前期 | 共通テ | 650 | 国150・数(2)150・理(2)150・外150・社(1)50 |
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二次 | 660 | 数200・理(2)200・外200・面接60 |
定員 | A枠新卒25、A枠既卒10、B枠15 |
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評定平均 | 基準なし |
出身地 | 制限あり |
浪人 | A枠既卒、B枠は1浪出願可 |
科目 | 共通テスト450・総合問題300・面接60 |
二次試験の問題は難易度が高く二次試験有利な大学である。英語・数学は問題が難しいうえ英語の採点が厳しいため合格者最低点は低め。
駿台・河合のボーダー偏差値は国公立ではかなり低い方だが侮れない。合格した受験生の駿台模試での毎年の平均偏差値(出典は駿台の新聞)はかなり高い。これは共通テストで得点できていても二次で得点できずに不合格となる受験生が少なからず存在していることを示唆している。駿台・河合が集計したセンター試験得点分布ではセンター試験トップ、あるいはトップクラスの複数名が不合格だった年もある。このため、市ヶ谷の大手予備校は、二次で手を抜くな、センター試験を失敗した場合でも大逆転可能だ、と両刀遣いの解説をている。つまり、トップクラスを目指していた受験生が希望校を落として流れ込むし、下剋上大逆転もあり得るということ。
共通テストのボーダーラインが国公立医学部の中では最も低い位置となっているのは二次試験で逆転可能という意味。難易度が低い医学部と思い込むと泣くことになる。実際、共通テスト・センター試験が上位であっても不合格となった事例は極めて多い。
時間 | 100分 |
配点 | 200点 |
大問 | 4(長文3、英作文1) |
総語数 | 1700字 |
500字程度の長文問題3つと英作文1つという形式が定着している。英文自体はさほど難しくないが、採点基準が厳く高得点は難しい。単科大学の割には英語教員が充実しているので徹底的な採点が可能なのかもしれない。入学後の英語教育は習熟度別にクラス分けされている。
時間 | 120分 |
配点 | 200点 |
大問 | 4(小問集合の大問を含む) |
かつては数学の難しさはトップレベルで、全問ハイレベルという時期もあったが、近年はどれかひとつの大問だけが時間内に解ききれないほどに難しいというパターンが多い。問題文が短いのがここの特徴であり、落ち着いて取捨選択し「解ける問題を解き、捨てる問題を捨てる」姿勢で臨むのがベスト。当然ながら、焦らないこと。
唯一、化学・物理は高得点が期待でき、特に物理は満点を目標にできるレベル。生物は他に比べて難しい。
面接官 | 3 |
受験生 | 1 |
時間 | 15分 |
面接のムードと点数は必ずしも一致しない。他医学部に見られる面接官の当たり外れはなさそうだ。
A枠は福島県内の高校出身の現役を対象。B枠は1浪まで出願可能であり、一部県外からの応募も受け付けている。A枠は卒後2年間の臨床研修を大学が指定する病院で行う義務がある。また、B枠は奨学金を貸与されるため、卒後に義務を果たす必要があるが県外差別がなく魅力あり。A枠とB枠の併願可能。ただしABともにセンター80%以上が合格の必須条件となっており、ほぼ毎年定員割れを起こし前期一般の定員枠に充当されてきた。しかし平成31年の入試からは文部科学省通達により推薦入試枠の空きを一般枠へ充当させることが出来なくなり、全て推薦枠で埋めた。この先、推薦入試方式が変更されるが県外者にも枠は残されている。センター試験から共通テストに変わっても80%ラインは残ってるが、共通テストで80%確保することの困難さと前記の通達によりボーダーラインは下がっているかも知れない。
参考文献:入学者選抜状況
年度 | 枠 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 | 志願倍率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2025 | 一般 | 45 | 404 | 9.0 | ||
地域 | 30 | 115 | 3.8 | |||
2024 | 一般 | 45 | 594 | 278 | 50 | 11.9 |
地域 | 30 | 129 | 33 | 3.9 | ||
2023 | 一般 | 45 | 386 | 260 | 53 | 7.9 |
地域 | 30 | 109 | 31 | 3.6 | ||
2022 | 一般 | 45 | 277 | 278 | 53 | 6.2 |
地域 | 30 | 109 | 31 | 3.6 | ||
2021 | 一般 | 50 | 310 | 287 | 57 | 6.2 |
地域 | 30 | 120 | 34 | 4 | ||
2020 | 一般 | 50 | 193 | 207 | 53 | 3.6 |
地域 | 30 | 77 | 36 | 2.1 | ||
2019 | 一般 | 42 | 298 | 306 | 45 | 6.6 |
地域 | 25 | 156 | 28 | 5.6 | ||
2018 | 一般 | 42 | 222 | 265 | 49 | 4.1 |
地域 | 25 | 89 | 27 | |||
2017 | 一般 | 42 | 344 | 320 | 8.2 | |
地域 | 25 | 122 | 25 | 4.9 | ||
2016 | 一般 | 47 | 324 | 306 | 58 | 6.9 |
地域 | 20 | 100 | 20 | 5 | ||
2015 | 一般 | 47 | 335 | 316 | 58 | 7.1 |
地域 | 20 | 145 | 21 | 7.3 | ||
2014 | 一般 | 47 | 346 | 314 | 53 | 7.4 |
地域 | 20 | 158 | 21 | 7.9 | ||
2013 | 67 | 436 | 308 | 74 | 6.5 | |
2012 | 62 | 542 | 295 | 67 | 8.7 |
年度 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 | 志願倍率 |
---|---|---|---|---|---|
2019 | 23 | 519 | 85 | 25 | 20.8 |
2018 | |||||
2017 | 23 | 421 | 85 | 23 | 18.3 |
2016 | 23 | 512 | 75 | 24 | 22.3 |
2015 | 23 | 604 | 76 | 23 | 26.3 |
2014 | 23 | 590 | 94 | 24 | 25.7 |
2013 | 23 | 305 | 94 | 23 | 13.3 |
2012 | 23 | 481 | 94 | 23 | 20.9 |
年度 | 前期 | 推薦 |
---|---|---|
2023 | 895.3点(68.3%) | 500.3点(61.8%) |
2022 | 833.8点(63.6%) | 430.0点(53.1%) |
2021 | 845.7点(64.6%) | 563.8点(69.6%) |
2020 | 843.2点(64.4%) | 551.9点(68.1%) |
2019 | 910.6点(69.5%) | 538.9点(66.5%) |
2018 | 861.7点(65.8%) | 521.7点(64.4%) |
2017 | 912.2点(69.6%) | 486.5点(60.1%) |
2016 | 886.7点(67.7%) | 510.5点(63.0%) |
2015 | 872.3点(66.6%) | 495.3点(61.1%) |
年 | 性 | 年齢 | 計 | ||||||||||||||
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18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30〜34 | 35〜39 | 40〜44 | |||
2023 | 男 | 43 | 29 | 5 | 3 | 1 | 1 | 82 | |||||||||
女 | 26 | 17 | 3 | 2 | 48 | ||||||||||||
2022 | 男 | 46 | 29 | 8 | 2 | 1 | 86 | ||||||||||
女 | 25 | 14 | 5 | 44 | |||||||||||||
2021 | 男 | 41 | 36 | 7 | 1 | 1 | 1 | 87 | |||||||||
女 | 24 | 14 | 4 | 1 | 43 | ||||||||||||
2020 | 男 | 39 | 28 | 13 | 4 | 1 | 1 | 86 | |||||||||
女 | 16 | 17 | 7 | 1 | 1 | 1 | 43 | ||||||||||
2019 | 男 | 40 | 27 | 10 | 3 | 5 | 3 | 1 | 1 | 90 | |||||||
女 | 21 | 11 | 2 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 40 | ||||||||
2018 | 男 | 39 | 32 | 8 | 3 | 3 | 1 | 1 | 87 | ||||||||
女 | 19 | 14 | 7 | 3 | 43 | ||||||||||||
2017 | 男 | 34 | 33 | 14 | 3 | 1 | 3 | 88 | |||||||||
女 | 13 | 12 | 11 | 4 | 1 | 1 | 42 | ||||||||||
2016 | 男 | 20 | 37 | 16 | 3 | 2 | 1 | 1 | 2 | 82 | |||||||
女 | 23 | 16 | 5 | 2 | 1 | 1 | 48 |
福島駅からバスで30分のところにあり、大学発福島駅行き終バスの発車時刻が早いことから専門課程が始まってからは車が必需品となる。しかし、1年生は自動車通学は一切禁止である。2年生は自動車通学可能だが、医大の周囲に点在する民間駐車場を各自で確保する必要がある。相場は月3,000円程度。クラブ活動で遅くなった1、2年生は先輩の車で送ってもらうことが多い。
3年生からは学校敷地内の駐車場を貸与される。ただし駐車場所に指定はなく駐車マスの数も不足がちなので、曜日によっては遅刻すると満車で停められない場合もある。後期期末試験の時期(2月)には降雪による大渋滞で苦労する学生が多い。
ちなみに、1980年代までは福島駅前にキャンパスが位置していたが、その後山奥の光が丘に移転した。光が丘は本学しかないが、隣接するニュータウンの蓬莱団地にはそこそこ施設が揃っている。
福島から東京へは、新幹線で1時間半ほど。
アパートは南福島駅周辺かバイパス沿いの黒岩が便利であるが、朝の通勤時刻は右折によりバイパスに合流することは至難の業というか危険。遠回りでも車の流れを考慮した通学経路を選ぶとストレス緩和になる。
福島交通バス路線は旧道経由(南福島駅)とバイパス経由(黒岩)の2系統あるが、雨の日の朝は旧道経由便の遅延が目立つので、便数も多いバイパス沿いがお薦めである。黒岩付近は夜遅くまで買い物に便利だし、食べ物屋チェーン店はほぼ揃っている。地元の大手ホームセンター、ニトリ、大型スポーツ用品店もある。ただ、大型電気店は少しだけ離れているが車があれば問題なし。
金谷川駅付近にアパートは多いが、学内で3食食べられる福島大学生向け。金谷川からのバスは朝夕各1便あるのみ。アシスト自転車なら金谷川駅から通えないことはないが、雪が降ると寒い中を歩くしかなくなる。また、金谷川での買い物は不便(コンビニ以外の店がない)やはり南福島、特に黒岩あたりがお薦め。
大学HPの受験生向けページの中にアパート斡旋のページがあり、合格通知と一緒に閲覧用パスワードが送付される。医大生向けに限らず一般向けも混じっているが近年物件数は増えている。合格したら、まずアパート斡旋のページで雰囲気を確認してから福島に向かうと良い。
合格してから意気揚々と福島に乗り込んだ時点でめぼしいアパートは残っていない。とりあえずは狭くてもバス通学を考慮して南福島付近に居を構えておき、翌春に退去する6年生の後釜を狙う方法がある。どうしてもというなら、合格を信じて面接終了後に金谷川駅前にある福島大学学生向けの不動産屋に向かう手がある。自動車教習所は医大の北と南の2か所にある。
国試合格率が抜きんでていた頃は進級は緩いとされていた。近年のストレート卒業率は70%程度と低下気味となっている。4年生のCBT平均得点が下がってきたことが進級判定の厳しさに影響しているかは不明。再試験無しの一発留年あり。ストレート卒業率と国試合格率は真逆の関係という経験式が当学でも成立している。
全国でも有数の女性の多い医学部である。2017年度の1年生は男性91人、女性43人であった(留年者含む)。4年生に至っては、男性77人、女性48人であった。女子サッカー部など女性だけの運動部も盛ん。宣誓はアルファベット順の最初に当たる入学生が行っており、近年は女性の宣誓者が多い。
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