出版社 | 桐原書店 |
編集 | 瓜生豊、篠田重晃 |
発行日 | 2005/10/1 |
ページ数 | 367 |
価格 | 1,490円 |
表紙 |
有名な「桐原英頻シリーズ」の文法・語法編。数多くのシリーズが出ているが、その中で最も使える問題集である。問題量がとても多く、英熟語や英文整序にも十分対応できる。
問題が140ページであるのに対し、解説が350ページと非常に丁寧なつくりになっている。構成としては、同じような文法穴埋め問題が10〜30程度連なって掲載されており、区切りの部分に問題を総括した要点まとめがある。要点の内容としては、「二重目的語を取る動詞」「不可算名詞」など入試で間違えやすいものをまとめている。そして単元毎に語句整序問題があり、これは少しレベルの高いものも含まれている。センター試験や私立医学部の文法問題はこの問題集一冊で対応できる。
欠点としては、逆引きがしづらい点である。長文問題の中で分からない用法(関係代名詞等)が出てきたときに、この問題集で調べようと思っても見つけにくい。また、2019年現在、改訂されずに14年が経過しており、やや古い本となっている。
文法語法は単純に覚えることがほとんどですので、1つの問題にあまり時間をかけずに何回も繰り返すことが大切です。初めは穴埋め問題(1000問程度)を一通りすることをお勧めします。語句整序は割りと時間がかかりますので、初めはこれを飛ばして早めに1周して、全体の知識を取り戻すことに重点を置きましょう。1000問程度ですが1日100問(1〜2時間)のペースで進めても2週間で終わります。
2週目からは整序問題にも手を出していきます。これは難しい問題が含まれていて時間がかかる場合があります。センター試験のレベルよりも上で、2次試験で出題されるようなものが揃っているので、文法の多く出される私大対策にはちょうどいいかと思います。2週目は1周に3週間〜1ヶ月程度を見積もっておきましょう。
この問題集は英語のある程度仕上がっている受験生でも4周程度したいところです。文法は長文読解と違って暗記要素がかなり強いので、英語が得意な人でもしっかり勉強しないと落としてしまいます。4周してもそれほど時間はかからないと思いますので全部暗記しておきましょう。
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