東大寺学園高等学校 の変更点

• 追加された行はこの色です。
• 削除された行はこの色です。
• 東大寺学園高等学校 へ行く。
• 東大寺学園高等学校 の差分を削除

#author("2024-04-04T19:15:37+09:00","","")
#author("2024-04-04T19:16:13+09:00","","")
&ref(http://www.saijuken.com/gazo/todai.jpg,zoom,300x200);

#contents


*概要 [#w74e2e34]
|~分類|私立|
|~設立|1963年|
|~地域|[[奈良県の高校]]|
|~所在地|奈良県奈良市山陵町1375番地|
|~形態|完全中高一貫校|
|~男女|男子校|
|~[[偏差値>中学校の偏差値]]||
|~[[偏差値>中学校の偏差値]]|(69)|
|~[[進学力>進学力による分類]]|[[S>S級高校]]|
|~定員|240：中学200、高校40|
|~配点|500：5教科各100点|
|~学費|入学金200,000円、施設充実費100,000円&br;授業料等709,000円/年|
|~HP|https://www.tdj.ac.jp/|
|>|https://i.imgur.com/hDAzIUJ.png|

*解説 [#xc61b48a]
-奈良県奈良市に位置する奈良№1の高校である。東大寺の社会貢献事業の一環として設立された学校である。
-東大寺学園は1926年に東大寺の学僧ら働く若者のための夜間学校として生まれた「金鐘中等学校」をルーツにもつ全日制中高一貫の男子校。
-1947年、東大寺を経営母体とする同校の前身・青々中学校は、第二次世界大戦の終戦後、東大寺南大門近くに立つ夜間の金鐘中等学校の校舎を昼間に借りる形でスタートした。このとき、地域の住民から、「戦後の自由な雰囲気の中で新しい学校を作りたい」と、東大寺へ相談があり、それこそが現在の「自由な東大寺」の雰囲気の基礎となっている。
-その名前からしていかにも屈強そうな学校である。
-関西圏では[[灘高等学校]]に次いで2番手の位置づけであった。全国でも[[開成高等学校]]、[[筑波大学附属駒場高等学校]]と3番手争いをしていた。
-関西の進学校としては新興勢力の部類であり、70年代以前は[[洛星高等学校]]や[[甲陽学院高等学校]]に及ばなかった。80年代以降は所在地である奈良県のみならず大阪府からも優秀な生徒を集めて台頭し、90年代以降は関西二位の進学校としての地位を固めていった。
-高校入試の募集人数は40名であるが、合格者は200名程出る。これだけのトップ校といえども[[灘高等学校]]の併願には負けるということである。
-自由闊達な雰囲気が売りであり、入学書類に書かれた志望動機の約４割は「自由で自主性を尊重する校風」だという。ただし、これは小中学生が考えた志望動機であるため、表面的であると同時に、「自由」しか取り柄がないとも取れなくもない。
-生徒の多くは、全国的なトップ校である灘中と併願で入ってくる。
-現役合格率は50%台にとどまるが、一浪で志望校に合格し、帳尻を合わせる生徒が多い。
-2024年度から高校募集を停止し、完全中高一貫校となる。中学と高校の同一教科で重複している学習内容をまとめ、カリキュラムを合理化・再編するのが目的だ。完全中高一貫化について約10年前から議論してきた。一方、5年ほど前から約40人の定員に高校からの入学者数が満たない年も出てきた。
--これは、大手学習塾の進路指導のせいでもある。関西の大手学習塾では、難関公立高校の受験レベルをはかるのに、東大寺などの難関私立を受験させる。中学受験なら東大寺に合格したら喜んで進学すると思うけど、塾の難関公立高校の合格者数を増やす戦略のため最終的には公立を受験させる。


*合格実績 [#b0bafce8]
&color(red){赤色};は1位
参照：[[進路状況:https://www.tdj.ac.jp/gaiyou/shinro.html]]
参照：[[進学校データ名鑑(東大寺):https://www.shindeme.com/school/top/29506A/]]

集計の国公立医は、防衛医を除いています

**難関大学 [#l99d8135]
|~年|~国公医|~東大|~京大|~一橋|~東工|~北大|~東北|~名大|~阪大|~九大|~神戸|>|~大公|h
||BGCOLOR(#f0f8ff):||BGCOLOR(#f0f8ff):||BGCOLOR(#f0f8ff):||BGCOLOR(#f0f8ff):||BGCOLOR(#f0f8ff):||BGCOLOR(#f0f8ff):||BGCOLOR(#f0f8ff):|c
|2024||||||||||||||
|2023|58|18|64|2|0|9|1|2|9|2|10|>|12|
|2022|68|25|76|3|0|5|2|0|18|0|15|>|21|
|2021|61|29|70|4|0|11|1|1|13|3|9|6|14|
|2020|58|36|60|1|2|3|2|1|15|3|8|4|14|
|2019|54|27|68|2|1|3|1|1|15|5|14|8|12|
|2018|59|18|57|1|1|8|3|0|20|3|19|8|10|
|2017|54|26|67|1|4|2|1|1|14|3|9|11|9|
|2016|53|37|65|1|4|4|3|1|17|0|9|7|7|
|2015|58|32|70|2|0|2|0|0|19|0|10|6|7|
|2014|82|31|58|2|0|9|1|4|14|4|15|9|11|
|2013|64|24|70|2|0|4|0|1|18|3|10|3|8|
|2012|72|42|70|1|1|7|1|0|19|2|8|6|6|
|2011|49|43|65|1|0|1|3|0|17|0|7|3|6|
|2010|60|37|71|2|2|1|4|0|25|1|8|11|11|
|2009|70|44|66|1|3|4|1|0|25|1|8|8|8|
|2008|53|43|83|3|0|1|2|0|21|1|7|6|6|
|2007|45|31|79|0|0|2|1|0|24|1|12|6|7|
|2006|55|35|78|3|0|1|0|2|22|0|5|8|9|
|2005|46|29|84|0|2|2|1|0|21|1|11|4|6|
|2004|38|32|92|4|2|1|4|1|19|2|7|4|6|
|2003|36|35|91|1|0|3|1|2|23|0|7|10|10|
|2002||15|78|4|0|2|1|2|24|0|3|8|6|
|2001||21|82|1|2|1|1|1|23|1|17|6|9|
|2000||24|89|3|0|0|0|2|18|1|10|10|10|
|1999||29|94|0|4|1|1|1|36|0|6|7|10|
|1998||32|90|1|2|4|0|1|25|1|7|3|11|
|1997||36|77|0|0|2|0|0|23|0|0|9|12|
|1996||35|75|3|3|3|0|4|17|2|7|11|7|
|1995||31|99|1|4|4|3|3|23|1|6|11|5|
|1994||40|77|2|0|3|3|3|30|1|4|10|0|


**医学部医学科 [#jc3cde7c]
|~年|~[[国公医>国公立大学医学部合格者数]]|~理三|~京大|~阪大|~神戸|~京府|~大公|~奈良|~和歌|~滋賀|h
||BGCOLOR(#f0f8ff):||BGCOLOR(#f0f8ff):||BGCOLOR(#f0f8ff):||BGCOLOR(#f0f8ff):||BGCOLOR(#f0f8ff):||c
|2023|58|0|&color(red){18};|6|4|4|2|16|0|2|
|2022|68|2|15|11|6|5|4|15|0|2|
|2021|61|0|12|7|1|6|2|12|1|2|
|2020|58|1|11|10|2|&color(red){14};|1|&color(red){11};|0|0|
|2019|54|0|8|5|0|6|7|6|5|1|
|2018|59|0|11|6|5|7|6|10|2|3|
|2017|54|0|8|5|4|6|6|&color(red){14};|3|1|
|2016|53|1|11|4|4|6|5|&color(red){12};|1|2|
|2015|58|0|9|9|&color(red){6};|6|2|10|0|2|
|2014|82|0|14|5|6|6|7|&color(red){15};|1|6|
|2013|64|1|14|7|&color(red){5};|5|2|&color(red){9};|0|3|
|2012|72|1|20|5|4|7|4|&color(red){9};|1|2|
|2011|49|3|15|7|&color(red){5};|3|2|5|1|1|
|2010|60|1|15|7|3|4|8|7|2|2|
|2009|70|1|9|&color(red){12};|3|6|4|&color(red){14};|3|1|
|2008|53|0|13|11|1|2|5|&color(red){12};|1|1|
|2007|45|1|12|9|2|5|3|4|0|2|
|2006|55|2|10|&color(red){11};|1|7|7|6|0|2|
|2005|46|0|8|7|3|7|3|5|2|3|
|2004|38|2|9|4|5|3|3|3|1|0|
|2003|36|0|7|3|1|6|3|5|1|3|
|2002||1|8|7|||||||
|2001||1|9||||||||
|2000||4|11||||||||
|1999||1|10|||4|||||
|1998||1|5||||||||
|1997||1|12||||||||
|1996|||9|||||2|2||
|1995||1|11|||7||1|2||
|1994|||8||1|4||6|1||

-国公立大学には100-110名程度が現役合格する

*高校生活 [#udbb31b0]

-生徒の個性や自主性を尊重し、タガにはめない教育でも知られる。通学は私服、茶髪やピアスも禁じられておらず、校則を盛り込んだ生徒手帳もない。
-中学生のほぼ全員がクラブや同好会に所属している。兼部の生徒もおり、加入率は110%に及ぶ。生徒がクラブ活動に熱中するのは学校が奨励していることもあるが、塾通いの反動と東大寺の自由闊達な雰囲気が加入率を上げている。
-修学旅行の行き先も生徒の希望で決めている。沖縄への修学旅行は今ではありふれているが、同校が最初に那覇へ向かったのは1969年である。沖縄本土復帰の3年前であり、翌年にはコザ暴動が起きた。当時としてはあり得ない選択と言ってもよいぐらいの出来事だ。
-理科の授業は、生徒の約8割が、医学部を中心とする理系の学部学科へ進学するため、実験を多くして生徒が関心を持てるような工夫をしている。
-進路指導でも、成績判定を持ち出すことは一切せず、行きたい大学を受験させる。
-156名の生徒が[[鉄緑会:http://www.saijuken.com/yobiwiki/index.php?%E9%89%84%E7%B7%91%E4%BC%9A]]に通っている。
-198名の生徒が[[研伸館:https://www.saijuken.com/yobiwiki/index.php?%E7%A0%94%E4%BC%B8%E9%A4%A8]]に通っている。
-???名の生徒が[[高等進学塾:https://www.saijuken.com/yobiwiki/index.php?%E9%AB%98%E7%AD%89%E9%80%B2%E5%AD%A6%E5%A1%BE]]に通っている。

*東大寺学園高入試（募集停止） [#l6a49212]

**東大寺学園高入試倍率 [#ce64b3ba]

2024年より高等学校の募集停止

|年|募集|志願者|受験者|合格者数|入学者|実質倍率|合格最低点|最低得点率|
|2023.2.6|40|197|191|165|36|1.2|221/500|44.2%|
|2022.2.6|40|219|213|184|39|1.2|255/500|51.0%|
|2021.2.6|40|263|263|199|35|1.3|275/500|55.0%|
|2020.2.6|40|247|241|196|37|1.2|258/500|51.6%|
|2019.2.6|40|231|228|192|40|1.2|268/500|53.6%|

5科目型：英語100、数学100、国語100、理科100、社会100

参照：[[2023入学試験結果:https://www.tdj.ac.jp/2023soukatusr]]
参照：[[2022入学試験結果:https://www.tdj.ac.jp/2022soukatusr]]
参照：[[2021入学試験結果:https://www.tdj.ac.jp/2021soukatusr]]
参照：[[2020入学試験結果:https://www.tdj.ac.jp/2020soukatusr]]
参照：[[2019入学試験結果:https://www.tdj.ac.jp/2019soukatusr]]
参照：[[私立高校入試情報:https://vmoshi.com/info/shiritsu_h/]]

**東大寺学園高合格者数（塾別） [#lb03439c]
|~年|~1位|~2位|~3位|~4位|~5位|~6位|~7位|~8位|h
|2022|馬渕教室 116|京進 15|能開ｾﾝﾀｰ 12|鷗州塾 9|市田塾 8|第一ｾﾞﾐﾅｰﾙ 3|Z会進学教室 3|関西志学館 1|
|2021|馬渕教室 130|能開ｾﾝﾀｰ 17|京進 13|Z会進学教室 12|市田塾 8|鷗州塾 5|昴 5|関西志学館 4|
|2020|馬渕教室 107|能開ｾﾝﾀｰ 20|Z会進学教室 10|市田塾 10|SAPIX中学部 2|関西志学館 1|SUR合格指導会 1|開成教育ｾﾐﾅｰ 1|

注意：[[2020合格者ダブルカウント問題:https://www.jukenlab.net/entry/2020/02/22/214002]]

参照：[[学習塾ランキング:http://yobikouranking.com/schools/category/3]]


*東大寺学園中入試 [#nd837865]

**東大寺学園中入試倍率 [#a803c1f8]

|年|募集|>|CENTER:志願者|>|CENTER:受験者|>|CENTER:合格者数|>|CENTER:実質倍率|>|CENTER:合格最低点|>|CENTER:最低得点率|
|~|~|4科型|3科型|4科型|3科型|4科型|3科型|4科型|3科型|CENTER:4科型|CENTER:3科型|CENTER:4科型|CENTER:3科型|
|2023.1.16|200|594|373|554|349|207|202|2.68|1.73|237/400|237.3/400|59.3%|59.3%|
|2022.1.17|200|558|344|525|331|212|160|2.48|2.07|224/400|224/400|56.0%|56.0%|
|2021.1.18|200|578|347|543|326|216|186|2.51|1.75|249/400|249.3/400|62.3%|62.3%|
|2020.1.20|176|618|336|588|321|190|171|3.09|1.88|250/400|250.7/400|62.5%|62.7%|
|2019.1.21|176|614|320|576|308|198|153|2.91|2.01|254/400|253.3/400|63.5%|63.3%|
|2018.1.15|176|616|349|576|335|219|154|2.63|2.18|239/400|240/400|59.8%|60.0%|
|2017.1.16|176|571|376|534|360|213|151|2.51|2.38|254.7/400|254.7/400|63.7%|63.7%|
|2016.1.18|176|582|302|541|293|198|149|2.73|1.97|281/400|281.3/400|70.3%|70.3%|
|2015.1.19|176|512|333|479|312|185|140|2.59|2.23|254/400|254.7/400|63.5%|63.7%|
|2014.1.20|176|509|430|487|407|202|147|2.41|2.77|/400|/400|.%|.%|
|2013.1.21|176|519|433|||||.|.|/400|/400|.%|.%|
|2012.1.16|176|546|446|508|422|162|197|3.14|2.14|/400|/400|.%|.%|
|2009.1.19|176|453|297|421|283|176|168|2.39|1.68|258/400|258.7/400|64.5%|64.7%|

4科型：国語100、算数100、理科100、社会100
3科型：国語100、算数100、理科100

参照：[[2023入学試験結果:https://www.tdj.ac.jp/2023soukatu]]
参照：[[2022入学試験結果:https://www.tdj.ac.jp/2022soukatu]]
参照：[[2021入学試験結果:https://www.tdj.ac.jp/2021soukatu]]
参照：[[2020入学試験結果:https://www.tdj.ac.jp/2020soukatu]]
参照：[[出願者数速報:https://www.sapientica.com/bairitsu/]]
参照：[[中学受験 入試分析（関西）:https://nyuushi.shingakukan.com/]]
参照：[[私立中学校入試情報:https://vmoshi.com/info/jh/]]
参照：[[中学受験の日程]]
参照：[[全国トップ進学校の進学傾向分類]]

**東大寺学園中合格者数（塾別） [#mc930aa9]
|~年|~1位|~2位|~3位|~4位|~5位|h
|2022|浜学園 150|馬渕教室 117|希学園 70|能開ｾﾝﾀｰ 52|日能研 39|
|2021|浜学園 151|馬渕教室 115|日能研 55|能開ｾﾝﾀｰ 54|希学園 54|
|2020|浜学園 137|馬渕教室 100|希学園 51|能開ｾﾝﾀｰ 50|日能研 48|
|2019|浜学園 131|馬渕教室 94|希学園 46|能開ｾﾝﾀｰ 45|日能研 39|
|2018|浜学園 132|馬渕教室 107|能開ｾﾝﾀｰ 62|希学園 38|日能研 33|
|2017|馬渕教室 107|浜学園 105|日能研 61|能開ｾﾝﾀｰ 44|希学園 41|
|2016|馬渕教室 102|浜学園 100|能開ｾﾝﾀｰ 58|日能研 43|希学園 34|
|2015|浜学園 101|||||
|2014|浜学園 87|||||
|2013|浜学園 104|||||
|2012|浜学園 102|||||
|2011|浜学園 105|||||
|2010|浜学園 74|||||
|2009|浜学園 84|||||
|2008|浜学園 76|||||
|2007|浜学園 75|||||

注意：[[2020合格者ダブルカウント問題:https://www.jukenlab.net/entry/2020/02/22/214002]]

参照：[[2021～2022東大寺学園中:https://kuriagekun.com/juku_jisseki/%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E5%AF%BA%E5%AD%A6%E5%9C%92%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1]]
参照：[[学習塾ランキング:http://yobikouranking.com/schools/category/4]]
参照：[[理科総合研究所:https://www.system-ido.com/risouken/index.php?page=juku]]


*コメント [#w9dea2d7]
#pcomment(,reply)