概要

出版社駿台文庫
編集石川正明
発行日2015/3/1
ページ数204
価格1,458円
表紙

解説

 駿台文庫が発行する化学の問題集の中で最高難度を誇り、特に思考型の問題を集めた問題集となっている。化学をほぼ仕上げた段階で、単科医大などの難問系を目指すときに使用する一冊である。
 東大京大・国公立単科医大を志望する学生に向けられた問題集であるが、正直な話、そういったレベルの受験生であっても無理に手を出す必要はない。化学重要問題集化学の新演習で十分に合格点を狙えるし、この本をやったところで、個々に出ているレベルの問題は出題されないかもしれない。1問1問も時間がかかり、復習もおろそかになってしまう。自信のあるもの以外は手を出すべきではない本である。
 中身はというと、111題で構成され理論54問、無機16問、有機30問+αである。受験化学のかなめである理論の問題が多く、無機と分類される問題もほとんど理論がかかわっている。有機は比較的易しいため、この分野だけをやってみるのもいいだろう。また、この本は解説が詳しく、難問を解くことで化学の理論が深く理解できる。こういったことは志望校のレベルにかかわらず役に立つことなので、化学を深く理解したい人にもお勧めできる。

good

  • 東大理兄嵋召撚蹴悗鯔点狙いの人はやるべき。
  • 53〜63の無機化学の元素別各論のところと94〜100の実験問題は特に東大志望者はやっておくといい。
  • 京大理・医志望の学生もやるべき。
  • 解説はかなり丁寧。
  • 1日7〜10問をこなすペースで、1〜2週間で1周する。
  • 東大化学で常に40点前後あるいはそれ以上をとるためには絶対必要な本。

bad

  • 医学部といえども大半の受験生にはオーバーワークとなる。

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