創立 | 1931年 |
設置 | 1966年 |
医学部設置 | 1971年 |
本部所在地 | 東京都板橋区加賀2-11-1 |
学部学科 | 10学部32学科10研究科 |
校舎 | 板橋(本部・医学部) 八王子 宇都宮 福岡 霞が関 |
進級 | かなり厳しい |
ス卒 | 64.5% |
HP | http://www.teikyo-u.ac.jp/ |
東京都板橋区に位置する総合大学であり、10学部30学科を有し、2万人以上が在学するマンモス大学となっている。医学部は薬学部、医療技術学部と同じ板橋キャンパスにある。医学部は1971年に設置されており、新設医学部?である。
2013年以前は助成金が全額カットされていたため6年間で4950万円という日本の大学では最も高額な学費が課せられていたため、そもそも受験可能な層が限られていた。2014年から1000万円程度減額したため受験者数が増え現在は中堅よりやや下程度の立ち位置に落ち着いてる。ただし2020年からまた学費を上げる模様。
入試形態は特徴的であり、受験日が3日設けられ、何日受験してもよいことになっている。総受験者数に対する合格倍率は50倍前後になっている。受験科目も選択の幅が広く、3日とも受けた場合は最も得点の高い日が採用されるため、高倍率も相まって当然のごとく得点のインフレーションが起きる。理論上3日とも受験した方が有利なことは言うまでもない。再受験生・多浪生は一定の年齢以上(22歳など諸説あるが不明)は正規での合格者しかいない(つまり補欠合格者がいない)。
進級判定が非常に厳しい。全国約80の医学部の中で一番厳しい。ストレート医師率(入学者のうち6年後に医師になれたもの)は52%で2人に1人しか6年後に研修医としてのスタートを切らせてもらえない。中退(放校)者数はどの学年も進級が優しい大学の留年者数ぐらいの数を出している(大学生活を参照)。留年した場合は新たな学年の納入金を全額払わなければならないため、学費が安くなったとはいえ1度でも留年したら卒業までにかかるお金は以前とそんなに変わらないかもしれない。もちろん2度以上留年したら卒業(又は放校)までに必要なお金はどんどん増えていく。
都内に4つしかない高度救命救急センターが設置されている。
学費が3,749万円から3938万円へ増額された。
2017年度入試から推薦入試を導入した。定員は8名であり、一般入試の定員が108名から100名へ減ることとなった。一般入試での変更点は、一般入試で2次試験が実施されることとなった。2次試験では、従来行われていた面接試験に加え、課題作文が課される。また、センター利用入試の2次試験は、従来の英語長文問題と面接試験に加えて、課題作文が課される。
また、一般入試において、従来までは選択した教科の中で問題の選択が可能であったが、2017年入試からは国語以外は出された問題は全部必答となった。
先日の説明会で入試ご担当者におうかがいしたところ、 国語が得意な方は国語を選択して下さいとのことでした。 やはり、自分が得意な3科目で受けるのがベストだということです。 帝京大学医学部の一般入試ですが、複数日受験した場合は 最も点数が高い日の得点で合否を判定します。 今回の入試ご担当者のご説明では、 選択科目による有利・不利が出ないように 科目ごとの平均点を出して、点数を「調整」しているとのことです。 -- 2014-02-08 (土) 06:34:52
(当サイトコメント欄より)
選択 | 科目 | 問題選択 |
必須 | 英語 | 4問必答 |
2科目選択 | 数学AB | |
物理 | ||
化学 | ||
生物 | ||
国語 | 現代文必須+残り4問から2問を選択 |
同偏差値の医学部と比べたら、数学と英語が難しい。英語の解答用紙において白紙の人が多く見受けられる。
長文1題に加えて、5題中3題を選んで解答する形式であったが、2017年度入試から4問必答形式となった。そこそこ難しい。全員必須。
現代文1題に加えて、現・古・漢の中から2題を選択して解答する。国語が得意な受験生は選択しても良いが、問題数が少ないうえに、古文漢文の知識問題が出題されるため、得点が安定しづらい。
大問4つ。難易度は標準的だが、大問の中がさらに2つ以上の問題に分かれており量が多い。合格のためには4問中3問は最低でも完答しなければいけないが、時間は60分しかないので時間的にはなかなかタイトになる。
面接は面接官2人に10分程度の個人面接。面接は6組ぐらいが同じ部屋で同時に行う。仕切りはないが、面接中に他の組を意識することはあまりない。面接の形態は、さながら高校の進路面談に似ており、机を4つかためて1対1で行う。面接官は手元のファイリングされた資料に目を通しながら、受験者に質問を投げ掛け、A,B,Cの3段階で評価する。
Aは絶対受からせる。Bは成績順に受からせる。Cは絶対落とす。という意味。
入室退室の際にノックや「失礼します」などという必要はない。理由は、隣の組がまだ面接をしているから。受験者は、試験室の自分の席に待機し、およそ10〜15分毎に3人ずつよばれ、廊下の席で待機する。試験室と面接室は隣接している。
帝京大学といえば「救急医療」!
全国で最も救急医療が充実している大学病院。帝京大学では、内科、外科、小児科、産婦人科、整形外科、脳神経外科、耳鼻科、眼科、皮膚科、形成外科、口腔外科、精神科、放射線科のすべての科の医師が必ず当直しており、ER(救急)としては日本において完全である。
救急は、一次、二次、三次に分けられ、一次が軽症、二次が中等、三次が重症である。帝京大学では、一次と二次を「ERセンター」、三次を「救命センター」が担当しており、これら全体にまたがる「外傷センター」と、三位一体の制度を誇る。救急で大事なことは、疾患によらない、来院時間によらない、年齢によらない、搬送手段によらない、ということである。
東京では約45秒に1回救急車が出動している(119通報がなされている)。面接では、上のことを踏まえたうえで、自分はこのような環境の中で、臨床実習をしてゆきたい、などと言うとよいだろう。
板橋キャンパスには生物統計専門家が3人もおり、統計においては国内でも恵まれている。医学研究において、また、博士論文を書く際にも、統計の知識は極めて重要である。
なお、ご自身で調べてほしいのだが、あまり「チーム医療絶対善」主義者にならないほうがよい。もちろんチーム医療はかなり重要で、帝京大学でもヒューマンコミュニケーションという授業がなされている。しかし、チーム医療の何たるかを曖昧にしか把握していないのに、チーム医療を面接の場で連呼することはあまり好ましくない。
一次試験はセンター英数国理の4教科から高得点の3科目を採用し(但し英語必須、数学2科目の組み合わせ不可)、一次通過のボーダーは93%前後。二次試験は一般入試と同じ面接と課題作文のほか、英語長文読解が実施される。
二次試験の配点は入試要項では非公表だが、合格最低点が600点満点で公表されるので、センター300点、二次300点である。一般入試では面接と作文に配点がないため、英語長文読解が300点満点であると思われる。センターの得点は受験生の間で拮抗するため、二次試験の出来が合否を分ける。一次合格者はセンター英語190点クラスの強者揃いであるため、その中で二次試験を勝ち抜ける高い英語力が必要となる。
2018年度入試では、合格最低点463点に対し最高点は563点であった。一次合格者の間で発生するセンターの得点差は最大20点程度であるため、二次試験で少なくとも80点以上の得点差が発生することがわかる。このことから、センター利用といえども、センターの得点だけで逃げ切ることは不可能であると言える。
定員10名に対して例年ほぼ定員通りの正規合格者を出し、繰り上げは行わない。
2017年度から公募推薦が導入された。定員は8名であり、現役生が対象である。出願資格は、評定平均値4.0以上、出身地域の制限なし、現役のみである。同じ日に行われる福島県地域枠は、評定平均値4.0以上、福島県の高校に在学中の現役のみで、福島県地域医療医師確保修学資金を受給する意思のあるものに限られる。
二次試験の導入によって入学試験受験者全員が補欠という悪しき習慣が改善された。なお、二次試験受験者は全員補欠扱いとなっている。
補欠を含む最低点。
「点数」で合否を決めているが、科目間の得点調整はしているとのこと。日本大学医学部や東海大学医学部のように得点を偏差値化(標準化)しているわけではない
入学者の報告によると多浪と再受験生は正規合格で受かった人は多少はいるものの、+4歳以上の補欠での合格者はいないとのこと。
入学年 | 受験 | 正規 | 総合格 | 最高点 | 最低点 |
---|---|---|---|---|---|
2020 | 7971 | 184 | 252 | 215 | |
2019 | 6923人 | 198人 | 255 | 212 | |
2017 | 8602人 | 198人 | 267 | 213 | |
2016 | 8530人 | 205人 | 271 | 223 | |
2015 | 7095人 | 118人 | 245人 | 281 | 233 |
2014 | 7527人 | 117人 | 222人 | 280 | 228 |
2013 | 4748人 | 117人 | 203人 | 274 | 227 |
2012 | 3912人 | 117人 | 230人 | 275 | 229 |
2011 | 3733人 | 112人 | 204人 | 261 | 201 |
2010 | 4267人 | 110人 | 212人 | 257 | 214 |
2009 | 4519人 | 113人 | 210人 | 270 | 221 |
2008 | 4152人 | 107人 | 213人 | 277 | 232 |
2007 | 3662人 | 107人 | 176人 | 284 | 251 |
2006 | 4027人 | 113人 | 187人 | 264 | 223 |
2005 | 4249人 | 114人 | 161人 | 276 | 243 |
医学部の公表合格最低点は「繰り上げ合格者を含めた点数」です。つまり、2014年度で言えば、繰り上げ合格の電話が順次まわっていき、入学の意思表示をした一番最後の受験生の点数が228点だった、ということです。帝京大学入試センター(TEL:0120-335-933)に私が直接電話して聞きました。天地神明に賭けてこれは正確な情報です。疑念のある方はご自身で電話して確認してみてください(丁寧に対応していただけますよ)。ちなみに正規合格点数は85パーセント前後(つまり255点前後)だと思います。今年は3日目が科目の選択によってはかなりの高得点になるはずですので繰り上げ合格が80パーセント(240点)まで降りてゆく可能性は低いのではないかと推察しています。 -- 2015-02-05 (木) 02:12:00
(当サイトコメント欄より抜粋)
入試区分 | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 入学手続者 | 競争率 |
一般 | 100 | 8,473 | 7,695 | 181 | 135 | 42.5 |
センター利用 | 10 | 914 | 907 | 17 | 7 | 53.4 |
入試区分 | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 入学手続者 | 競争率 |
一般 | 100 | 9,604 | 8,793 | 171 | 51.5 | |
センター利用 | 10 | 1,105 | 1,101 | 10 | 6 | 110.1 |
年 | 大学 | 新卒 | 全体 |
2020 | 79.40% | 86.20% | 92.10% |
2019 | 78.10% | 83.10% | 89.00% |
2018 | 84.20% | 91.10% | 90.10% |
2017 | 74.80% | 80.20% | 88.70% |
2016 | 85.20% | 96.30% | 91.50% |
2015 | 86.50% | 100% | 91.20% |
学年 | 学生 | 留年 |
1→2 | 125 | 11 |
2→3 | 157 | 35 |
3→4 | 116 | 5 |
4→5 | 128 | 10 |
5→6 | 100 | 3 |
6→卒 | 138 | 20 |
年度 | 1→2 | 2→3 | 3→4 | 4→5 | 5→6 | 6→卒 | 計 |
2015 | 1 | 5 | 4 | 3 | 1 | 0 | 14 |
2014 | 1 | 10 | 1 | 0 | 0 | 3 | 15 |
2013 | 2 | 5 | 1 | 1 | 0 | 2 | 11 |
1限目 | 9:00〜10:30 |
2限目 | 10:45〜12:15 |
昼休み | 12:15〜13:05 |
3限目 | 13:05〜14:35 |
4限目 | 15:50〜16:20 |
5限目 | 16:35〜18:05 |
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