2020-08-07
女子医大のボーナスカットが話題を呼び、更にそのブレブレ加減も注目を集めている。退職希望者が400人だとか(1)。中には怒りに震えている看護師もいるとか(2)。「コロナで頑張っているんだからボーナスだせ」というのが看護師側の主張の様であるが、これはなかなか通りづらいのではないだろうか。というのも、ほとんどの病院で売り上げは落ちている。これは、体感的にも統計的にも明らかである(3)。売り上げが落ちているということは外来患者や入院患者が減っているということであり、仕事量が落ちているということである。これも間違いない。さらに、三密を防ぐためにカンファレンスは極力控えるようにしている。正直、コロナ前と比較すると仕事はかなり楽だ。この状況で私立病院である女子医大において「ボーナス出さないのはおかしい」というのはあまりにも社会人としての常識が欠落しているのではないだろうか。ボーナスの意味合いを理解できていない。さらに追い打ちが「手取りが14万円なんです」というコロナのボーナスカットとは全く関係のない訴えも出てきている(4)。宮迫が岡本社長を嵌めてバッシングムードの時に訳の分からない芸人が吉本の悪口を言っているときとかぶってしまった。こうしたことは分かってない人はしゃしゃり出ない方がいい。手取り14万円も寮費抜きであり、東京都心の若手看護師であるならば十分すぎる額である。確かに、コロナ病棟勤務者は精神的な疲労はあると思うので、その分の手当てはあってもいいとは思うが、他の病棟勤務者であれば医療者として当たり前の感染対策をして診療に臨むだけなので、これで文句を垂れていてはその質が知れてしまうというものであろう。
ボーナスなしで問題ないと思われるが、ただ、女子医の場合はコロナをいい機会にして人件費カットをしようという思惑が見え見えなので、その辺りに反発が出ていたのかもしれない。看護師の主張もおかしいし女子医の経営もおかしいしで、おかしいもの同士が争っているだけである。
コメントはありません。 コメント/女子医大のボーナスカット?