年齢による不利は再受験にはついて回るものである。20代前半ならばかなりの選択肢を持つことができるが、20代後半からは大学を慎重に選んでいく必要がある。最近はどこの大学も厳しくなってきているが、きっちり選べば全く問題なく合格できる。30代前半程度なら、全国で10弱は選択肢があるのではないだろうか。
合格後のことを考えても、再受験生の多い大学へ行った方が過ごしやすいかと思う。もちろん現役の方とも年齢関係なく交流を深めていく必要はあるが、再受験生特有の悩みなどを相談できる相手がいると学生生活を過ごしやすい。私の大学では再受験生が少なかったので、その点が物足りなかったところである。
受験時の年齢に関しては言い尽くされているのでこれぐらいにとどめておき、高齢医学生の卒後はどうなるのかといったところに焦点を当てたい。結局、年齢がプラスされていることは一生ついて回る。マッチングでも経歴や年齢について聞かれるし、医者は卒後○年という年功序列があるため、入学の遅れを取り戻すことはできない。卒業時20代ならばマッチングも全く不利なく進めることができると思うが、30代以降になってくると、それなりの人気病院では少々不利を被ることになる。それを覆すべく、在学期間中から勉強や課外活動に励んでいかなければいけない。
また、研修後に進む診療科では、早期に習熟できるマイナー科が多い。特に精神科が人気である。ただ、精神科は飽和状態であるので、今後はこの動向が変わってくると思われる。
#tvote("26〜29歳[27]","35歳以上[15]","〜22歳[11]","23〜25歳[9]","30〜34歳[7]")
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