物理教室
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解説

河合塾の精鋭物理科講師陣が執筆した物理の上級者用の参考書。本文に物理量、原理、公式の導入の理論的にしっかりした説明があり、教科書として使える。旧帝大以上の大学を受ける人は読んでおくとよい。大学受験では、微積分を使わないと解けない問題は出題範囲外であるが、難関大では微積分を知っていた方がいい問題は多く出題される。物理教室では、その微積分のことをうまく解説してあるため、独学でも学習しやすいようになっている。参考書であると同時に、理解を助けるためにかなりの問題数が収録されており、一通りほかの本で物理を理解してしまった人でも、十分役に立つ。ただし、問題のレベルとしては簡単(難関大受験じゃにとってみれば)なので、理解が完了したらもう少し難しめの問題で練習する必要がある。

Good

・全ての受験生にお勧めできる。

・問題が分からない時に見る辞書的使い方が望ましい。

・どんなことでも載っているので、教師泣かせの一冊。

Bad

・問題数は多いが、あくまで付属的。解説は詳しくなく、別途演習用の問題集が必要。

・電磁気は公式を羅列しているだけでわかりづらい。

データ

分類対象偏差値ページ数問題数著者出版社発行日価格
参考書55〜75459132河合塾物理科河合出版2004/121,780円
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