概要 †
- 入試
偏差値 | 河 | 共テ | 前期86%、後期89% |
---|
二次 | 前期67.5、後期72.5 |
---|
駿 | 全国 | 前期68、後期71 |
---|
共テ | 前期69、後期71 |
---|
再受験 | 厳しい |
---|
定員 | 117 | 前期102(一般枠82・地域枠20) 後期15(一般枠15・地域枠0) |
---|
編入試験 | なし |
---|
調査書点数化 | なし |
---|
過去問 |
|
---|
- 配点
前期 | 共通:二次 | 450:1000 |
---|
共テ | 国100・数(2)100・理(2)100・外100・社(1)50 |
二次試験 | 数300・理(2)300・外300・面接100 |
後期 | 共通:二次 | 450:1000 |
---|
共テ | 国100・数(2)100・理(2)100・外100・社(1)50 |
二次試験 | 数300・理(2)300・外300・面接100 |
解説 †
- 人口98万人の政令指定都市;千葉県千葉市に位置する総合大学であり、医学部、薬学部、看護学部を有する。10学部を有する中で半分以上が理系学部となる。非医学部を含めた大学としての地位は首都圏の中堅上位である。
- 一方で、医学部としての地位は大学全体の地位よりも遥かに高く、地方旧帝国大学医学部並みである。その理由としては旧六医科大学であることに加え、首都圏の医学部序列構造が非常に疎であることが上げられる。非医学部と同様に医学部でも東大を頂点とするが、東大と本学との間には東京医科歯科大学が位置するだけで、他に選択肢となる大学はない。私立医学部は多くあるものの、非医学部と異なり学費の関係で同列には語れず、難易度も慶應以外は相手にならない。結果的に、東大、医科歯科断念組で構成される受験集団のレベルは相当に高くなり、難易度は名古屋大学医学部、九州大学医学部などの旧帝国大学に次ぐか同等程度。---(国立医学部の偏差値)
- 旧六の伝統を持つが、その中でも最上格とされている。理由としては、受験難易度に加えてその伝統にある。1878年の千葉町共立病院を起源とし、東京大学理科稽の前身でもある第一高等学校医学部(ナンバースクール)から千葉医科大学として昇格(1923)した、非の打ち所がない名門校であるためだ。
- 医療系学部は亥鼻(いのはな)キャンパスを使用する。非医学部の本キャンパスは西千葉駅近くの住宅街であるが、亥鼻キャンパスはそこより東方の本千葉駅より北方、やや遠いところに位置している。東京から離れる分だけ不便さは亥鼻の方が上である。
- 90年代半ばまでは22歳以上の再受験組が2割を占める再受験天国だったが、その後、方針転換され、面接点が300点になり、高齢の受験生が激減した。近年は面接点は100点へと下がった。5年前には婦女暴行事件で複数の退学者が出たことがある。
- 老朽化された校舎が目に付いていたが、2021年4月に医学部教育等が新築され、抜群の環境で勉学にいそしむことができるようになった(参考)。
- 研究面に関して、関東四大学研究医養成コンソーシアムの一大学である。国立がん研究センター柏キャンパスやQST病院は、千葉県医師会並びに千葉大学医学部と密接な関係を持っている。千葉大学医学部附属病院は平成29年3月23日、国立大学病院では6施設目となる「臨床研究中核病院」に承認された。基礎研究部門では、「かずさDNA研究所」との連携による研究が、世界的に評価が高い。真菌医学研究センターは「こちら」。医工学研究は「こちら」。
学費 †
- 他の国立大学に比べて、入学金は変わらないが、授業料が年間107,160円高い。
- 他の国立大学の授業料は、入学金は、282,000円、授業料は535,800円となっている
- 2020年度から授業料10万7160円値上げになった-
値上げ前は、535,800円でしたが、20%増の107,160円引き上げて、642,960円となっている。
- 値上がりのその理由は、千葉大学では、グローバル人材育成戦略をさらに拡大する為に、全入学者に最大2か月程度の海外留学を義務付ける予定とのことで、その原資にするため。
- 留学中にも科目履修を可能にするために、スマートラーニングができるようにしたり、コミュニ―ケーション英語の拡充のためにも使用する。
- 値上げに伴い、低所得家庭の学生への配慮として、授業料免除なども実施する。
入試の変更点 †
2022年 †
2020年 †
- 地域枠に関して、「千葉県出身者」の条件が廃止されることとなった。
- 学費が10万7千円値上がりしたが、コロナ救済の名目で2020年5月に10万円返還された。
一般入試情報・対策 †
- 医学部受験者の平均点に満たない教科・科目等(二次試験)があると不合格とすることがある。と記載されている。
- 1100/1450を目指したい。二次試験は7割を取得したい。
- 平成29年度入試より、後期試験も「学力勝負型」に変更。
- 2018年前期→「365-370のゾーンで1名合格。」「370-375のゾーンで3名合格」「375-380のゾーンで1名合格」「380-385のゾーンで1名合格。」「385-390のゾーンで6名合格。」「390-395のゾーンで13名合格。」(上記url、前期77名分のデータより一部抜粋)
英語 †
- 長文問題2題と英作文1題。90分。1日目の最後に実施される。
- 他学部と全く同じ問題であり、医学部受験性としては容易である。
- 長文問題のテーマは科学系の論説文が多い。それ以外には社会学系の論文が選択されている。設問形式としては、要約文完成や、内容説明問題が中心であるが、設問形式は多岐にわたる。空欄補充問題が多い。問題文は読みやすいが、ほとんどが記述形式の問題であるため難しく感じると思う。
- 英作文に関しては、単なる自由英作文ではなく、設問がいくつか設定されている、2016年の場合は、与えられた空所にあてはまる一文を考えて書くという、英作文と読解の融合問題であった。2015年は、指定された語を使い、与えられた英文を同じ内容の英文に書き換える問題であった。
数学 †
- 120分で大問5つ。
- 計算量が多く、発想力も必要である。千葉は靴茲蝓1A2Bを徹底的に固めるべき。そして取れる問題を取るべし。
- とにかく最初の小問、確率は確実に取れるようにするべき。整数は結構難しい時も多いから泥沼に嵌らないように気をつけた方がいい。
- 整数、確率が良く出る。
- 近年は易化傾向にあり、3-4問を完答したい。
理科 †
- 2科目100分300点。
- 物理は指定された3題、化学は指定された4題を解くこととなる。
- 理科は時間がきついが、化学は標準問題のみで知識問題が多い。化学は全部解いて、計算問題だけは部分点で稼ぐ。計算過程を書く問題多いけれど、そういう問題は計算めんどい上にあってる保証ないから式だけ書いておく。時間の無駄。式さえ合えば、最低半分はくれる。勿論計算過程書かせない問題は計算簡単だから計算もやる。
- そしてその計算省略で浮いた時間を物理に費やす。最近物理は化学より難しいが、時間さえあれば最後の小問以外は解ける。逆に大問3つ中2個は部分点ないので、最初の方で間違えれば、死ぬ可能性もある。前半の問題はとにかく慎重にやる。そして、全ての問題に手を付ける必要はないし、つけるべきでない。大問最後の問題は難しい時多いから、基本は飛ばす戦略でいく。
面接 †
- マルチプルミニインタビューを実施している。
- 医療の場面を提示されて自分の考えを述べる。論理的に自身の考えを述べることができるかどうかが重要である。
- 面接官は3人。個人面接を3回する。各回の質問は一つ。3回の面接は全部医療のテーマを与えられてそれについて答えるものだった。
- 1日目の理科の試験が始まる前に面接シートの記入がある。現役一浪二浪の面接点が高い。 千葉県内の高校からはもちろんのこと、都内進学校の受験生の面接点が高い。
- 再面接となる可能性もある。3人の面接官の評価が割れた際に呼ばれるのであろうか。
- 【合格者のうち22歳以上の割合は1.87%】
地域枠 †
出願資格 †
- 入学意思が確約されている者
- 千葉県医師就学資金の貸与申請をおこなう
- 貸与期間の1.5倍に相当する期間従事する。
- 千葉県医師修学資金貸付制度/千葉県→ キャリア形成プログラムは 令和2年12月11日に改正されたので 受験予定の人は、確認しておくと良い
評価 †
- 地域枠の人たちって月15万円もらえる。年間ベースだと180万円。6年間で1080万円もらえるけどそれでも7年縛られるのは嫌か?
- 学生手当:月額113,300円(平成29年4月1日現在)防衛医科大学校はこの額。ただ彼らは期末手当と言う年に2回のボーナスがもらえるから、トータルでもらえる金額は同じく1000万円超えるな。
- 金額としては千葉大の地域枠と防衛医大の学生は同じ位の額もらえるってことになるけど1番大きな違いは防衛医大は学生寮に住まないといけないこと。ただ、防衛医大は授業料ゼロ。千葉大は授業料約350万円支払わないといけないから同じ条件で比較ができないか。
- これまで地域枠で卒業した人たちは完全に自由にマッチングで千葉県内の好きな病院に勤務できる。その後こ後期研修については大学病院の入局も強制ではない。詳しく覚えてないけど6〜7割は入局していた気がする。まあこの入局率は一般的な数値だと思う。ただ医師不足の地域で勤務する義務があるからコーディネーターという名の県職員や大学病院の医師と相談して出来る限り希望に沿って後期研修中(これはおそらく医局派遣)か研修後に僻地勤務することになる。これが現状だけど県は公立病院の経営をしているからできる限り医師に後期研修を千葉県病院群でしてもらいたいから、実情を知ってもらうためのツアーなんかもしてる。そんで大学の医局は公立病院の医師不足を補うための派遣をしてるだけ。千葉県病院群に就職すると給料の面では全国トップレベルで後期研修から900万とか嘱託医で正規じゃないからバイトもできる。ただ後期研修終わってからはできないかも。(そのまま嘱託医って選択肢もあるかも知れんが)公立病院で心臓外科があるのが、【千葉県循環器病センター】しかなくて選択肢がないから自分は地域枠は取らないことにした。やっぱり外科系は選択肢が絞られてる。ただ内科ならたくさんある。結局自分が将来どうありたいかで考えればいい
- 例として、【東千葉メディカルセンター 】あたりに採用されれば、 初期研修後だと年収884万。専門研修後採用だと年収986万円。なかなかいいように思えるけど。20人の地域枠入学者のうち何人がこういった 恵まれた病院に入り込めるかは不明。
- 一般枠であれ地域枠であれ、 医師不足病院に飛ばされた場合の その地域の交通網って重要だなと思いました。 距離的に離れていても 高速で1時間で都市部に戻ってこれるとか、 電車や高速バスがそれなりに発達してるというのであれば、プライベートの生活の部分は、そこまで大きく犠牲にならないかなと。参考・千葉県高速道路 千葉県鉄道路線図
入試結果 †
参考文献:https://www.chiba-u.ac.jp/exam/gakubu/gakubu_kako.html
倍率 †
- 前期
年度 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 | 志願倍率 | 受験倍率 |
---|
2023 | 83 | 293 | 238 | 89 | 3.3 | 2.7 |
2022 | 82 | 257 | 235 | 90 | 2.9 | 2.6 |
2021 | 82 | 331 | 238 | 88 | 3.8 | 2.7 |
2020 | 82 | 278 | 233 | 88 | 3.2 | 2.6 |
2019 | 97 | 329 | 283 | 104 | 3.2 | 2.7 |
2018 | 97 | 312 | 283 | 103 | 3.0 | 2.7 |
2017 | 97 | 390 | 284 | 103 | 3.8 | 2.8 |
2016 | 97 | 356 | 289 | 103 | 3.5 | 2.8 |
2015 | 97 | 352 | 283 | 105 | 3.4 | 2.7 |
合格者得点🆕🆕🆕 †
- 前期
年度 | 一般平均 | 一般最低 | 地域平均 | 地域最低 |
2022 | 1066 | 992 | 983 | 927 |
2021 | 1094 | 1034 | 1020 | 924 |
2020 | 1052 | 984 | 996 | 943 |
- 前期
年 | 配点 | 最高 | 最低 | 平均 |
---|
点 | % | 点 | % | 点 | % |
---|
2023 | 1450 | 1191 | 82.1% | 983 | 67.8% | 1052 | 72.6% |
2022 | 1450 | 1253 | 86.4% | 992 | 68.4% | 1066 | 73.5% |
2021 | 1450 | 1229 | 84.8% | 1034 | 71.3% | 1094 | 75.4% |
2020 | 1450 | 1219 | 84.1% | 984 | 67.9% | 1052 | 72.6% |
2019 | 1450 | 1259 | 86.8% | 1065 | 73.4% | 1109 | 76.5% |
2018 | 1450 | 1194 | 82.3% | 1006 | 69.4% | 1065 | 73.4% |
2017 | 1450 | 1249 | 86.1% | 1059 | 73.0% | 1102 | 76.0% |
2016 | 1450 | 1198 | 82.6% | 1014 | 69.9% | 1069 | 73.7% |
2015 | 1450 | 1305 | 90.0% | 1055 | 72.8% | 1121 | 77.3% |
2014 | 1900 | 1651 | 86.9% | 1437 | 75.6% | 1482 | 78.0% |
2013 | 1900 | 1641 | 86.4% | 1415 | 74.5% | 1482 | 78.0% |
2012 | 1900 | 1621 | 85.3% | 1373 | 72.3% | 1437 | 75.6% |
2011 | 1900 | 1628 | 85.7% | 1419 | 74.7% | 1495 | 78.7% |
2010 | 1900 | 1637 | 86.2% | 1464 | 77.1% | 1528 | 80.4% |
- 合格者88名で入学者は81名。辞退した7名は全員男 -- (前期一般枠) 2021-05-12 (水)
- 入学者96名中、男67&女29。ちな、全学部だと、男1098名&女716名 -- (前期)[b6fbf207] 2021-05-12 (水)
年齢別入学者数 †
年 | 性 | 18歳 | 19歳 | 20歳 | 21歳 | 22歳 | 23歳 | 24〜29歳 | 計 |
2020 | 男 | 47 | 22 | 6 | 5 | | | 1 | 81 |
女 | 23 | 6 | 7 | | | | | 36 |
2019 | 男 | 46 | 31 | 7 | | 2 | | | 86 |
女 | 19 | 14 | 1 | 1 | | | 1 | 36 |
2018 | 男 | 51 | 37 | 8 | | | 1 | | 97 |
女 | 10 | 6 | 4 | | | | | 20 |
2017 | 男 | 39 | 33 | 13 | 3 | | | 1 | 89 |
女 | 13 | 11 | 2 | | | | 1 | 27 |
2016 | 男 | 40 | 33 | 9 | 4 | | | 2 | 88 |
女 | 19 | 11 | 1 | | | | | 31 |
参考文献:https://portal.niad.ac.jp/ptrt/table.html
合格者出身校 †
2022年 †
順位 | 高校 | 人数 |
1 | 開成 | 12 |
2 | 市川、渋幕、豊島 | 7 |
3 | 麻布、海城、桜陰 | 5 |
4 | 県千葉 | 4 |
5 | 駒東、昭和学院秀英、東邦大東邦、日比谷 | 3 |
出典;サンデー毎日2022/3/27
2021年 †
順位 | 高校 | 人数 |
1 | 渋幕 | 14 |
2 | 開成 | 10 |
3 | 駒東、桜陰、東邦大東邦 | 7 |
4 | 海城 | 6 |
5 | 豊島 | 4 |
6 | 筑附、筑駒 | 3 |
大学生活 †
千葉大学医学部の大学生活
コメント †
過去のコメント †
コメント/千葉大学医学部2014年12月以前
コメント/千葉大学医学部2015年1月〜3月
コメント/千葉大学医学部2015年4月〜2016年1月
コメント/千葉大学医学部2016年2月
コメント/千葉大学医学部2016年3月
コメント/千葉大学医学部2016年4月〜10月
コメント/千葉大学医学部2016年11月〜12月
コメント/千葉大学医学部2017年1月〜2月
コメント/千葉大学医学部2017年3月〜7月
コメント/千葉大学医学部2017年8月〜12月
コメント/千葉大学医学部2018年1月〜2月
コメント/千葉大学医学部2018年3月
コメント/千葉大学医学部2018年4月〜2019年3月
コメント/千葉大学医学部2019年度〜2020年度
コメント/千葉大学医学部2021年度〜2022年度
現在のコメント †