訪問者
今日:11/昨日:51
合計:13635
創立 | 1972年 |
設置 | |
所在地 | 石川県河北郡内灘町大学1-1 |
学部 | 医学部 看護学部 |
研究科 | 医学研究科 |
進級 | 厳しい |
ス卒 | 75.4% |
HP | http://www.kanazawa-med.ac.jp/ |
![]() |
石川県河北郡に位置する単科医科大学である。2007年度より看護学科が併設された。大学のある内灘町は人口約2万5千で、もとは海岸沿いの砂丘だった場所に校舎が建っている。1972年に設立された新設医学部?である。
大都市圏から離れた立地と学費の高さから、入試難易度は易しい部類である。一般入学試験の日程は、他大学を先駆けて実施されるため、65名程度の定員に対して例年3500名程度が受験をする。
いくつか推薦枠があり、それによる入学者は入学者全体の25%である。女性入学者の割合が例年50%近く、全私立医学部中で最も女生徒が多い大学のうちの一つである。一般入学試験では、現役生の合格者は少なく、2016年度は67名中3名のみが現役生であった。
元々浪人生の多い大学であり、年齢に関しては「かなり寛容」との評価であった。しかし、2014年以降の入学の平均年齢が20歳を切っているとの報告がいくつか挙がっており、かつ合格ボーダー付近の受験生の一次試験合計点の幅が例年に比べて非常に大きくなっていることから杏林大学医学部や藤田保健衛生大学と同じように二次での加点方針を大幅に転換した可能性がある。再受験の評価に関しては、今後動向を見守る必要がある。としたが、2018年における東京医科大学裏口入学問題を皮切りに実施された調査において、本大学は浪人生マイナス、子弟プラスの裏査定を行っていたことが発覚した。よって、再受験には厳しいの判定に格下げとする。
また、面接の判定は【重視】となっており、配点が何点なのか全く分からない
最大の特徴は二次試験対策に要する労力が全私立医学科の中でも最も軽い部類であること。大学志望理由も医師志望理由も必要なく、自分のプロフィールを二次で聞かれるようなこともない(合否に関係のないアンケート程度のものは二次試験当日に書かせられる)。小論文も課題文の300字要約である。私立の中では受験日がかなり早いことや相対的に最も合格しやすい部類の医学部であることから、その後の調整や最初の正規合格確保を目的に毎年多くの受験生が受験する。金沢医科は一種のボーダーラインであるためほとんどの私立大志望の再受験生や多浪生にとってこの大学の受験は必須である。
一次試験はマーク形式である。マークについては複数解答設問で、『当てはまるものを三つ解答しなさい』と指示された時にセンター試験の形式とは異なり、同じ解答欄の複数箇所(例えば 銑Δ△襪Δ舛劉△鉢い鉢)を塗りつぶす場合があるので忘れないように問題文をよく確認すること。内容は基礎的であり、数学と理科は満点を目指したい。
成績開示表には、平均点と最高点と合格最低点(補欠最下位の点数ではない)が表記される。ただし、記載情報は1次試験結果についてのみ。
大問5つで60分。総語数は1500字程度。大問1と2は文法問題であり、残りの3題が長文問題である。時間に比して英文語数が多いため、速読力が必要となる。そこそこ難しい。
大問4つ60分。マークシートによる穴埋め形式である。難易度は標準的なので、落ち着いて解こう。
二次試験は朝に金沢駅に集合し、無料バスで金沢医科大学に向かうので、前日宿泊は金沢駅周辺が望ましい。
帰りはタクシーで金沢駅まで行くか、バスで内灘駅まで行き電車で金沢駅着というパターンの受験生が多い。
時間 | 60分 |
配点 | 60点 |
文字数 | 300字 |
内容 | 課題文の要約 |
文章の要約という形式なので一瞬困惑するが、時間はあるので心配することはない。
おそらく差はあまりつかない。
形式 | グループディスカッション(集団討論ではない) |
時間 | 20分 |
人数 | 面接官2人-受験生5人から4人 |
面接官2人に受験生5人から4人
グループは年齢が近い受験生同士でセットにされる。
《内容1.メモ取り》
まず筆記用具の用意された長方形の部屋(横幅が狭い)に5名(一部は4名)の受験生が集められ壁向きに着席させられ、課題文を黙読し、後に感想を述べるためのメモを取る。制限時間9分が経過するとメモとネームプレートのみを持って別の部屋に移動し、すぐにグループディスカッションが始まる。
移動後の部屋にも課題文と筆記用具は準備されているので内容をそのまま書き取る必要はない。
《内容2.グループ・ディスカッション》
課題文に対する感想を1分程度で各々簡単に述べた(自己紹介などは求められない)後で全員参加の話し合いによって内容を深める。決して討論ではなくあくまでコミュニケーション能力を見るためのものであり医学部のいわゆるチュートリアル授業などに近い形式である(頭上にビデオカメラあり)。
ほとんど発言しなくても合格は可能。ただ試験監督の説明によると「一言もしゃべっていなければ落とします。」とのこと。無理して8回も9回も発言する必要は全くない(時間的にも苦しい)。相手の発言を理解した上での発言であれば賛成反対質問等自由である。参考例を挙げるとすれば、トーク中の発言回数3回、しかもいずれの発言も「そうですね〜。」程度で正規合格している受験生も過去に存在した(2012)。故にトーク中に3回以上発言しておけば回数だけについてはそれで十分と言える。
年 | 募集 | 志願 | 受験 | 1次合 | 正規 | 補欠 | 繰上 | 総合格 | 志願倍率 | 入学 |
2020 | 65 | 3038 | 2810 | 457 | 72 | 208 | 116 | 188 | 16.2 | 66 |
2019 | 65 | 2440 | 2333 | 506 | 109 | 263 | 145 | 254 | 9.6 | 65 |
2018 | 65 | 3286 | 3189 | 598 | 110 | 297 | 96 | 206 | 16 | 63 |
2017 | 65 | 3477 | 3382 | 581 | 115 | 290 | 86 | 30.2 | 65 | |
2016 | 65 | 3588 | 3446 | 555 | 106 | 32.5 | 67 |
年 | 募集 | 志願 | 受験 | 1次合 | 正規 | 補欠 | 繰上 | 総合格 | 志願倍率 | 入学 |
2020 | 10 | 1585 | 1425 | 78 | 10 | 21 | 6 | 16 | 99.1 | 10 |
2019 | 10 | 1534 | 1407 | 99 | 10 | 39 | 3 | 13 | 118.7 | 10 |
2018 | 10 | 1488 | 1249 | 155 | 10 | 68 | 4 | 14 | 106.2 | 12 |
年度 | 期 | 合格最高 | 合格最低 | 受験者平均 |
2020 | 前期 | 303 | 213 | 163.0 |
後期 | 182 | 156 | 114.4 | |
2019 | 前期 | 357 | 264 | 210.0 |
後期 | 174 | 139 | 98.8 | |
2018 | 前期 | 345 | 271 | 211.1 |
後期 | 181 | 140 | 103.5 | |
2016 | 前期 | 359 | 268 | 204 |
https://www.kanazawa-med.ac.jp/medicine_exam/data/result/
総数 | 現役 | 浪人 | |
志願者 | 3,588 | 453 | 3,135 |
受験者 | 3,446 | 441 | 3,005 |
1次合格者 | 555 | 15 | 540 |
2次合格者 | 106 | 4 | 102 |
入学者 | 67 | 3 | 64 |
補欠順位は公表されていない。試験科目は、英語、数学()、小論文、グループ面接(25分)である。6浪でも補欠の連絡がきたとのことから、その当時は点数順で取っていた可能性が高い(2011年以前の情報である)。例年、正規と補欠の合格者は合わせて200〜250人くらい。2010年入学は一次合格は500人出したけどほとんど回ってなかったはず。2011年入学では1次合格者を100人減らした。
金沢医科同級生の中には、補欠候補通知書が来ていないのに補欠合格し、直接電話連絡で入学の意志があるかの確認を受けた人物が過去に存在した。これ以降、補欠候補通知書自体はほとんどの二次試験受験者に発送するようになった。2013年の入学試験では二次試験に進んだ受験生で補欠候補通知書が来なかった者は少数である。
年度 | 期 | 候補者 | 繰上 |
2020 | 前期 | 208 | 116 |
後期 | 21 | 6 | |
2019 | 前期 | 263 | 145 |
後期 | 39 | 3 | |
2018 | 前期 | 297 | 96 |
後期 | 68 | 4 |
希望者の中から入試の成績上位の一般(前期)2名、指定地域推薦から1名に1980万円が金額が貸与される。
募集人員 | 3名 |
支給額 | 330万円×6年間 |
申請方法 | 願書内の奨学金希望欄に○ |
返済免除 | 5年間指定地に勤務 |
1年前期は楽。後期から解剖など医学系の授業のテストは毎回、受験でやった生物くらいの量がでる。2年は全学年で1番留年する。例年15人前後。3、4年は10人くらい。
しかし、2018年度は各学年10人、6年生は30人弱の留年が出たとの報告あり。(当サイトコメント欄2019年3月)
4年次後半に行われる医学生の手技試験OSCEで留年者が発生した模様。OSCEは主義や医療面接スキルを見るもので、客観評価は難しい。そのため、どの大学でもOSCEのみで留年ということはほとんどないが、金沢医科では4名も出てしまった。
コメント/金沢医科大学2013年3月以前
コメント/金沢医科大学2013年4月〜12月
コメント/金沢医科大学2014年1月〜2月
コメント/金沢医科大学2014年3月1日〜3月15日
コメント/金沢医科大学2014年3月16日〜3月31日
コメント/金沢医科大学2014年4月〜12月
コメント/金沢医科大学2015年1月
コメント/金沢医科大学2015年2月
コメント/金沢医科大学2015年3月
コメント/金沢医科大学2015年4月〜8月
コメント/金沢医科大学2015年10月
コメント/金沢医科大学2015年11月〜12月
コメント/金沢医科大学2016年1月A
コメント/金沢医科大学2016年1月B
コメント/金沢医科大学2016年1月C
コメント/金沢医科大学2016年2月A
コメント/金沢医科大学2016年2月B
コメント/金沢医科大学2016年3月
コメント/金沢医科大学2016年4月〜12月
コメント/金沢医科大学2017年1月A
コメント/金沢医科大学2017年1月B
コメント/金沢医科大学2017年1月C
コメント/金沢医科大学2017年1月D
コメント/金沢医科大学2017年2月A
コメント/金沢医科大学2017年2月B
コメント/金沢医科大学2017年2月C
コメント/金沢医科大学2017年3月
コメント/金沢医科大学2017年4月〜10月
コメント/金沢医科大学2017年11月〜12月
コメント/金沢医科大学2018年1月A
コメント/金沢医科大学2018年1月B
コメント/金沢医科大学2018年2月A
コメント/金沢医科大学2018年2月B
コメント/金沢医科大学2018年3月
コメント/金沢医科大学2018年4月〜12月
コメント/金沢医科大学2019年1月
コメント/金沢医科大学2019年2月A
コメント/金沢医科大学2019年2月B
コメント/金沢医科大学2019年3月
コメント/金沢医科大学2019年4月〜2020年1月
コメント/金沢医科大学2020年2月A
コメント/金沢医科大学2020年2月B
コメント/金沢医科大学2020年3月
コメント/金沢医科大学2020年4月〜2021年1月
コメント/金沢医科大学2021年2月
最新の20件を表示しています。 コメントページを参照