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概要

分類私立
設立1992年
所在地神奈川県藤沢市遠藤5466番地
地域神奈川県の高校
形態中高一貫併設型
男女共学
偏差値76
学年240
定員内部30名、全国枠20名、帰国枠30名
学費3年間:3,865,000円
HPhttp://www.sfc-js.keio.ac.jp/
https://i.imgur.com/oBGrLS6.png

解説

  • 神奈川県藤沢市に位置する慶應義塾大学付属の共学校である。
  • 1992年に開校した比較的新しい学校である。小田急・相鉄・横浜市営地下鉄が集まる「湘南台駅」からバスで15分ほど、JR「辻堂駅」からもバスで21分ほどの場所にある。駅から離れているが、その分広大なキャンパスは緑が多く、施設も充実している。
  • 他の慶応の一貫校は、中学校と高等学校が別だが、SFCは併設混合型の中高一貫校である。同じキャンパスに大学の総合政策学部、環境情報学部、看護医療学部があり、連携教育もなされている。国内の慶応付属高校では唯一の共学校で、開校時から帰国生を数多く受け入れていることも特徴である。
    2013-年には横浜初等部が開校し、2019年からその第1期生が中等部に入学した。中学の募集は、幼稚舎・横浜初等部から約110人、一般入試で約70人、帰国生入試で約50人、高校の募集は若干、帰国生入試で約20人となる。非常に多様なバックグラウンドを持つ生徒が集まる。
  • 付属校の中では最も新しく、大学の湘南藤沢キャンパスができた2年後に開校となった。
  • SFCというおしゃれな名称に加えて帰国子女枠、情報教育など、当時としては前衛的な高校であった。
  • 帰国生が25%を占めているのも斬新である。また、大学SFCの躍進により高校の人気も非常に高いものであった。
  • しかし、大学SFCの凋落が2000年代以降に始まり、高校の人気も立地なりのレベルに落ち着いた。

学費

  • 入学金 340,000円
  • 初年度納付 1,515,000円
  • 次年度以降 1,175,000円
  • 3年間:3,865,000円

参考文献:学費

進学

慶應義塾大学他大卒業
文学経済法律政治商学医学理工総政環情看護薬学薬科合計
202356032321673715210512311232
202285632321774215194312361237
202185232322272720252212301231

参照:学部進学状況
参照:進学校データ名鑑(慶應義塾湘南藤沢)

  • 本校の生徒はほぼ全員が慶應義塾大学に進学する。そのため、高3では論文実習、データ科学などの選択授業も設置されている。また高1時から各学部の模擬授業、模擬ゼミ、見学会、学部懇親会などを通して、進路を絞っていく。

高校生活

  • 英語教育と情報教育が極めて充実している。英語は生徒の学力別に少人数クラスが編成され、レベルに応じた多彩な授業が行われる。ネイティブ教員が各学年に配置されていて、帰国生は週6時間、一般生は週2時間、ネイティブ教員の授業を受る。
  • 高3(6年)の一部の生徒は模擬国連(MUN)に取り組む。生徒は各国の国連代表団という立場から、さまざまな国際問題に関する解決策を共に模索していく。
  • その象徴とも言えるのが、「ゆとりの時間」。「宇宙エレベーター」や「環境デザイン論」など、40以上の講座の中から興味のあるものを選んで学ぶことができる。
  • 年間を通して留学生の受け入れており、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、シンガポール、韓国等からの学生が慶應SFCで共に学ぶ機会がある。
  • 1〜3週間の短期留学もしくは1年間の教育派遣留学として、国外へ留学することもできる。留学先は7カ国12校の高校から決められる。
  • 英語では、入学時に習熟度の差が大きいので帰国生を中心とするαクラス、横浜初等部出身者を中心としたβクラス、英語初修者を中心としたγクラスに分かれ、中3からはαとβの2クラスに分かれる。αクラスは、中等部ではネイティブスピーカーがすべての授業を担当し、高等部では英語圏の現地校の授業内容に匹敵するカリキュラムに沿って学習する。他のクラスでは日本人の教員から英文法や 語彙を、ネイティブスピーカーの教員から英語での実践的なコミュニケーションを学ぶ。
  • 英語が得意な帰国生が多いため、日々の刺激が多く、実際に英語を使うことも多いため、英語力は非常に伸びる。
  • 英国、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国の6か国12校と提携した1~3週間の短期留学プログラムがある。また各種の仲介機関を通して、1年以上の長期留学プログラムに参加する生徒も多い。慶応義塾一貫教育校派遣留学制度を利用して、英国・米国のボーディングスクールに1年間派遣される制度もある。ほかにも高2、高3では第2外国語の授業があり、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、朝鮮語から選択することができる。また海外からの留学生も多いので、国際交流プログラムは非常に充実している。
  • 時代に先駆けたICT教育を実践しているのも同校の特徴である。中等部では全員にノートパソコンを貸与し、高等部では自分のノートパソコンを校内に持ち込んで使用する。中1でコンピューターの基本操作を学び、初歩のプログラミングに挑戦し、中2で情報機器を自由に使いこなせるようにする。中3でプログラミングや情報活用能力を身に付け、高等部ではさらに発展的な内容に取り組む。統計教育も重視しており、データを読み解く力を十分に身に付けることができる。

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