概要 †
解説 †
- 大阪府に位置する中高一貫の私立校である。
- 1948年の清教塾を起源とする。キリスト教主義に基づく、愛と信頼の教育を掲げている。
- 中高一貫校であるが、中学の定員を段階的に減らしている珍しい学校である。
- 元々200名であったが、2019年時点で140名にまで減った。
- 高校の定員は160名から200名にまで増えている。
- 高校から優秀な生徒をたくさん確保したいという戦略的な狙いもあると思われる。
- Ⅰ類とⅡ類に分かれており、Ⅰ類は、自律的学習力の形成でⅡ類は、発展的学習力の形成である。
- 上のクラスがⅡ類である。また、スーパーグローバルハイスクール(SGH)アソシエイト校に指定されており、その取り組みとして「Global Studies(課題探求型学習)」を展開している。
- 卒業生数400名のうち約40%が国公立大に進学しており、全体の実績としてはまずまずであるが、医学部や東大といったトップクラスの実績に伸びがない。
- 文武両道を掲げており、文部科学省SGH(スーパーグローバルハイスクール)ネットワーク参加校に認定されているほか、全国大会に出場するなど部活動も活発に行われている。
- 清教学園は大阪南部では清風南海高等学校に次ぐ進学校である。
- 清風南海のような難関進学校を併願受験できるのは都道府県トップクラスの公立進学校受験生でも上の上。だからこそ、清教学園は大阪南部においてはかなり重要なポジションにある。南海は募集定員も少ないし。中学受験では競合相手が多いけど、高校受験(特に南部)ではほぼ独占的になっている。南部の受験生が併願として受験する学校は桃山学院と清教くらい。どちらも、関関同立合格・進学者数は明星高等学校より上。特に桃山は最近難関国公立大学にも多数の合格者を出して明星を完全に抜いた。そのうち国公立大学合格者数でも清教学園にも抜かれるだろう(大阪公立大学合格者数は清教学園の方が明星より上、国医現役合格者数は明星と同じ)。
- 清教学園の場合は中学受験よりも高校受験(主に文理科の併願組)に力を入れ始めてから関関同立や国公立大学合格者数が増えた。
合格実績 †
年 | 国公医 | 東大 | 京大 | 一橋 | 東工 | 北大 | 東北 | 名大 | 阪大 | 九大 | 大公 |
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市 | 府 |
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2023 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 7 | 3 | 33 |
2022 | 2 | 0 | 5 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 7 | 1 | 37 |
2021 | 2 | | 4 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 20 | 3 | 6 | 17 |
2020 | 6 | | 1 | 1 | | 2 | 1 | | 9 | 2 | 21 | 20 |
2019 | 1 | | 3 | | | 3 | | | 7 | 1 | 12 | 24 |
2018 | 2 | 1 | 6 | | | 2 | 1 | 1 | 8 | 1 | 12 | 21 |
2017 | 4 | | 2 | | | 2 | 2 | 1 | 14 | | 12 | 25 |
2016 | 3 | | 4 | | | 3 | 1 | | 10 | 2 | 18 | 19 |
2015 | 4 | 2 | 3 | 1 | | 4 | | | 13 | 3 | 24 | 27 |
2014 | | 1 | 4 | | | 2 | | | 11 | 2 | 10 | 27 |
2013 | 5 | 2 | 4 | | 1 | 3 | | | 12 | | 11 | 21 |
2012 | 4 | | 2 | | | 7 | | | 19 | 2 | 8 | 13 |
2011 | 4 | 1 | 10 | 1 | | 1 | 1 | 1 | 12 | 2 | 15 | 14 |
2010 | 2 | 2 | 4 | | | 1 | 1 | | 24 | | 28 | 18 |
2009 | 2 | 1 | 5 | 1 | | 5 | 1 | 1 | 17 | | 21 | 19 |
2008 | 2 | 1 | 8 | | | 1 | | | 18 | | 18 | 19 |
2007 | 4 | 1 | 10 | | | 4 | | | 11 | | 27 | 19 |
2006 | 6 | | 4 | | 1 | 3 | | | 15 | 1 | 17 | 25 |
2005 | | | 6 | | 1 | 7 | | 1 | 11 | 2 | 19 | 18 |
2004 | | 1 | 4 | | | 1 | 1 | | 11 | 2 | 9 | 17 |
2003 | | 2 | 4 | | 1 | 1 | | 1 | 9 | | 17 | 15 |
2002 | | | 1 | | | 1 | | | 10 | 1 | 14 | 13 |
2001 | | 2 | 2 | 1 | | 1 | | | 14 | | 23 | 19 |
2000 | | 1 | 4 | 1 | 1 | 3 | | 1 | 8 | 1 | 12 | 22 |
参考文献:進路情報、進学校名鑑
高校生活 †
- プールがないため水泳の授業はない。なぎなたの授業はある。
- 中学生の92%、高校生の80%がクラブ活動に加入している。
IT環境 †
- 2021年度から保護者向けに「Google Workspace for Education」のアカウントを発行し、学校と家庭をつなぐツールとして活用している。
- 学校における1人1台環境は、本格的な整備が2017年からスタートし、現在は中学1年生と高校の全学年の生徒が、1人1台の端末を所有している。中学生は2021年度からのスタートで、入学時に機種指定のiPadを各家庭で購入。高校生は端末の自由度が広がり、OSがUNIXとAndroid以外の機種であればOKで、各自が好きな機種を選んで購入するBYOD方式を採用している。
- さらに、学校の設備としてChromebookが200台、MacBook?が100台用意されており、家庭で購入していない中学2年生と3年生が使用する。高校の情報科教室にはiMacとiPadが各50台配備され、授業で高スペックを要求するアプリケーションを使う際などに併用している。
- ハードウェアの整備に先駆けて、同校では「G Suite for Education」(Google Workspace for Educationの2020年までの名称)を早期から導入していた。2010年より教員用、2015年からは生徒用ドメインをそれぞれ取得し、授業などで活用している。現在は「Google Classroom」を主に使用しているほか、授業や用途によって「Microsoft 365」のソフトウェアと使い分けている。
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