多くの人が「化学+物理か生物」となるだろう。化学は独学初学の最初期は勉強が進めづらいものの、誰かに教わりながら暗記量を増やしていくことで得点が安定する。また、生物の様な聞いたこともない実験を考察する問題も出ない。ここでは、物理か生物のどちらにするかという点で議論を進めていく。ただ、単なる私見である。
結論から言ってしまえば、「物理が得意です!」と言える人以外は生物にしたほうがいい。多くの悩める人達は、「物理は満点が取りやすい」という謳い文句で物理を選択肢に入れてくるが、そもそも得意でなければ満点は取れない。満点どころか連チャン問題を立て続けにミスして大きく失点するのがオチである。ミスを連荘してしまうことが物理の最大のデメリットであり、このプレッシャーは計り知れない。入試の緊迫した状況をさらに緊迫させ、それが些細なミスを誘発しかねない。
一方で生物は知識ゴリ押しで9割の得点率で安定する。満点は無理かもしれないが、確たる知識があればミスの連荘はほぼない。途中で修正が効く。特にゼロから始める人への敷居は低く、独学で暗記をし続けるだけで合格ラインに達する。そのため、特に文系からの再受験生の方は生物の選択がお勧めである。生物の場合はセンター試験の平均点が物理と乖離していることが良く取り上げられるが、これは受験者層の違いである。物理の場合は数学エリートが満点を取りまくっているので高得点になるし、生物の場合は文系の記念受験が多くいるため低得点になる。それは必然であり、両者の乖離が科目別の有利不利を示しているわけではない。
よほど自信のある人以外は生物選択が望ましいのではないか。
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