出版社 | 文英堂 |
編集 | 大森徹 |
発行日 | 2015/7/8 |
ページ数 | 800 |
価格 | 2,700円 |
表紙 |
文英堂が発行する生物の詳細解説本である。受験生物の知識をすべて網羅している。化学の新研究的な位置づけの本である。この本の発売以前は、田部眞哉の生物が最も詳しい解説書であったが、ページ数、内容ともに大森講義の方が上になった。大森講義も田部眞哉の生物も2次試験を対象とした参考書であり、辞書的用法をするという点が共通している。2015年に改訂され、ページ数が500→800と大幅アップとなった。
内容はさすがに詳しく、遺伝のところでも細胞質遺伝・遅滞遺伝・限性遺伝やライオニゼーションまでも詳しく解説している。これは田部の生物にはないところだ。ここまで詳しいと、オーバーワークになってしまうのではないかと思われがちだが、そうではない。重要な箇所とそうでないところは色分けされているため、自身で取捨選択できる。さらに、この本はあくまで辞書的な役割なので、問題集を解いていく中で、分からなかった部分だけを調べていけばオーバーワークになることはない。
「語り口調」で講義が進められるが、この口調が合うか合わないかは人それぞれである。
読み物的な感じで読んでも面白く、クローン羊のドリーの名前の由来や2003年没の話などは受験には関係ないが、生物への興味を深めるきっかけになると思う。
2016年に発売された。ただ解説書を読んでいても学力向上にはならないので、問題と行き来しながら読み進めるとよい。
発行日 | 2016/3/15 |
ページ数 | 240 |
価格 | 1,458円 |
表紙 |
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