入試現代文へのアクセス
入試現代文へのアクセス

解説

正攻法で現代文を解説してくれる問題集。タイトル通り、「どうやって現代文に取り組むか=アクセス」を変なテクニックなしに、正攻法で解説してあるので、「読み方を習得しつつ次へ生かす」というやり方で実力をつけていくことができる。基礎編と発展編に分かれている。河合塾らしく本文解説が非常に丁寧なので、どの選択肢が間違っているのかもしっかりと理解できる。

基礎編は簡単な文章を元にして、現代文を解く際に注目すべき点を教えてくれる。これにより、評論などでもよくでてくる観念・キーワードをきっちりおさえておくこと、語と語の関係(対立、同義など)を見抜いて行くことに注意できるようになる。

発展編は基礎編の文章を難しくしたもの。センターレベルは超えている。設問は易しめであるため、設問があっていたからといって安心するのではなく、文章の読解があっているかどうかまでしっかりと確認することが大切。

評価

Good

・出口氏・坂田氏等によく見られる『テクニック押しでやってきたけど上手くいかない・・・』みたいな方や『実力はある。でも差が激しい・・・』みたいな方には特にオススメ。

・採点基準が明快で良い。

・問題の解説はしっかりとした消去法で、間違いの選択肢にもきちんと根拠をつけて解説されている。

・「現代文のキーワード」や「語句の意味」そして「本文の解説」が図解でかいてあるのがすばらしい。

Bad

・問題数が少ない。

・本文の解説は丁寧だが、主旨が書かれていないのが残念。

データ

書名偏差値ページ数著者出版社出版日価格Amazon
無印45〜55127
(例題4+練習12)
荒川久志河合出版2006/03980円
発展編55〜652372007/03800円

コメント