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概要 †
- 入試
偏差値 | 河 | 共テ | 83% |
二次 | 67.5 |
駿 | 全国 | 67 |
共テ | 68 |
再受験 | 寛容 |
定員 | 107 | 前期100、推薦7 |
編入試験 | なし |
調査書 | 点数化なし |
過去問 |
|
- 配点
前期 | 共:二次 | 450:600 |
共通テスト | 国100・数(2)100・理(2)100・外100・社(1)50 |
二次試験 | 数200、理(2)200、外200、面接、小論文 |
後期 | なし |
- 推薦入試
定員 | 7 |
評定平均 | 4.3 |
出身地 | 制限あり |
浪人 | 4浪可 |
科目 | 共通テスト、面接、小論文 |
解説 †
- ユネスコ世界遺産都市・京都市の中心部に位置する国内で有数の長い歴史を持つ伝統のある単科医大である。その起源は1872年の粟田口青蓮院内の仮療病院にまで遡る。
- 旧六医科大学と同レベルの格を有する。
- 京都府下で多くの関連病院を抱えており、府下の勢力は京都大学医学部にも勝るとも言われている。隣県の関連病院も多い。京都府下での医局の地盤が強固なため、将来京都で開業医をしたいという層に非常に人気がある。
- ただし京大や阪大などと違い大規模な関連病院は多くないためその点は注意が必要である。(下記、進路状況参照)
- 現役・一浪専有率が高めだが、面接点数化が廃止されてからは多浪・再受験組が増えた。特に鴨川を挟んで目と鼻の先にある京都大学の理系学部卒の再受験組が多い。学年によっては浪人生や再受験生が非常に多い学年もある。
- 募集形態はほとんど一般入試、それも前期試験(100名)でまとめて募集する学力重視の傾向となっている。推薦入試もおこなってはいるが、定員は7名と少ない。問題難易度も高く、高学力の者が合格する試験である。
附属病院 †
- 京都府立医科大学附属病院(京都府京都市上京区)
- 京都府立医科大学附属北部医療センター(京都府与謝郡)
入試の変更点 †
2021年 †
- 前期試験、学校推薦型入試において、小論文が追加された。
一般入試傾向・対策 †
- 2009年入試より前期100名一括募集となった。難問を解くタイプの入試となっている。
- 2次試験は全科目、難易度が高い。
- 合格者最低点は700点弱となることが多い。
- 共通テスト382.5/450点、二次試験350/600点を目標としたい。これぐらいが平均点である。つまり、二次試験は6割弱を目標としたい。
- 難問が出題されるがゆえ、見方によっては、究極の二次型とも言える。
英語 †
- 大問4つ120分。長文問題2題、空欄補充1題、英作文1題となる。問題文、設問全て英語となる。
- 正誤判定では、正誤以外に文章中に記載がない「N」という選択もあり、難易度の上昇に寄与している。自由英-作文は150語の設定であり、全国でも最長の部類に入る。英文量は多く、120分でもスピードを落とすと時間が足りなくなる。関西の国公立医学部では質・量ともに最難である。
- TFN問題は細かいところも注意して読む!京都府立医科大学の英語!徹底解説YouTube
数学 †
- 大問4つ120分。
- 単科医大特有の計算過程が複雑な問題が多い。空間図形が頻出である。数学�からの出題がメインとなる。解答スペースも広くないので、計算過程を簡潔にまとめる能力も求められる。
- 2016年試験の大問1においてデータと分析が出題された。これは、出題者の専門が統計であるから出しやすかったのかもしれない。
理科 †
- 化学は日本全国でも有数の難しさ。物理も難化傾向。
- 生物も高度な思考力が問われる問題が多い。化学や物理に比べれば平易。
- 『生物 過去問解析』
- 単科医大であるため、出題分野に大きな偏りが見られる
過去問(大学提供) †
面接 †
- 面接は面接官3名対受験生1名の形式で、約10分。出願順に2日目の午前から割り当てられる。
- 医師及び医学研究者となるにふさわしい資質、適性を欠くと判断されれば、共通テスト及び2次学力試験の成績にかかわらず不合格とする。
- スーツあるいは制服。
- 一次面接で通過しない場合は二次面接を受けることになる。二次面接では、面接官は学長を中央に、5名対受験生1人の形式。
- 一次面接ではっきりと受け答えできていれば、二次面接に進むことはそうない。
- また、もし二次面接に行っても、合格している人はいるので、安心してほしい。
過去の一次面接の質問例
- 試験の出来はどうだったか。
- 尊厳死について、医師ならばどのように対応するか。
- 看護師ではなく医師を目指した理由。
推薦入試 †
推薦枠は7名。共通テストが765/900(85%)未満だと応募できない。京都府地域医療確保奨学金(15万円/月)を受けることと、大学卒業後の9年間、京都府が指定する医療機関での勤務or研修をすることが条件である。
入試結果 †
参考文献:京都府立医科大学
志願状況 †
- 前期
年度 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 | 志願倍率 | 実質倍率 |
---|
2023 | 100 | 352 | 281 | 101 | 3.5 | 2.8 |
2022 | 100 | 287 | 265 | 102 | 2.8 | 2.6 |
2021 | 100 | 277 | 256 | 100 | 2.8 | 2.6 |
2020 | 100 | 249 | 225 | 101 | 2.5 | 2.2 |
2019 | 100 | 301 | 278 | 100 | 3.0 | 2.8 |
2018 | 100 | 288 | 270 | 100 | 2.9 | 2.7 |
2017 | 100 | 301 | 286 | 100 | 3.0 | 2.9 |
2016 | 100 | 320 | 302 | 100 | 3.2 | 3.0 |
2015 | 100 | 352 | 325 | 100 | 3.5 | 3.3 |
2014 | 100 | 414 | 375 | 101 | 4.1 | 3.7 |
2013 | 100 | 397 | 368 | 101 | 4.0 | 3.6 |
2012 | 100 | 431 | 381 | 100 | 4.3 | 3.8 |
- 推薦
年度 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 | 志願 | 実質 |
---|
2023 | | | | | | |
2022 | 7 | 16 | 16 | 7 | 2.3倍 | 2.3倍 |
2021 | 7 | 11 | 11 | 7 | 1.6倍 | 1.6倍 |
2020 | 7 | 13 | 13 | 7 | 1.9倍 | 1.9倍 |
2019 | 7 | 20 | 20 | 7 | 2.9倍 | 2.9倍 |
2018 | 7 | 21 | 21 | 7 | 3.0倍 | 3.0倍 |
2017 | 7 | 27 | 27 | 7 | 3.9倍 | 3.9倍 |
2016 | 7 | 29 | 29 | 7 | 4.1倍 | 4.1倍 |
2015 | 7 | 22 | 21 | 7 | 3.1倍 | 3.0倍 |
2014 | 7 | 22 | 22 | 7 | 3.1倍 | 3.1倍 |
2013 | 7 | 26 | 26 | 7 | 3.7倍 | 3.7倍 |
2012 | 7 | 25 | 25 | 7 | 3.6倍 | 3.6倍 |
合格者得点 †
- 一般前期
年度 | 配点 | 最高 | 最低 | 平均 |
---|
点 | % | 点 | % | 点 | % |
---|
2023 | 1050 | 849.5 | 80.9% | 682.5 | 65.0% | 734.2 | 69.9% |
2022 | 1050 | 808.5 | 77.0% | 616.5 | 58.7% | 669.8 | 63.8% |
2021 | 1050 | 849.5 | 80.9% | 670.5 | 63.9% | 725.6 | 69.1% |
2020 | 1050 | 864 | 82.3% | 657.3 | 62.6% | 741.5 | 70.6% |
2019 | 1050 | 837.8 | 79.8% | 669.6 | 63.8% | 719.4 | 68.5% |
2018 | 1050 | 882.6 | 84.1% | 690 | 65.7% | 742.6 | 70.7% |
2017 | 1050 | 846.7 | 80.6% | 713.9 | 68.0% | 750.7 | 71.5% |
2016 | 1050 | 821.7 | 78.3% | 686.7 | 65.4% | 723.1 | 68.9% |
- 歴代の最低点から判断すると、700-720点/1050点あれば安心。
- 共通テストの得点がボーダー前後(87-89%程度:2次換算で390-400点程度)であれば、2次試験では600点中300-330点(50-55%)取ればいい。共通テストが悪くても(84-85%程度)、2次で挽回可能ではある。
- 各科目の目標点としては、年度によって難易度に差はあるが
数学 30-40%(1完+部分点)
英語 55-65%
理科 60-70%
くらいあると安心できるだろう。いずれかの科目がこれらより低い場合は、他の科目で大きく挽回しないといけない。
- 数学が難しいだけに、英語と理科で勝負が決まる。どちらもまずは6割を目指してほしい。数学は、小問が細かく設定されているので、完答を狙うよりも、細かく部分点を取りに行くhit and away方式がよい。完答が0問でも合格している人は多い。一方、数学が難しいことを逆手にとり、数学で3完以上して合格する人も学年に1人、2人はいるが、これはレアケース。
- 追記:2017年度は数字が易化した影響で、最低点が700点を超えた。要確認。
年齢別入学者数 †
年 | 性 | 年齢 | 計 |
---|
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30〜34 | 35〜39 | 40〜44 |
---|
2023 | 男 | 37 | 25 | 4 | | | 1 | | | | | | | | | | 67 |
女 | 27 | 10 | 3 | | | | | | | | | | | | | 40 |
2022 | 男 | 41 | 15 | 4 | | | 1 | | | | | | 1 | | | 1 | 63 |
女 | 22 | 16 | 4 | 1 | | 1 | | | | | | | | | | 44 |
2021 | 男 | 43 | 22 | 6 | 2 | 1 | 1 | | | | | | | | | | 75 |
女 | 16 | 8 | 5 | 2 | | | 1 | | | | | | | | | 32 |
2020 | 男 | 42 | 23 | 7 | 2 | 1 | 1 | | | 1 | | | | | 1 | | 78 |
女 | 18 | 6 | 2 | 2 | 1 | | | | | | | | | | | 29 |
2019 | 男 | 30 | 33 | 4 | 4 | 1 | 1 | | | | | | 1 | 1 | | | 75 |
女 | 19 | 11 | 1 | 1 | | | | | | | | | | | | 32 |
2018 | 男 | 37 | 31 | 5 | 2 | | | 1 | 2 | 1 | | | | | | | 79 |
女 | 12 | 10 | 2 | 1 | 2 | | 1 | | | | | | | | | 28 |
大学生活 †
進級🈴 †
- 全国の医学部の中では、標準的な難易度。
- 理不尽な留年、再受験生への差別もきいたことがない。
- きちんと努力して、試験の点数を取る人を正当に評価している印象がある。
- 一般教養を学ぶ1年生では、よほど出席回数が足りない人を除けば、留年しないとされる。
- 留年した場合は当該学年の全単位を取り直す必要がある。
- 基礎医学を学ぶ2、3年生から次の学年への進級が厳しく、それぞれ5-9人程度落とされる。
- 臨床医学を学ぶ4年生では、5年生への進級要件にCBT・OSCEの合格が含まれる。CBT留年は毎年2-3人。
- 卒業要件には、卒業試験に合格することが含まれているが、卒試に合格できず卒業できない人はいない。
- 国試合格率を上げるために卒試でふるいにかける、ということもいまのところ無いようだ。
- 追記: 2017年2月の学内向け教育会議で、これまで各診療科別であった卒業試験を、2日間の統合試験化するとの発表。いつからの導入かは現時点で分からず、詳細は不明。
- 大学にはトータル最大10年間、また各学年に最大3年間まで在籍できる。
- 1学年を3回以上留年する、あるいは大学の在籍期間が10年を超えるとなった時点で、除籍処分となる。
- 京都府立医科大学概要
- 「学生定員及び現員」より、2016年〜2018年入学者のストレート卒業率が推定できる。
- 1→3年生に2年間で到達出来なかった人数は、「16年入学者は7名、17年入学者は6名、18年入学者は10名」と判る。
- 3年生→卒業までに5名程度留年する。
- この2つを合計すると6年間で卒業できない人数は、11〜15名。
- 入学者107名中、ストレートで卒業できるのは、92〜96名の計算。率にすると、86.0%〜89.7
%。
進路状況 †
京都府 | 59.4% |
滋賀県 | 9.9% |
大阪府 | 9.9% |
兵庫県 | 4.0% |
奈良県 | 4.0% |
東京都 | 4.0% |
その他 | 8.8% |
口コミ †
参考 †
コメント †
過去のコメント †
コメント/京都府立医科大学2014年12月以前
コメント/京都府立医科大学2015年1月〜3月
コメント/京都府立医科大学2015年4月〜2016年3月
コメント/京都府立医科大学2016年4月〜12月
コメント/京都府立医科大学2017年1月〜2月
コメント/京都府立医科大学2017年3月〜4月
コメント/京都府立医科大学2017年5月〜6月
コメント/京都府立医科大学2017年6月〜11月
コメント/京都府立医科大学2017年12月〜2018年3月
コメント/京都府立医科大学2019年度〜2020年度
コメント/京都府立医科大学2021年度
コメント/京都府立医科大学2022年4月〜12月
コメント/京都府立医科大学2023年1月〜3月
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