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岐阜県

  • 概要
    人口1,975,397人
    人口密度186人/km2
    面積10,621.29km2
    県庁所在地岐阜市
    高校82校:公立66校、私立20校
    学区なし:2018年以降
  • 人口
    順位都市地域人口
    1岐阜市美濃400,118人
    2大垣市美濃158,386人
    3各務原市美濃143,641人
    4多治見市美濃106,746人
    5可児市美濃99,545人

高校の序列と事情

  • 岐阜県は公立高校の天下であり、私立高校は公立高校に及ばない。
  • 岐阜高等学校が県内ナンバー1であり、進学成績は抜けている。
  • 岐阜市内、それも岐阜高の半径3㎞以内に岐阜北高等学校加納高等学校という進学校が存在するが、岐阜高に優秀層を奪われてしまい、県内3-4番手のわりに進学実績は振るわない。ただ、大垣北は岐阜と通学圏が被るが、多治見北は2校とは比較的離れており、独自の存在感を出している。
  • 岐阜市では岐阜と岐阜北が1.2位であるが、3位の加納高校は大きく後れを取っている。昔は加納高校は名門であり東大合格者も輩出していたが、自由教育が岐阜高とバッティングし、岐阜高に優秀層が流れてしまった。
  • 県内2番手は岐阜県第二の都市の大垣市大垣北高等学校であり、東大、国公立医学部を含めて10名程度が進学する。
  • 各務原市は岐阜市と近く、岐阜市の進学校に生徒が吸収されるため、同市の進学校はない。
  • 岐阜県第四の都市、多治見市に多治見北高等学校があり、ここも都市の規模なりの進学実績を残している。
  • 岐阜、大垣北、多治見北のトップ校はいずれも愛知県寄りの地域に位置しており、愛知県からの恩恵も得ているため高学力層を確保できていると言える。特に岐阜市は名古屋の衛星都市としての機能だけでなく、岐阜県の中核都市としての機能も有しており、瑞穂市や各務原市などの衛星都市を抱えている。そのため、集客力は抜群と言える。
  • 岐阜市は岐阜県の中心にあり、大垣市や多治見市から通学ができなくもない。そのため、学区廃止に伴い優秀な生徒は岐阜高に集まり、岐阜高以外の高校の進学実績はぱっとしない。
  • そのため、岐阜県という比較的田舎の件にありながら、優秀層の集中が起きるために岐阜高は全国の公立高校でもトップクラスの好成績を残している。
  • 長野県寄りの恵那市まで離れると岐阜市までの通学が難しくなるため、恵那高等学校という地元の進学校が機能する。ただ、名大に5人進めばいい方というレベルである。
  • 岐阜県は高校生の統一テストがないため、偏差値は参考値である。

公立高校制度

  • 2017年の入試まで全日制普通科は岐阜、西濃、美濃、可茂、東濃、飛騨の6学区で分けられていた。
  • 学区は2018年に廃止された。
  • 岐阜県では、中一・中二・中三の各学年9教科5段階で評定された成績を評価対象とする。中一・中二の評定の合計に中三の評定を2倍した値を加えた合計180点満点が内申点として用いられる。
  • 「特別活動の記録」や「学校内外における諸活動の記録」は点数化はされないが、判定のための参考資料とされる。
  • かつて、学校群制度があった頃は岐阜高等学校岐阜北高等学校長良高等学校加納高等学校岐山高等学校を指して「岐阜5校」と呼んでいた。現在ではあまり意味のないくくりである。年配者には多少受けたりする。

選抜方式の変革

二学区二回選抜期

1957年度~1973年度 
岐阜県の学区は唯二つであり,この時代には,岐阜の美濃地方の中学生はかなり遠方から望む高校を受験することが可能であった.第一次選抜に加え,第二次選抜が存在した.名門高校に受験が集中するため,第二次選抜の存在は必須であった.

六学区学校群制度期

  • 1974年~1982年 
  • 六学区が作られ,学区内を超えた受験は不可能となった.また学区内においても,普通科,理数科,英文科を受ける受験生は学校群を受験することしかできず,高校を直接志願することはできない.学校群制度を導入すると同時に,普通科の第二次選抜は廃止している.
    学校群高校
    1長良&岐阜
    2岐山&長良
    3岐阜北&岐山
    4加納&岐阜北
    5岐阜&加納
    表:学校群
  • という群制度があり、岐阜高校に行きたい人は賭けで5群か1群を受験した。どちらに入るかわからないため、偏差値の高い人たちは5群4群を受験。結果岐阜高校の進学レベルは加納高校と並ぶくらいまで下がった。岐阜高校に行きたくないのに1群から行かされた子たちの中には苦しんだ人も多いはず。

六学区二回選抜期

1983年~2012年
学区はそのままだが,学校群制度は廃止された.受験生は自らの選好に基づいて高校を直接受験できるように変更が行われた.第一次選抜と第二次選抜78 がある.第二次選抜は第一次選抜で希望する高校に入れなかった受験生が第二志望の高校を受験することができるものである.この制度では再び多くの学生が第二次選抜まで高校を決めないで卒業することとなった.

六学区推薦入試導入期

2013年~2017年
時期を外した二次選抜方式を廃止し,選抜の方法を二つにする.推薦枠と一般入試がある.推薦枠は,スポーツや吹奏楽などを強化するために,一部の枠 (定員の30%を上限とする)を用いた受験が可能なものとなっている.
隣接学区の受験がOKになり、一部の田舎の進学校が弱体化した。

学区なし

2018年以降
岐阜高校に秀才が集中

実績比較

2022年

highschool国公医東大京大一橋東工北大東北名大阪大九大岐阜旧帝一工
岐阜37132202935112535117
大垣北7110002229515050
岐阜北400201018515827
多治見北22004019001825
?02001116003820
加納?0101008103311
斐太61000101010813
可児?23000105021411
鶯谷6010010411218
恵那2020100400147
大垣東0000000400294
岐山?000000200252
長良3000000100241
各務原西??000000200112
美濃加茂4000000100141
岐阜聖徳000000001021

2021年

highschool国公医東大京大一橋東工北大東北名大阪大九大岐阜旧帝一工
岐阜33122331914813440114
大垣北914121129315743
岐阜北1211322175837
多治見北6123218521933
022115122123
加納111913812
斐太421812312
可児?02272211
大垣東017258
鶯谷11142178
岐山014365
長良013294
各務原西?01191

参考文献

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