出版社 | 三省堂 |
編集 | 卜部吉庸 |
発行日 | 2016/1/22 |
ページ数 | 368 |
価格 | 1,728円 |
偏差値 | 45〜60 |
表紙 |
三省堂が出版する化学の基礎問題集である。化学の新演習の著者である卜部氏が執筆したものだ。元々化学の新演習は、化学重要問題集以上の難易度であり、中堅医学部受験者ですら難しいとの評価であった。その問題集への橋渡しとなる存在が本書である。
構成としては、問題200問程度、化学の新演習と同じく★1〜3つで難易度を分類している。化学の単元ごとに、『要点のまとめ』『確認&チェック』『例題』『練習問題』『センターチャレンジ』に分けられている。例題でその単元の開放を確認して、練習問題で知識を定着させていくという流れである。解説は化学重要問題集よりも丁寧であり、基礎の習得にはうってつけである。
出版社や著者の意図としては、本書を仕上げた後は化学の新演習に繋げるつもりではあるのだろうが、この2冊の難易度にはやや乖離がある。やはり、化学重要問題集から化学の新演習のラインが一番信頼できるだろう。
センター試験のみであれば、本書を仕上げることで90%程度の得点で安定する。
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