医学部合格が決まるのは、2月下旬から3月下旬である。この時期に新居を探し、引っ越し作業をしなければならない。時期が後ろにずれこむほどいい物件はなくなってしまうし、引っ越し業者の空き枠も少なくなる。できるだけ効率よく作業を進めたい。
賃貸検索サイトであたりを付けた後に不動産屋に問い合わせると効率が良い。Webサイトならば、自分の希望する条件の物件を一瞬で検索できる。不動産屋で長々と話すよりも効率的である。しかし、Webサイトの場合は、既に募集を終了しているおとり物件が多数存在する。こうでもしないと不動産屋に人が来ないため、意図的に終了物件を掲載しているのだ。不動産屋は「Webサイトは更新が遅れているので〜」と決まった答えを返してくるが、自分たちが掲載を取りやめないだけである。
以前は、HOMES、CHINTAI.net、athomeが有名であったが、最近ではSUUMOがよく使用されている。どれも掲載物件は同じであり、使いやすいサイトを使えばいい。
一人暮らしの1K程度の部屋であれば、23区内ならば8万円程度、地方都市ならば4〜5万円程度の家賃が目安となる。医学生としての生活を考えると、大学の近くに住む方がかなり便利である。
『転出届』の手続き期間は、引越し日の2週間前から当日までである。引越し間際は荷造りなどで忙しくなるので、できるだけ早い段階で手続きを済ませておく。『転出届』の手続きが完了すると、『転出証明書』が発行される。転入先での手続きの際に必要となるので、紛失しないように気を付ける。また、『転出届』には引越し先の住所が必ず必要となるので、新住所の分かるものを持参する。