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昭和大学医学部

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概要 †

• 大学

  創立	1928年
  設置	1946年
  地域	首都圏の医学部
  所在地	東京都品川区旗の台1-5-8
  学部	医,歯,薬,保健医療
  校舎	1年:富士吉田,二年以降:旗の台
  分類	旧設八医科大学
  立偏	59
  学費	28,172,000円
  進級	優しい
  ス卒	85.7%（2023年） 82.2%（2022年） 88.0%（2021年）
  合格率	96.7%
  HP	こちら

• 入試

  偏差値	駿全	59
  	河合	67.5
  再受験		かなり寛容
  定員	全体	108
  	一般	�鬼�83、�挟�18
  	推薦	卒業生7
  編入試験		なし
  配点		数/国100,理(2)200,英100,小論文,面接
  過去問		昭和大学医学部

解説 †

• 東京都品川区に位置する医療系総合大学である。
• 1928年に創設された昭和医学専門学校を母体とし、1946年に設立された旧設医学部である。
• 当時あえて専門学校にしたのは、創立者の医学博士・上條秀介の、大学で見られる派閥争いや先輩後輩の上下関係に邪魔されず、「現場重視」「しっかりと患者を診る」ことに重きを置くという考えによるもの。
• 建学の精神「至誠一貫（しせいいっかん）」に従い、「常に相手の立場にたって、まごころを尽くす」をモットーにしている。
• 4学部6学科、3000名以上が在籍する医療系総合大として知名度が高い。しかし戦前に旧制医大に昇格できず長らく学位審査権を持てなかったため、医学界における存在感は歴史と知名度の割には高くない。
• 一年次の全学部合同の寮生活など「チーム医療教育」に注力しており、面接時に志望動機として答える受験生も多いであろう。
• 難易度としては、慈恵、日医、順天のグループに次ぐ3番手の位置づけである。
  • 2008年頃までの難易度は中堅程度だったが、2,200万まで学費減額で難易度が上昇、上位校の一角となった。しかし2020年度より再び2,800万へ値上げしている。値下げ時代に形成された受験界隈でのブランドイメージは保たれており、依然上位の立ち位置であるが、近年は学費面で勝る東邦大学や立地面で勝る東京医科大学との間で進学先に迷う受験生が見られるなど、やや立ち位置が下がりつつあるという見方もある。
• 2021年より数学にかえて国語を選択できるようになり、英語国語化学生物のほぼ文系受験でも合格できるようになった。国語は現代文のみであり、数学を選択する場合と比較すると勉強時間を大幅に節約できる。
• 2022年から同窓子弟枠が公式で設けられた。元々裏の子弟枠での入学はあったが、昨今の時勢を考慮して公式化しただけである。「卒業生推薦が開始されたせいで枠が減ってしまった」わけではなく、元々隠しステータスとしてあったものが表示されただけである。なので何も変わらない。
• 全教授(77名)の半数が昭和大出身。美容外科として医クラのトップの一角に立った高須克哉も本学出身。

入試の変更点 †

2023年 †

• 医学部一般選抜入試（�鬼�）利用の歯学部・薬学部併願入試については、歯学部が廃止となった。
• 医学部一般選抜入試（�挟�）二次試験については、小論文試験を廃止する。
• 出願書類審査の点数化なし（総合型選抜入試を除く）

2022年 †

• 共通テスト利用B方式12名中止
• �鬼�75→82名
• 卒業生推薦入試の新規実施5名
• 出願書類の点数化なし（総合型除く）

2021年 †

• 全学部インターネット出願のみ
• 国語の選択が可能に?
• 英語検定試験の点数化。

2020年 †

• 6年間の学費が2,307(特待生2,007)→2,817万(特待生2,517万)に増額。学費の増額と志願者の減少からみて、今後の偏差値動向には注意が必要。

2019年 †

• '18年以前は正規合格者を多めに出していたが、本年からは80名程度とし、合格発表翌日に補欠が大量に回る方式となる。

2013年 †

• 特待制度が6年間で2300→1900万と400万減額。

入試傾向・対策 †

• 入試問題は大学のレベルに合わせてやや難化傾向で、英数もしくは英国あわせて140分という珍しい時間配分。
• 出願の際に志望理由書が課す。
• 志望動機に加えて受賞歴、高校時代の活動内容に言及。
• 合格最低点は6割程度で、65%の得点を目指したいところ。

時間割 †

英語 †

大問5つの構成。8割5分は得点したい。選択問題が中心。発音問題もある。毎年傾向がわずかに変わるが、大問1が発音で,2〜4に文法,大問5が長文という構成が多い。発音は10問近く出るときもある。空欄補充、並び替えは必出。長文に関しては700語程度の中程度の文章量。文法問題の割合が高い傾向。数学のことを考えると50分程度で終わらせたいところ。

数学 †

問題レベルは平均的。8割以上の得点が求められる。時間が少ないため、計算力、問題処理能力が求められる。確率分野は必出。解答用紙には解答のみを書き込むようになっている。大問1は小問集合が多い。小問集合は基礎的な問題が多く、1問1〜2分程度で解くことが求められる。しかし、時折難しい問題も含まれており、それらは後回しにすることが得策。答えのみを解答欄に書くパターンが多いので、計算ミスは致命的。1問は難しくて手間のかかる問題が出題。

2017年 †

数学は難化した模様。

• 数学クソ難化。
• 数学が今までにないくらいの難易度なんだけど。
• 数学ムズくないっすか？五割取れてればいい方かな？？
• 数学終わった ゲーセン行くか。
• 数学4割、英語9割おわた。 日医より数学はるかに取れなかった。
• 最後の大問にある小問ってどの問題も去年なら大問1つ使うレベルだよね。

出典：コメント欄2017年1月27日

理科 †

2科目で140分。

物理 †

大問4つ。�鬼��挟�ともに満点を狙えるレベル。ただ、誘導形式の大問にて、最初でつまずくとその後全て間違ってしまうという問題も存在。

化学 †

やや問題量は多いが、標準的な問題で構成される。重要問題集レベルで対応可能。

生物 †

• 高校の学習範囲を越えた難問も散見。
• 30字程度の論述も特徴的。全国入試問題生物などを使用して、知識の幅を広げていく必要あり。
• 記述も正統派の難しさはあるが、本当に厄介なのは穴埋め問題。「(　)は(　)、(　)と( )である。」みたいな問題も出される。ただ、現在では傾向が変わり、このような出題はなされなくなった。

面接 †

• 面接官2人の個人面接10分。タイムキーパーが存在。
• 事前にアンケートを記入し、それをもとに質問。アンケート内容は、国立併願校校、志望理由、医師志望理由、高校時代の思い出、趣味など。
• 面接はアンケートに沿って行われ、それ以外には、長所短所や医療ニュースについて問われる人もいた。
• 評価に関しては点数化はされないが、A〜Eの段階評価という噂。

面接の感想 †

• 面接官が二人とも優しかった。昭和って怖いイメージあったけど覆ったわ -- 2014-02-09 (日) 14:13:34
• 筆記ボロボロなのに入学後の話されたし、テキトウだと思う。 -- 2014-02-09 (日) 14:14:39
• 高校のときの部活の話ばっか聞かれたけど多浪だからそんなに覚えてねーよ。願書に書いた一番誇りに思ってることみたいなやつノータッチだったし -- 2014-02-09 (日) 16:14:28
• 明日発表ってこと考えると面接はあんまり関係なくて点数順なんだろうな -- 2014-02-09 (日) 17:58:45
• 面接超優しかったけど正規だったよ。圧迫の友達も正規だったから関係ないと思われ -- 2017-02-04 (土) 13:50:18

小論文 †

60分600字。

合格ライン †

1次試験 †

62〜67%ぐらいか。600人程度が通過。

2019年 †

• 自己採点で英8割5分,数４割物,5割5分,化7割で通った。
• 本当にその点数ならマークミスかなんかしてるよ。5浪男子だけど、自己採6割で受かったもん。

2018年 †

• 280ちょいで通過してた
• 270ちょい通過。ちな物理
• 270前後ワイ、落ちる
• 280-295で通過だけど、270前後で落ちてる人いるなら補欠ももらえないかも
• 一次通過270正規310二次補欠合格280ちょいってとこかな

2次試験 †

70%ぐらい?。'19年から正規合格者は募集定員程度となった。'18年以前は80名の枠に対し250名程度の正規合格。

2018年 †

• 二浪自己採280で正規。結構前にもコメントしたものだけど、数学３ミス、英語10ミスで160。物理は大門１が１ミス大門2が2ミス大門3が3ミス大問4が二つしか合ってない。化学は大門1が１つしか合ってない大門2が二つしか合ってない大門3と4完答。で理科の合計120にした。
• 現役 290-300 補欠。
• 1浪/正規/305。
• 多浪/補欠/325(どんなに厳しく採点しても305点は下回らない) 。
• 4浪正規 290~300くらい
• 三浪/補欠/290-300

入試の所感 †

昭和大学医学部の入試の所感

補欠の繰上り †

• 第二補欠でも回ってくる。
• 正規合格者のうち入学するのは約2割。
• 因みに今年は補欠合格はほんの数人しかいません。殆ど難関国立落ち。参考までに。

出典：コメント欄2017年9月21日

入試結果 †

参考：昭和大過去の入試結果

�鬼�倍率 †

�挟�倍率 †

合格最低点 †

学費 †

※単位：万円

• 「学生納付金」の総計は2700万円であるが、寮費、諸経費を含めると2800万円を超える。
• 特待生（�鬼�上位合格者）は初年度がマイナス300万円されるだけ。
• 2013年に2,650万円→2,200万円の減額をしたが、2020年に2700万円に戻している。
• 2024年、寮費が82.7万円→80万円に減額された。
• 2024年時点で、入学時納入金は電信振込書による銀行窓口での振込を指示（インターネットバンキング等での振込は受験者本人を特定できない場合がある、とのこと）されるため、期限ギリギリの振込には注意が必要となる。

大学生活 †

1年次 †

• 特徴的なのは、1年生時の富士吉田市での寮生活。全学部の学生が共同生活。
• 入学式閉式後、そのまま貸切バスで富士吉田校舎へ移動する。
• 寮は男女別で男子寮女子寮共に2つで建物が新しいものと古いものがある。
• 人数割りは、1部屋4人で、学部ができるだけ別の学生同士で部屋を構成されている。
• 一部屋に医歯薬看護の学生の様な場合もある。寮費は9か月で73万くらい。
• 大抵の人にとっては吉田生活はいい思い出になるが、一人ぼっちになるとつらい。
• 毎晩飲み会や、朝早くからカラオケに行くグループもある。
• 閉鎖的な環境ゆえにカップル率は高い。
• 全体では女子の割合が大きい。
• 夜は寒く、季節によってはマイナス10度になることもある。
• 一年生は凄く楽。全学部600人ぐらいで留年するのは1人いるかどうか。
• 寮生活のスケジュール

  時間	内容
  6:00	解錠
  7:30-	朝食
  8:45-12:00	授業
  12:00-13:15	昼休み
  13:15-16:30	授業
  17:50-18:45	夕食
  22:00-	門限

• 寮から富士急ハイランドまでは歩いて30分。富士急ハに発着するバス停までは20分で、そこから東京への高速バスが出る。

寮生活の感想 †

1年の全学寮生活のいいところは、楽しさだけでなく、コミュニケーションが苦手とか自信な人でも自然に身につくということかな。患者との対話が下手くそな医師は結構いるよね。研究医なら仕方が無いけど。医師としてリーダーシップ力は必須だけど、病院の中でも、医師は一番偉いから黙ってついてくればいいという時代じゃないよね。そういうのに限って能力を疑うような医師が多いと兄貴も言ってた。コミュニケーション講義と構えなくても寮生活のなかで自然に学べる、それも昭和のいいところ。

2年次以降 †

• 1年間を通した全寮制の生活を終えると、2年次から各学部が三つのキャンパスに分かれる。
• 大学本部のある旗の台キャンパスでは歯学部の2年次と4年次の前半、そして医学部と薬学部は2年次から6年次が学ぶ。

病院実習 †

• 6年時にマダガスカル島へ実習に行ける。発展途上国に対して整形外科の医療を提供しているらしい。

夏山診療所 †

• 本州の中部地方にある日本アルプスを中心に、医学部が運営している夏山診療所（登山者や観光客に簡単な治療や救護措置を行う診療所）がある。
• 昭和大学では1932年、飛騨山脈北部の白馬岳に白馬診療所（長野県白馬村）を開設。数多くある診療所の中でも古参に入る。
• 医師はもちろんのこと、昭和大学白馬診療部に属する学生や卒業生有志が運営しる。

附属病院 †

開校の1928年から付属医院を開くなど、創立当初より「実践重視」「現場主義」の方針を掲げている。現在は東京都と神奈川県に合わせて八つの付属病院を運営している。

• 昭和大学病院（品川区旗の台）
• 昭和大学病院付属東病院（品川区西中延）
• 昭和大学付属烏山病院（世田谷区北烏山）
• 昭和大学江東豊洲病院（江東区豊洲）
• 昭和大学歯科病院（大田区北千束）
• 昭和大学藤が丘病院（横浜市青葉区藤が丘）
• 昭和大学藤が丘リハビリテーション病院（横浜市青葉区藤が丘）
• 昭和大学横浜市北部病院（横浜市都筑区茅ヶ崎中央）

コメント †

過去コメント †

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