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概要

分類私立
設立1954年
地域神奈川県の高校
所在地神奈川県横浜市中区滝之上100
形態中高一貫男子校
偏差値-
進学力S
1学年230名
HPhttps://www.seiko.ac.jp/
https://i.imgur.com/N9LoMPq.png

解説

 神奈川県横浜市に位置する中高一貫の男子校である。栄光学園高等学校と並ぶ神奈川県随一の進学校である。“Be Gentlemen.”(紳士たれ)、これが聖光学院のモットーである。カトリックのキリスト教教育修士会によって設立され、横浜市にある中高一貫の男子校である聖光学院は、今や、屈指の進学校としてその名声は全国にとどろいている。カトリックの精神を基盤に、キリストの教えである愛と奉仕の心を大切にする。中学入試では全国でトップ5に入るほど難しい。
 1学年230名とそれほど多くないにもかかわらず、国公立医学部と東大に合わせて100名以上が進学する。また現役進学率が高く、2019年は東大進学者93名のうち77名が現役生であった。93名という数字は全国4位であった。塾に通わずとも東大に合格できる体制を整備している。
 進学校でありながら、受験教育以外にも力を入れ、聖光塾なる多角的な学習や各種の体験教育や感性教育を、それも教員以外の外部の協力を得て実施している。
 元々は栄光学園高等学校の滑り止めに甘んじていたが、受験教育をシステマチックなものに変えていき、「塾に行かなくとも大学に合格できる」体制を整えた。それにより現在は栄光を上回る成績を収めている。

進学実績

国公立医東大国公立計
20212579163
20203762169
20192693185
20183572148
20172769155
20162171149
20152274
  • 海外大学実績あり。

理Ⅲ合格者

理Ⅲ
20192
20184
20173
20163
20153
20144
20131
20121
20113
20102
  • 2000年代までは、理Ⅲは数年に一人といったところであったが、2010年に入り、飛躍的に合格者が増えた。

参考文献:進路状況

高校生活

  • 生徒全員にノートPCを持たせ、校舎内はどこでもWiFi?が使えるようになっている。
  • 中1から高2までの生徒が参加する「聖光塾」は、一人ひとりが自分の興味に合わせて受講できる選択講座で、教職員が本職を離れて趣味の講座を開講したり、学外の専門家を招いてプロの技術を学んだりしている。

通常授業

 6年間を2年ごとに前期・中期・後期と分けて2年のまとまりとし、それをシームレスに接続していることであり、教育内容上、中学と高校という区別はあまりない。そして、後期に当たる高校2年から文系と理系とに分かれ教科の授業時間や教育内容に差異が設けられ、大学受験をターゲットに置いた教育課程が編成されている。当然のことながら、どの教科も公立と比較したら学習進度は早い。中学受験を経ている生徒は一定の高学力の範囲に収まっているとはいえ、それでも授業についてくることが難しい者と、それを楽々クリアする生徒とに分化する。そうした学力の分散へのきめ細かい対応を、中学1年から行っている。できるだけ早いうちにと、成績不振者は少人数での補習や個別添削等によって挽回のチャンスを作る。得意な者にはさらに伸ばすための仕組み、またさほど得意でなくとも、チャレンジの機会を与え得意な部類に伸長させる機会を設けている。英語の「帰国生取り出し授業」もそうだが、数学では前期でのジュニア数学オリンピック、中期での数学オリンピックへの挑戦を勧めたり等がそれである。理科の授業はSSHに直結している。国語の「群読」というグループによる朗読も、30年にわたる活動経歴を持ち、黙読ではなく音読による教育効果が確証されている。生徒一人ひとりの個性を把握したうえで、進度の早い通常の授業に落ちこぼれる者を極力少なくし、他方でできる者はさらに伸ばそうという、きめ細かい仕組みが構築されているのである。

国際教育

 長く力を入れてきたのが、グローバル・リーダーの育成を目指す国際教育である。日本のプレゼンスの低下、アジア社会の伸長。この危機に対処するためには英語で勝負ができるかにかかる。「全ての者がグローバル・リーダーになれるわけではありません。でも10%でもよいのです。世界に出て戦う者を育成しないと、日本の将来は危ういです」と考える校長のもと、従来からのカナダホームステイ旅行やニュージーランドターム短期留学に加え、現在ではボストン・Entrepreneurship研修やセブ島英語研修、ネグロス英語研修等が設けられている。ホームステイや語学研修は中学3年の春や夏の休暇を利用して2〜3週間派遣する。国内のプログラムのEnglish Campではアメリカの大学生を学校に招いての、中学3年生から高校2年生までを対象とした数日間の研修会である。英語漬けになり、英語でサバイバルする環境の中で、英語力を伸ばそうという試みである。
 2018年度のこれらのプログラムへの参加者数は168人である。1学年がおおよそ230人であるから、単純計算して学年の75%程度が参加していることになり、かなりの人数である。
 ただ、これらに参加したから英語で勝負できるというわけではない。その習得のためには、不断の努力が必要である。英語の授業は週7時間あり、そのうち2時間は会話に充てられている。中学1年では10人程度を、2年では20人程度を1クラスとし、英語ネイティブの教員を配置して行っている。また、中学2・3年生はChromebookというタブレットを1人1台持ち、週3回の「オンライン英語講座」の受講が必修である。必修ではあるが、受講は授業時間外である。他方で、できる者はもっとチャンスをという方針のもと、帰国生や英検1級以上の英語力を持つ者に対しては、「帰国生取り出し授業」という、ネイティブやバイリンガルの教員による、全て英語による授業がある。
 こうした受験英語の範疇にはない英語教育により、在学中に留学をしたり、海外の大学に進学する者も出始めている。

聖光塾

 受験のための学習塾ではない。自由参加、学年非限定、1日から数日の学際的な講座であり、年間25講座以上開催されている。講師を外部から招聘するケースもある。「DNA鑑定」、「人工知能とロボットの最先端」等は大学教育の体験である。「茶道入門」「漢を書く」といった趣味の領域に近い講座もある。また、シリコンバレーの企業を訪問する「アメリカ西海岸研修」もあり、グローバル・リーダーの育成への注力はここにも表れている。

選択社会科演習

 中学3年生を対象にした国内の宿泊型体験行事である。現地での指導は、NPO、ボランティア団体、自治体と連携して行っている。農家民泊体験、お遍路体験、福祉現場での体験等、現代社会を体験し、そのありようを考えることが目的である。

選択芸術講座

 音楽・美術・演劇に関する教育がある。中学2・3 年の土曜の3・4時間目に、20人以下の少人数で外部講師による本格的な指導のもとで実施されている。音楽では声楽やギター、バイオリン、フルート等の楽器演奏、美術では絵画以外に陶芸、木工、書道がある。この成果は、音楽系は、年度末の発表会、美術系は学園祭である聖光祭で発表する。

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