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概要 †

• 大学

  創立	1815年
  設立	1949年
  医学部設置	1964年
  地域	中国四国地方の医学部
  所在地	山口市大字吉田1677-1
  学部	人文学部 教育学部 経済学部 理学部 医学部 工学部 農学部 国際総合科学部 共同獣医学部
  校舎	吉田（山口市吉田） 常盤（宇部市常盤台） 小串（宇部市南小串）
  分類	旧設医科大学
  立偏	49
  進級	優しい
  ス卒	92.3%（2023年） 82.9%（2022年） 85.5%（2021年）
  合格率	96.9%
  HP	https://www.yamaguchi-u.ac.jp/

• 入試

  偏差値	河	共テ	前期80%、後期86%
  		二次	前期62.5、後期-
  	駿	全国	前期64、後期65
  		共テ	前期66、後期68
  再受験			厳しい
  定員		117	前期55、後期10、推薦42、編入10
  編入試験			あり(10人)
  調査書点数化			なし
  過去問			山口大学

  　
• 一般入試配点

  前期	共：二次	900：600
  	共通テスト	国200・数(2)200・理(2)200・外200・社(1)100
  	二次試験	数200・理(2)200・外200・面接
  後期	共：二次	900：500
  	共通テスト	国200・数(2)200・理(2)200・外200・社(1)100
  	二次試験	面接200・小論文300

• 推薦入試

  定員	44名以内（令和5年度）
  評定平均	全国枠、地域枠のみ4.3
  出身地	地域枠は山口県出身
  浪人	全国枠、地域枠は現役のみ　特別枠は2浪まで可
  科目	共通テスト、面接、小論文

解説 †

• 山口県山口市、本州の最西端に位置する総合大学である。
• この辺りの国立大学としては大学の規模はかなり大きく、9学部を有し、在籍学部生は学部8700名、大学院生1500名程度となっている。
• キャンパスの敷地面積は30ヘクタールであり、東京ドーム6個分である。
• ちなみに、大阪公立大学の1000億円をかけた新キャンパスは10haなので、その3倍の大きさとなる。
• 3つのキャンパスを有し、医学部は宇部市にある小串キャンパスを使用する。
• 吉田キャンパスが非医学部のメインであり、高速道路を利用して40分以上の距離になるので、気軽に行き来はできない。
• 大学の起源は、1815年の山口講堂であり、1886年の旧制山口高等中学校を経て、1949年にいくつかの教育機関が統合されて新制山口大学となった。
• 山口高等中学校は、第一高等中学校（東京）、第三高等中学校（大阪、京都）に次いで設立され、南日本の中心教育機関となることを期待された伝統校である。
• 伝統校の場合はだいたいナンバーが付与されるのだが、山口県に対しての愛着の度合いを示す意味でネームスクールとされた。
• 医学部の起源は1944年の山口県立医学専門学校であり、旧設医科大学に分類される。
• 非医学部も歴史ある大学であり、難易度としては国立医学部の中堅ぐらいに位置してもいいが、その立地の不便さゆえにどうしても国立下位に甘んじてしまう。
• 2010年頃は85%以上をキープしていたが、2021年、河合塾偏差値において、共通テストのボーダーが80%を下回った。
• 学士編入試験が有名な大学であるが、近年の大学の公開資料を見ると、一般入試においても多くの多浪・再受験生を受け入れていることがわかる。
• 近年は情報系の教育にも力を入れており、医学部としては全国で初のAI教育を必修に取り入れた大学でもある。参考文献：AIシステム医学医療研究教育センター山口大学医学部

入試の変更点 †

2025年 †

• 共通テストで情報�菊各�。配点は前後期ともに50点。

2021年 †

• 共通テストにおいて化学の選択が可能となった。

2018年 †

• 前期試験において、理科1科目→2科目へ変更となった。配点は変わらず。
• 前期試験において、定員の7倍で1段階選抜を実施することとなった。
• 推薦入試�兇砲�いて、1浪まで→2浪まで出願可能となった。ただし、緊急医師確保対策枠、山口県枠に関しては、県内高校卒業者か県内に3年以上継続在住する保護者を持つ者という条件が追加された。

一般入試傾向・対策 †

• 全体的に時間に余裕があり、8割程度の得点が必要となる。
• 理科は出願時に1科目を選択する必要がある。なお平成30年度以降は二次試験で理科2科目が課されることになった。
• 足切りは前期試験7倍、後期試験15倍である。

英語 †

• 大問4つの構成。120分で比較的時間がある。
  �� 英文に対して、英語で質問、解答
  �� 和訳問題
  �� 部分英作文
  �� 自由英作文

数学 †

• 数学β（数理科・医学科）を解答。
• 150分。大問4問構成。
• 時間的に余裕がある。青チャートレベルで十分クリア可能。

物理 †

• 重要問題集レベル。標準。
• 時間的な問題をクリアできれば高得点が望める。
• 近年は分野融合問題の出題がみられる。
   

  年度	大問1	大問2	大問3	大問4	大問5
  2024	力学	電磁気	熱力学	原子
  2023	力学	電磁気	波動・原子	熱力学・原子
  2022	力学	電磁気	波動	熱力学・電磁気
  2021	力学	熱力学	波動	電磁気	原子
  2020	力学	熱力学	波動	電磁気
  2019	力学	波動	電磁気	熱力学
  2018	力学	波動	電磁気	原子

  ※2021年度は5題すべてから4題選択

化学 †

• 二科目150分。大問5問構成。
• 理論2問、無機1問、有機1問、高分子1問の傾向。
• 内容は幅広く、同じ大問の中で異なるテーマが出題される場合も。
• 難易度としては決して難しくなく、8割以上を狙いたい。
   

  年度	大問1	大問2	大問3	大問4	大問5	大問6
  2024	無機	理論	理論	有機	有機
  2023	無機	理論	理論	有機	有機
  2022	理論	理論	理論	有機	有機
  2021	理論	理論	有機	理論	有機	有機
  2020	理論	理論	無機	有機	有機
  2019	有機	理論	無機	有機	理論
  2018	理論	理論	理論	有機	有機

  ※2021年度は大問5,6が選択問題

面接 †

面接官3人の個人面接で2回行われる。1回目は7分、2回目は5分程度。集合8:30。とにかく待ち時間が長い。1回目が午前、2回目が午後となる。1回目と同じ順番で2回目も行われるため、順番が遅い人は夕方まで拘束される。点数化されておらず、重要度は低そうである。2回目の面接にて、1回目の面接で言い残したことを聞かれた受験生は多い。

質問内容

• 医学部志望理由
• 山口県の印象
• 多浪しているが、これまでどのような大学を受けてきたのか。
• 1回目の面接で言い残したことは。

推薦入試 †

医学部定員109名に対し推薦枠44名である。（令和5年度）
令和5年度入試では特別枠に従来の緊急医師確保対策枠、地域医療再生枠に加え、卒後の特定の診療科への勤務を条件とする重点医師確保対策枠が設けられた。
地域枠、緊急医師確保対策枠、地域医療再生枠、重点医師確保対策枠のうち条件を満たしていれば、3枠まで併願することができた。
共通テスト実施前に願書の提出を求められるあたり、山口大学への熱意を持った生徒をターゲットにしていると考えられる。共通テストは400点、小論文200点、面接200点であり、当然小論文と面接試験の比率は高い。共通テストの英語比率は低めではあるが、小論文は半分は英語の試験であるため、英語を軽視しているというわけではない。
面接は2回行われ、それぞれに3人の面接官がつく。一面接は100点のウエイトである。iPS細胞など、医療時事ニュースに関する質問も必ずされている様子。
過去の入試では本庶佑氏（宇部高校→京医）に関する質問もされている。
推薦枠は、全国枠、地域枠、特別枠が設定されており、全国枠および地域枠に志願するためには学校長から評定4.3以上のAないし特Aという高い評価が要求され、さらに運動部・文化部等で積極的な活動が求められている。特別枠は高度な条件はないが、卒後9年間の山口県での労働を約束されるという縛りがある。緊急医師確保対策枠では6年間で1440万円、地域医療再生枠及び重点医師確保対策枠では6年間で1080万円の貸与金がある。なおこの貸与を辞退することはできない。

入試結果 †

参考文献：https://www.yamaguchi-u.ac.jp/nyushi/past/chousa/index.html

倍率 †

合格者得点 †

年齢別入学者数 †

大学生活 †

設備 †

• 修学環境は最先端のシステムを使って管理されている。
• 学生にはICチップつきの学生証が配布され、出席管理だけでなく、プリペイドカードの役割も果たす。出欠はキャンパス内のインターネットにて確認できる。また、インターネットの修学システムを使用して履修登録や成績確認、シラバス確認をすることができる。

• 引っ越しは必要であるが、車を所有する際に冬タイヤが不要なのはありがたい。

進級 †

• 山口は2年生と4年生で毎年10人ぐらいずつ落ちるがそれ以外の学年は楽。単元ごとのテストが毎週月曜にあって期末考査がないから、まじめに授業受けて過去問やっとけば普通に通るんだけどな。国試は一昨年国公立最低の合格率叩き出して、去年から他の大学同様出来の悪い6年生は卒業させないようになったから多少合格率上がったよ。 -- 2016-09-30 (金) 13:02:54

OSCEやり直し †

• 2023年11月、第4学年のOSCEにて不備があったためやり直しをすることとなった。
• 直近で似たような事例では、2017年に北里大学、2020年に東邦大学がやり直しをしている。
• 学生の取っ手はかなりの負担とはなるが、OSCEは厳格な通過儀礼であるため、不備を隠して進められるよりはマシと思われる。

コメント †

過去のコメント †

コメント/山口大学医学部2015年3月以前
コメント/山口大学医学部2015年4月〜2016年3月
コメント/山口大学医学部2016年4月〜12月
コメント/山口大学医学部2017年1月〜2月
コメント/山口大学医学部2017年3月〜7月
コメント/山口大学医学部2017年8月〜2018年1月
コメント/山口大学医学部2018年2月〜3月
コメント/山口大学医学部2018年度〜2020年度

現在のコメント †

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