概要

出版社駿台文庫
著者小島敏久
発行日2013/12/1
ページ数234
偏差値65〜75
価格1,100円
表紙

解説

 駿台文庫が刊行する「理系標準問題集」シリーズの数学版。「理標」シリーズは他に理科(物理、化学、生物)も刊行されていて、特に生物が好評であるが、数学も負けず劣らず、かなり使える仕上がりである。駿台文庫らしく「標準」と謳っていても、実際は入試上級レベルまで網羅している。旧帝大医学部医学科志望者や、それ以外の国公立医学部医学科志望者でも数学を得点源にする場合に使用する。
 問題数は150題であり、そのうちABが98題、靴52題である。ABと靴分かれた構成であるので、文系志望者も利用可能である。
 各大問には、その問題のテーマと目標解答時間を掲示。解答・解説では、まず標準的な解法を示し、次に可能な限り別解を掲載。問題を解くにあたって本当に重要なことを「解法のポイント」として各大問の解答・解説の最後に簡潔にまとめて掲載。解説は、アプローチの仕方→解答→問題のポイントといった順である。
 5〜10分ぐらい考えても解法が思い浮かばない場合は、解答・解説を見て解き方を理解しよう。
 数学の学習が一区切りつき、最終仕上げに使用する問題集である。位置づけ・難易度としては、やさしい理系数学と同程度か若干下である。東大理科三類、京大医学部医学科の志望者、それ以外の旧帝大医学部医学科志望者で数学を得点源にする人は、本書の次にさらに上位の問題集を選択すればいいが、大体の国公立医学部医学科志望者はこの本までの到達で十分である(東大、京大以外の旧帝大医学部医学科志望者で合格点の確保で凌ぐ人も同様である)。

コメント

最新の50件を表示しています。 コメントページを参照

  • いまだに期待値の問題を扱ってるせいで確率の問題が少ない -- 2019-08-19 (月) 17:12:51
  • うんち -- 2021-02-07 (日) 13:53:07
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