古文単語をごろ合わせで覚えていく単語帳。CDを使って何度も聞くことでごろ合わせのパワーがさらに上がる。ごろ合わせという新しい試みは受験生に大受けし、多大な支持を得ている。
バージョンは5つあり、青、赤、金、黒、白がある。その中でCDが付いているものが青、DVDが付いているものが金である。この単語帳は音声が付いていることで効果が倍増するので、青や金を買わないと意味がない。どちらかにした方がいいだろう。音声で聞き流していけば、100語を30分で終えることができる。つまり、1週間弱で1周できる算段になる。毎日30分、移動時間に聞くだけでこれだけの語彙を習得できるのはかなり優れていると言っていい。理系でセンターの実使う人は手っ取り早く覚えられて最適である。
単語はABCと3段階で頻出度が記してある。Aにはイラストが付いていてイメージしやすくなっているのいい(黒、金バージョンではBCもイラスト付き)。
ただし、本単語帳には好き嫌いが強く出る。ゴロ合わせということは、試験本番でゴロを忘れたら終わりであるし、単語を訳す際もいちいちゴロを思い出さなければいけなく、現代語訳問題の際に時間がかかる。イメージや語源で記憶している場合と違ってその点が弱いため、よく考えて使用した方がいい。一番いいのは、ゴロ合わせは単語を覚えるきっかけにとどめておき、演習を重ねて単語のイメージを作り上げていく方法である。
・理屈で覚えるよりも、リズムで覚える方がいい人に最適。
・一度100語近くのゴロの改訂を行い、新ゴロを募集したせいか完成度が高い。
・独創的でちょっとエロチックなゴロと 綺麗な声の声優を使ってのCD使っての暗記の定着率の良さは秀逸。
・CDを使うと3倍速く覚える。
・なんといってもこの本のよさは「暗記にかかる時間の短さ」「記憶定着率」である。
・このゴロを知っているだけで、センターの現代語訳選択問題等でかなり得をすることができる。
・一単語に記してある語義が少ない。多義語で重要な意味が抜けているものがある。
・基本的に丸暗記だから、難関校の問題とかでどこまで使えるかは不安。