
概要 †
解説 †
- 大阪府大阪市に位置する中高一貫の女子校である。大阪市唯一の中高一貫女子高である。
- 93年に聖徳太子によって創建された四天王寺の吉田源應大僧正が1922年、「聖徳太子1300年御忌記念事業」として天王寺高等女学校を設立したのが始まりだ。関西地方の医学部志望の女子に人気が高く、医師の子どもが多く通うことで知られている。
- 神戸女学院高等学校?、京都女子高等学校?と並んで関西女子御三家と呼ばれる。
- スポーツも盛んであるが、あくまでスポーツ枠の生徒が活躍している状況である。
- 2014年、医学部を目指す生徒のための「医志コース」を中学1年から設けている
- 生徒の1/3が医学科に進学するなど、極端な医学部志向である。
進学実績 †
年 | 医学科 | 歯学科 | 防衛医大 | 東大 | 京大 | 阪大 |
2020 | 67 | 13 | 8 | 4 | 14 | 32 |
2019 | 50 | 8 | 6 | 4 | 7 | 33 |
2018 | 63 | 7 | 5 | 1 | 16 | 25 |
2017 | 50 | 12 | 3 | 1 | 18 | 29 |
2016 | 50 | 9 | 5 | 0 | 26 | 43 |
高校生活 †
- 医志コースの生徒は、中2の時に週1コマの探究型の授業で、医療や科学の研究を行う。中3で「京都大学医学部訪問ツアー」「四天王寺病院見学ツアー」、高1で「大阪市立大学医学部医学科見学ツアー」「障害者福祉施設訪問見学」、高2で「大阪大学医学部見学体験ツアー」を実施。高1~2を対象とした「近畿大学医学部体験学習」などもある。中学生は全員参加で、高校生は希望者のみ。他コースの生徒も参加できる。このほか、医師の講演会を年数回、医療系を中心としたキャリア講座を年10回ほど開催している。
- 医志コースは、設置当初から定員35人の1クラスだったが、20年度は合格者のうち55人が入学手続きをしたため、中1生のみ医志コースは2クラスとなった。
- 同校では、21年度の中学入試から、コース制度を新しくした。20年度は難易度が高い順に、医志が1クラス、英数2が2クラス、英数1が3クラス、文化・スポーツが1クラスの募集だったが、21年度は医志と文化・スポーツは変えず、英数2と英数1を改編して、英数Sが1クラス、英数が4クラスの募集とした。
- 2年生に進級する時に、英数コースの生徒が、目標別に医志コースと英数Sコースに進むことができるようにした。また、医志コースに出願して不合格でも、英数コースの合格点に達していれば英数へのスライド合格となるため、入学後1年間の頑張りによって2年から医志コースに入ることもできる。
- 21年度入試では志願者数は昨年とほぼ同じ767人だったが、コース別にみると医志が235人、英数Sが165人、英数専願が327人、英数併願が20人で、英数専願が一番多かった。
コメント †
コメントはありません。 コメント/四天王寺高等学校?