのでレベルは平易であるが、3時間という試験時間の長さを考慮しても時間配分にやや苦心する問題量の多さを持つ。
-理科は結局は皆が似たような点数になるので差がつかない。
--ただし科目間の難易度の調整はされてないようで物理選択者が若干有利とされる。
---生物は特に問題量が多く、サクサク解いていけないと時間が足りなくなる。物理の大問が３問なのに対し、生物は５問もある。しかも記述問題と考察問題のせいで物理より点が取りにくい。2014年度の前期合格者は物理選択47名に対し生物選択は13名であった。


**面接・討論 [#we2dc737]
受験票送付時に「自己紹介書」が共に送付されてくる。質問事項に沿って2次試験までに記入し、2次試験1日目に回収される。下手に書いて突っ込まれるより、キチンと応対できるような事を書いた方が良い。再受験生は現役などと比べると面接で30〜40点程度は減点される。再受験生は面接40点を想定しておくと良い。最初の20分間は集団面接で1人1人に質問をしていく形式だが、経歴についてそれなりに突っ込まれる。
受験票送付時に「自己紹介書」が共に送付されてくる。質問事項に沿って2次試験までに記入し、2次試験1日目に回収される。下手に書いて突っ込まれるより、キチンと応対できるような事を書いた方が良い。再受験生は現役などと比べると面接で30〜40点程度は減点される。最初の20分間は集団面接で1人1人に質問をしていく形式だが、経歴についてそれなりに突っ込まれる。
-自己紹介書の内容についての質問
-高校時代の部活動について
-大学に入って一番にやりたいこと
-調査書について
-これまでの経歴
-あなたが入学することでどんな得があるの
-1分間時間を与えるので自己アピールをしてください

面接官は3人であり、そのうちの1人が進行役で1人は圧迫的な態度をとってくることが多い。残りの20分は議題を与えられてのグループ討論となる。この間は面接担当者は原則関わらず、話してない人に質問する程度である。調査書は面接の資料として合否判定に活用される。


*推薦入試 [#hf6362f0]
**総合型選抜�供嵒抻蓋�一般枠」 [#q69bfbfa]
定員10人
対象は富山県内の高校を卒業予定もしくは卒業後２年以内
卒業後は，富山大学附属病院で、２年間の初期研修を含む３年間の臨床研修に従事することを確約できる者
学校推薦型選抜との併願はできないが、総合型選抜�供嵒抻蓋�特別枠」との併願は可能

**総合型選抜�供嵒抻蓋�特別枠」 [#u9352b5f]
定員10人
対象は富山県内の高校を卒業予定もしくは卒業後２年以内
学校推薦型選抜との併願はできないが、総合型選抜�供嵒抻蓋�一般枠」との併願は可能
合格した場合は「富山県地域医療確保修学資金貸与制度」を受給し、卒後は県の指示に基づき医師不足の公的病院での臨床に従事する

**学校推薦型選抜�供崔楼莽函� [#u5c083ca]
定員15人
対象は富山県内の高校を卒業予定の現役生のみ
他の推薦枠との併願はできない
卒業後は，富山大学附属病院で、２年間の初期研修を含む３年間の臨床研修に従事することを確約できる者

*入試結果 [#le94ab34]
&ref(http://www.saijuken.com/gazo/toyama1.png,zoom,800x450);
参考文献：https://www.u-toyama.ac.jp/admission/undergraduate-exam/info/

**志願状況 [#v7a860a7]
-前期
|~年|~募集|~志願|~受験|~合格|~志願倍率|~受験倍率|h
|2023|70|421|273|74|5.7|3.7|
|2022|~|218|167|73|3.0|2.3|
|2021|60|214|158|64|3.6|2.5|
|2020|~|244|200|60|4.1|3.3|
|2019|~|329|274|63|5.5|4.3|
|2018|~|310|249|61|5.2|4.1|


-後期
|年|募集|志願|受験|合格|志願倍率|実質倍率|入学|
|2021|20|378|150|22|18.9|6.8|20|
|2020|~|301|114|21|15.1|5.4|20|
|2019|~|326|133|21|16.3|6.3|20|
|2018|~|331|130|30|16.6|4.3|25|

**合格者得点 [#l732ad20]
|~年|>|>|>|>|>|>|~総合点|>|>|>|>|>|>|~セ/共テ|>|>|>|>|>|>|~個別試験|h
|~|~配点|>|~最高|>|~平均|>|~最低|~配点|>|~最高|>|~平均|>|~最低|~配点|>|~最高|>|~平均|>|~最低|h
|~|~|~点|~%|~点|~%|~点|~%|~|~点|~%|~点|~%|~点|~%|~|~点|~%|~点|~%|~点|~%|h
|2023|1600|1287.6|80.5%|1164.1|%|1117.9|69.9%|900|781.6|86.8%|727.9|%|679.4|75.5%|700|531.0|75.9%|436.2|%|372.7|53.2%|
|2022|1600|1273.6|%|1111.9|%|1031.6|%|900|784.4|87.1%|687.9|%|607.8|67.5%|700|533.2|76.2%|424.0|%|341.3|48.8%|
|2021|1600|1302.2|81.4%|1160|72.5%|1095.1|68.4%|900|812.4|90.3%|752.3|83.6%|681.2|75.7%|700|559|79.9%|408|58.3%|300.5|42.9%|
|2020|1700|1515.7|89.2%|1307.4|76.9%|1246.1|73.3%|900|845.8|94.0%|763.5|84.8%|688.8|76.5%|800|670|83.7%|544|68.0%|472.5|59.1%|
|2019|1700|1442|84.8%|1312.7|77.2%|1263|74.3%|900|826.2|91.8%|776.9|86.3%|735.4|81.7%|800|632|79.0%|536|67.0%|480|60.0%|
|2018|1700|1392.3|81.9%|1272.3|74.8%|1208.1|71.1%|900|824.6|91.6%|774.6|86.1%|702.2|78.0%|800|604|75.4%|498|62.2%|437.9|54.7%|
|2017|1700|1461|85.9%|1347.9|79.3%|1295.5|76.2%|900|835.6|92.8%|782.8|87.0%|742.4|82.5%|800|684|85.6%|565|70.6%|496.9|62.1%|

※2021年より二次理科300→200に配点変更

**年齢別入学者数 [#kea7d537]
|年|性|18歳|19歳|20歳|21歳|22歳|23歳|24歳|25歳|26歳|27歳|28歳|29歳|30〜34歳|35歳〜|計|
|2023|男|14|29|12|3||||||1|||2||62|
|~|女|20|19|3|1||1|||||||||44|
|2022|男|28|19|7|1||1||1|||||||57|
|~|女|25|15|6|||1|||||||1||49|
|2021|男|21|31|3|3|1|1||1|1||1||1||64|
|~|女|16|18|5|||||||1|1||||41|
|2020|男|22|15|8|2||1|2||||||3|1|54|
|~|女|23|17|2|4|1|1|1||1|||||1|51|
|2019|男|20|25|14|2||1|1||2|1|||||68|
|~|女|8|18|10|||1|||||||||37|
|2018|男|22|25|5|2|4||3|1||1|||||64|
|~|女|11|16|7|3|1|||1|||||||41|
|2017|男|16|30|10|6|5|2|1|1|2||1|1||1|78|
|~|女|5|13|7|1||||||1|||||27|
|2016|男|19|23|17|7||2|3|1|1|1|||||75|
|~|女|8|10|9||2||||||||||30|

参考文献：[[こちら:https://portal.niad.ac.jp/ptrt/table.html]]

 
*大学生活 [#i24d8642]
**立地 [#ua8cf642]
-富山大学のキャンパスは、五福キャンパス、杉谷キャンパス、高岡キャンパスが存在するが、医薬系の杉谷キャンパスは山の上に位置しており、全国屈指の不便な立地である。一方で、一般学部の五福キャンパスは比較的市街地に位置しており、北陸地方の大学の中でも便利な場所である。
-皆が口をそろえて「不便」「最悪」「山の上にある」「ヤバイ」と言う。
-キャンパスは大学病院に併設されており、市街地からは遠く離れている。山の上にあるため、キャンパスの近くに住んでも毎日坂を上らなければいけない。
-徒歩圏内で買い物などをすますことは難しいため、生活には車が必要であり、駐車場を借りて通学することとなる。
-最も近いコンビニで大学から1.5�辧�スーパーは4km。
-富山駅からはバスで40分（460円）。
-1年次の教養教育は実習以外は全て五福キャンパスで行われる。
　
**設備 [#c2333ae7]
-附属病院の売店はちょっと値段が高い(普通のローソン)。1〜3年の間は講義棟に近い厚生棟の本屋や生協を利用することが多いと思う。4〜6年になると病院に近くなる（病院実習など）ので、しぶしぶ病院売店(ローソン)を使う。
-図書館は24時間使用可能である。

*[[医師国家試験]] [#kf9f1b79]
|年|回|6年生|出願|受験|合格|合格率|新卒合格率|合格/出願|
|2022|116|104|109|109|98|89.9%|94.2%|89.9%|
|2021|115|107|114|112|107|95.5%|97.2%|93.9%|
|2020|114||121|118|112|94.9%|96.3%|92.6%|
|2019|113||127|126|115|91.3%|95.7%|90.6%|
|2018|112||116|113|101|89.4%|93.2%|87.1%|
|2017|111||130|124|115|92.7%|95.7%|88.5%|
|2016|110||118|114|104|91.2%||88.1%|
|2015|109||125|122|111|91.0%||88.9%|
|2014|108||102|100|85|85.0%||83.3%|
-国立大学として特に指摘することのない成績を維持している。
-卒業の締め付けも厳しくない。


*コメント[#a6c72f11]
**過去のコメント [#m0a5e763]
[[コメント/富山大学医学部2014年12月以前]]
[[コメント/富山大学医学部2015年1月〜2月]]
[[コメント/富山大学医学部2015年3月A]]
[[コメント/富山大学医学部2015年3月B]]
[[コメント/富山大学医学部2015年3月C]]
[[コメント/富山大学医学部2015年4月〜2016年1月]]
[[コメント/富山大学医学部2016年2月〜4月]]
[[コメント/富山大学医学部2016年7月〜12月]]
[[コメント/富山大学医学部2017年1月]]
[[コメント/富山大学医学部2017年2月]]
[[コメント/富山大学医学部2017年3月〜4月]]
[[コメント/富山大学医学部2017年5月〜12月]]
[[コメント/富山大学医学部2018年]]
[[コメント/富山大学医学部2019年]]
[[コメント/富山大学医学部2020年1月〜2021年3月]]
[[コメント/富山大学医学部2022年度]]

**現在のコメント [#pa3ec389]
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