医学部は運動部に入ることが必須の雰囲気である。入学式後はその勧誘が激しく、ほとんどの1年生は入部する。再受験生も20代の者はほぼ入部する傾向にある。しかし、再受験生の場合は学費を稼いだりしなけらばいけないし、30代で運動部ということに抵抗を持つ者もいると思うので、入部のメリットとデメリットを考えて決定しなければいけない。
縦の繋がりができることが大きい。学生同士も貴重であるが、もっと上の先生が他との繋がりは病院実習時や就職後に生きてくる。病院実習で各科を回っているとまず聞かれることは「部活は?」である。そこで同じ部活だと可愛がってもらえるし、指導もよくしてくれる。また時間に融通を効かせてくれて、早めに帰らせてもらえたりもする。就職後も同じである。同じ部活の人が多い科というのが存在するが、やはりそれは居心地がいいからだろう。
「〜部の試験資料はすごい充実しているよ☆」などという勧誘文句が聞こえてくるが、こんなことは全く関係ないので無視してよい。資料なんてのは単に先輩のノートであるのでどの部も変わらないし、今の時代は学年の共有フォルダに上げてみんなで共有するものである。
部活をやると時間が全く無くなるというのが最大のデメリットである。週3回の練習がある部活に入ってしまったら、部活以外にバイトしたりすることは不可能と思っていい。再受験生の場合は他学部と同じような感覚でいる人もいるが、医学部の勉強は1年生ですらまあまあ大変である。2年生以降はホントに大変である。なので、週3回の部活をしてしまうと全く自分の時間が無くなってしまう。いわゆるガチ系の部活(野球、硬式テニス、バスケ)などは相当の覚悟を決めないとやっていけないだろう。
比較的緩い部活に入る人が多いようである。卓球、アーチェリー、弓道など。こうした部活でも辞める時はなんだかんだで労力が必要となるので、部活のメリット目当てに興味のない部活に入らないこと。後が大変。
結局無理そうなら部活なしで構わない。部活に入っていないからといって就職できなくなるわけではないし、それほど不利にも働かない。無理に部活に入って勉強についていけなくなったり、人間関係の問題が増えて精神的ストレスになったりする方がよっぽど問題である。
#tvote("帰宅部[2]")
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