2021-04-13
15:45:14

 2021年春、福岡堅樹氏が順天堂大学医学部に入学したわけであるが、この不正入試の予感は2020年6月頃からしていた。
 2020年6月、氏が医学部を目指すことが発表されたhttps://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/sevensrugby/news/202006130000955.html。2020年春には朝比奈選手が獨協医科大学にAOで入学し、なんとなくその余波もあり、「福岡氏もno学力で医学部入ってしまうのか?」という予感がしたのだ。ただ、この時点で私は、その事件は3年後ぐらいかなという漠然とした見立てでいた。というのも、3年ぐらいの準備期間を設けないと合格の説得力がないからだ。学力ゼロ、勉強習慣なしというスタートラインから、「2021年に合格しました」「2022年に合格しました」はさすがに露骨すぎるのではと思っていた。もちろん、私は福岡氏がまともに学力勝負をするわけはないと思っていたので、「勉強頑張りました!」と世間に認めてもらえる期間というだけである。実際に勉強をするわけではない。
 ただ、現実はその予想をはるかに飛び越え、2021年単騎合格というとんでもない荒業をぶっこんできたのだ。2-3年のカモフラージュ期間とかそんなことは全く無視した荒業である。おそらく、福岡氏を含めた関係者が医学部受験のことを知らなさ過ぎてこのようなことになったのだと思われる。まじめに勉強をしてきた受験生を馬鹿にした不正入試である。
 そもそも、順天堂大学というのはそういった表面的なことしか考えない大学である。有名な教授を引っ張ってきたり、子弟やお気に入りの人物を加点して入学させたりしているが、学生や医師を教育して医療の質を高めていくという意識はない。とにかく手っ取り早くいい印象になる方法はないと考えているだけである。例えば、順天堂大学大学院の4年での学位取得率は99%である。きっちりとした学位審査を行っている大学であればこのようなことは絶対にない。おおよそ30〜40%になることが普通である。なぜ順天堂はこんな高率なのかというと、まともな審査をしていないからである。「うちの医師は学位取得率高いですよ」と言いたいだけなのである。学位を取得していても中身が伴っていなければその価値はない。要は、順天堂も氏も「楽していい思いをしたい」という姿勢が合致し、今回の事件に至ったのであると思われる。当然、順天堂大学を医療機関として受診することは、上記の体質をよく考えてから決定することが望ましい。

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