新体系物理
新体系物理

解説

京大受験生のバイブルと呼ばれ、絶大な人気を誇った。問題選定に定評があり、基本的問題からやや難 の問題まで幅広い範囲か ら問題が精選され、典型 的問題がほとんど網羅さ れている。 また、物理は公式を導く際にはその事象に注目する必要があるが、公式がなぜそうなるかを事象に注目して丁寧に解説してあるところがポイントが高い。問題を解いていくうちに、その単元の重要事項がかなり論理的に理解できるようになっている。ただし、解説が少々貧弱であるため、基礎の固まっている人でないと扱えない。新課程用の改訂版が出て、その点が改良されるかと思ったのだが、解答が2色刷になって見やすくなっていたり、多少の別解が付け加えられていたりしたぐらいで、ほとんど変わりはなかった。ある程度学習を進めてから取り掛かってほしい。

good

・この本ほど原理導出問題にスペースを割いている ものは見たことがない。

・問題量をこなすのにも適している。

・教科書と入試問題の橋渡しとしては最高の部類に入る。

bad

・少々問題が古いのがある。

・初学者には向かない。

データ

分類対象偏差値ページ数著者出版社発行日価格
問題集60〜221岡田拓史数学社2004/11999円
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