※昨今、地球規模での資源の過剰消費が言われています。できるだけ資源の消費を抑え、現在の環境をより長く維持するためは中古での購入も一つの手だと思われます
(新品での購入を咎めるつもりはありません)。購入いただいた方は率直なレビューをしていただくと受験生の方の参考になるかと思われます。
非常に高いレベルの学力が要求される。順天堂大学医学部の2021年駿台全国偏差値は私立医学部3位の65※である。「65あれば合格できる」ではなくて、「65あれば勝負できる」という目安であるため、単願で確実に合格するにははるか上の学力が求められる。私立医学部入試ではほぼ全員が複数校を受験する。というのも、これは当然であるが、自身の学力に加えて問題の巡り合わせによって、合否が決まるからだ。例えば、偏差値60の医学部において、普段の平均偏差値が65ぐらいの人でも問題の巡り合わせによって不合格になることもある。そのため、そうした紛れを少なくすために複数校の受験をするのだ。ただ、飛び抜けて学力の高い人は単願もあり得る。東大理掘塀拌譱換77)を第一志望にしている方は私立は慶應義塾大学医学部(駿台全国74)のみという人もいる。ただこれも実質2校受験であり、単願とは言えないかもしれないが。
仮に順天堂大学医学部を単願するならば、それはそこの合格がほぼ確実ということであり、普段の駿台全国の平均偏差値は75は必要なのではないだろうか。正直70では紛れのために落ちる可能性があり、落ちたら1年という時間を無駄に使わなければいけない。そんな学力の高い人がまた1年間の勉強をすることは大変な無駄である。なので、単願を思いきるには75(ただ、75でも単願は怖すぎる)、再受験生という足かせが加わるならばさらに偏差値80は欲しい。
ただ、そうすると国公立医学部や上記慶應もほぼ余裕ということになり、机上の空論のような作戦となってしまうかもしれない。
※偏差値65とは上位6.7%である。駿台全国模試なので、医学部受験者がメインの中でのそれだけ上位は驚異的な学力が必要となる。
ネット上では、「YMSの合格体験記の掲載が早すぎる。事前に作っておいたのではないか」との指摘が散見される。果たしてそうなのであろうか。事前に作っておくということは合格の確信、不正入試の疑いを助長させることになるため、福岡選手の名誉のために考察したい。
まず、大前提として、2021年2月20日12時に合格発表であり、14時にラグビーの試合開始(秩父宮)であった。Twitterによると、試合開始前に合格を確認したと。ラグビーの試合はハーフタイム合わせて90分程度であるため、15時30分までは試合であったのは確実だ。さて、そこから18時のYMS発表(詳細な時間のわかる方は教えてください)までが空白の2時間半である。2時間半と言っても、普通は試合後に着替え、ミーティングなどがあるだろう。それはそうだ。ラグビーサークルではなくて実業団としてやっているわけだから、「終わったら帰ります」ではいかないだろう。とすると、ラグビー場を出るのは1時間後以降であろうか(さすがに30分後に出発は非現実的であろう)。最短で16時30分に出るとする。ここから予備校での写真撮影と合格体験記の執筆をする。執筆をする際には、以下の手順を踏まなければいけない。ややこしいので、福岡選手=F、予備校=Yとする。
という最低限の流れは必要である。16時30分にラグビー場を出て、17時に家に着いたとする。8番目のやり取りまでお互い3分で返信しあったとしよう。24分だ。原稿を書き上げることに6分かかったとすると、完成版作成まで30分でできてしまうのだ。そこからYMSまでタクシーで行き(この時間は不明だがタクシーを捕まえる時間も含むため10分2km程度とするか。)、写真を撮ってパソコンに取り込んでとすると、18時に合格体験記の掲載が可能なのだ。
なので、「合格体験記の掲載が早すぎる」という指摘はいささか説得力に欠ける。なお、「初めから写真を撮っておいた」という反論は疑惑を強めることになる。なぜ一塾生の写真を撮る必要がある?掲載予定もないのに。なので、写真は合格発表後に撮ったという線で考察した。いずれにしろ、十分実現可能なスケジュールであった。
時間 | 内容 |
12:00 | 順天堂大学医学部合格発表 |
14:00 | ラグビー試合開始 |
15:30 | 試合終了 |
15:52 | (追記:実はここで合格体験記写真がアップされていた) |
16:30 | 会場出て自宅へ |
16:50 | 自宅着 |
17:00 | YMSの方と原稿の打ち合わせなどのやり取り最低8回 |
17:13 | Twitterで合格報告 |
17:30 | 原稿完成 ※お互い3分以内の返信、原稿作成時間を6分とした場合 |
17:40 | YMS着、写真撮影 ※自宅からYMSまで10分以内2km以内であったと仮定する |
17:50 | 掲載準備完了 |
18:00 | 掲載 |
※18時に掲載というのは最短のスケジュールを考察する上で暫定的に設定した。おそらく18時以降の掲載であったと思うが、18時としての考察で「十分可能」の判定となったので、18時以降であれば当然「十分可能」である。
本件の議論に関して、論点がぶれないようにしたい。このサイトを見ている方は特に問題ないかとは思うが、東医の不正問題の様に論点がぶれやすい事案である。東医の不正入試は「賄賂での事前談合」であったのに、いつの間にか「年齢がー、性別がー」という話題に置き換わってしまっていた。私たちは、大学のさじ加減で加点減点のある事は当たり前に知っている。加点の結果、合格する人も入れば合格に届かない人もいる。いずれにせよ、点数を取らなければ合格はできなくて、属性によってその基準が少し緩くなったり厳しくなったりするのだ。東医の問題はそこではなくて、「賄賂」それも「事前に合格決定」はダメでしょということが本質であったのだ。
今回も似たようなことが起きている。世論として「これだけの選手なんだから加点があってもいいでしょ」という擁護が散見される。上述の通り、私たち医学部受験をしてきた者、している者は、順天堂が恣意的な点数操作をしていることぐらい当たり前のように知っている。年齢や子弟、スポーツの実績などで加点減点している。なので、今回の件でも「スポーツめちゃできるので10点加算しましたー」だったら、「まあ、順天だったらありえるな、相変わらずの体質だな」ぐらいに思う程度である。属性による点数調整だけであれば、合格するかどうかは分からない。加点を考慮しても、順天堂正規合格とすると少なくとも底辺私立医は余裕で合格できる学力までは高めていると予想できる。であれば、「まあ、ちょっと優遇されているけど、ラグビーの功績もあるし、短期間でそこまで学力を高めたなら認めざるを得ないね」となる。属性加点がなされたところで1次試験で30%しか取れなければ合格しない。ただ、「あなたはスポーツできるから合格は決定ですよ」と事前に決まっていたとすると、これは大問題である。入試の意味がなくなってしまう。それこそ、佐野氏事件と同様に細かな検証がなされなければいけない。
なので、単なる属性による加点減点か、事前談合であるかでは事の重大性が全く異なってくるのだ。
※時差を考慮しなければいけませんでした。とすると確かに合格発表後の掲載です。が、それでも極めて時間差なく掲載されたと言えるかと思います。
インターネットアーカイブで確認すると2月20日のログは4つある。
いずれも12時前。
なのに合格体験記が掲載されている。
詳しい方、これは怪しいのではないでしょうか。
ただ、体験記が掲載されたのは18時頃なんですよね?
このログは関係ない?
福岡堅樹選手が本を出版
入試から1年経ってもアマゾンでのレビューが概ね☆1であることがこの裏口入試への批判のがまだまだ終わってないことを示した。よく順天堂が火に油を注ぐような出版を許したか疑問である。
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