東京医科大学

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概要

  • 大学
    創立1916年
    設置1946年
    設置者学校法人東京医科大学
    所在地東京都新宿区新宿六丁目1-1
    HPhttp://www.tokyo-med.ac.jp

解説

 東京都新宿区に位置する単科医科大学であり、医学科と看護学科を有する。大正5年に日本医学専門学校(現・日本医科大学)から分離独立する形で発足した東京医学講習所を母体に、大正7年に東京医学専門学校として創設された。歴史的には慶應大学医学部や日本大学医学部より旧いが戦前に旧制医科大学に昇格できず長らく学位審査権がなかったため、医学界におけるポジションは前述の2校や日本医科大学、東京慈恵会医科大学よりは低い。しかしながら100年以上の伝統を誇り旧設八医科大学として関東圏では高い評価を受けている。キャンパスの立地の都会度は全国の医学部の中でも最高ランクである。
 私立医学部の学費値下げ戦争前から学費は安めで、立地のよさも考慮すると高難易度になりそうであるが、相次ぐ不祥事による社会からのイメージ悪化や値上げもあって今一つ人気には結びつかず、偏差値は中堅どころにとどまっている。
 以前より高齢の学生が少なかったり、コネ入学の噂のある大学であったが、2018年に裏口入学及び高齢・女性受験生に対する減点が明らかとなったことで不正入試の実態が露呈した。今後は多浪•再受験生や女性に対しても、比較的差別の少ない流れとなっていくと思われる。
 付属病院は、東京医科大学病院、八王子医療センター、茨城医療センター、上高地診療所がある。

東京医科大学裏口入学問題

 当時文部科学省官房長であった佐野太氏に対して東京医科大学が私立大学支援事業の対象校に選出されるよう便宜をはかるよう依頼し、その見返りに2018年度一般入試において受験した同氏の子どもの一次試験の点数を加算して不正に合格させた疑いが持たれている。
 東京医大側は複数の大学幹部の関与が明らかになっており、理事長、学長が中心となり組織的に点数操作が行われた。佐野氏は受託収賄容疑で逮捕、東京医科大学の理事長と学長は辞任し、在宅起訴された。
 また、捜査の過程で、過去に不正な加点を受けて入学した人物の情報が列記された、所謂「裏口入学者リスト」が発見され、以前から毎年10人程度を加点により不正に入学させていたことが明らかになった。
 長年に渡り不正な入試を続けてきたツケは大きく、受験生の信頼が失墜しただけでなく卒業生も肩身の狭い思いをしている。

点数操作による多浪・女子合格者数の抑制

 裏口入学問題に関する操作の過程で、入試において女子受験生の一次試験の点数を一律に減点し、合格者数に占める女子の割合を3割程度に抑制する操作を行っていたことが明らかとなった。妊娠・出産による離職や、女性が楽な診療科を目指す傾向が強いことによる診療科の偏りを考慮しての措置であったという。また、学生のレベル向上を目的として、多浪生にも同様の操作を行い合格者数を抑制していた。
 操作は2011年頃から実施され、全受験生の一次試験の点数に、年度毎に定められた85%,90%といった係数を掛けて一律に減点した後、二浪以下の男子には20点、三浪の男子に10点を加点することで差をつけていた。平成30年度の入試では、男子の受験生全体に対する二次試験を経た最終的な合格率8.8%に対し、女子の合格率は2.9%と、男女間で合格倍率に3倍以上の格差を生む結果となった。
 この他、入試問題の一部を特定の受験生に対し事前に漏洩させていた疑惑も存在する。

受験時の注意

 東京医科大学裏口入学問題にある通り、この大学では公正な入学試験は行われていなかった。大学側はこれらの不正は廃止すると説明しているが、組織体勢がどこまで改善されるかは不明であるため、受験生は以下のような点数操作があったことに注意したい。

  • 裏金が加点につながる。
  • 政治家、官僚、同窓生子息の優遇。
  • 女子や多浪の受験生は一律減点される。

入試の変更点

2020年

  • 補欠順位の公開を開始。←遅い

2019年

  • 東京医科大学裏口入学問題の影響で、追加合格者44名が出された。その合格者は2019年度1年生として入学するため、2019年入試の定員を削減することとなった。
  • 元々一般75名、センター利用15名の定員であったが、一般34名、センター利用12名の募集となった。
  • その後、文科省の、追加合格者を出した大学の臨時の定員増を認める措置を受け、これを活用することを発表した。

 現時点では具体的な増員分の人数の発表はなく調整中であると思われるが、追加合格者の人数を考えると、教育設備や人員確保などの問題から、増員は少数にとどまり、本来の入試定員を回復するには至らないものと思われる。
 また、追加合格者から辞退者が出た場合、その分は2019年度入試の定員に追加されることとなっており、これにより定員が増加することも考えられる。

参考:東京医科大学HP

2019年度入試

2019年東京医科大学入学試験にて、大学はどれだけ誠意を見せることができたのか。
今年度より補欠者に繰り上げ番号が付き、繰り上げ順位がある程度透明化されるなど、入試の公平化・透明化に向けて大学側に一定の改善への姿勢は見られた。その一方で、文科省の、追加合格を行った大学の臨時定員増を認める措置を、活用する、としながら具体的な増員人数を公表しなかったことなど、情報公開に対する姿勢についてはまだ努力の余地が残るように感じられる。今後、東京医科大学、さらに他の大学についても、情報公開を徹底する機運が高まっていくことを期待したい。

入試傾向・対策

1次試験突破は7割程度?
しかし、8割はほしい。
2次試験では、適性検査・小論文・面接が課される。
適性検査はYG検査とバウムテストが行われる。特別な対策は不要であろう。
面接は大学の体育館でブースを仕切って行われる。

英語

60分全問マーク式。1.発音/アクセント、2.文法語法、3.英文整序、4.語句補充、5.長文問題の構成である。
分量が多く、この制限時間ではなかなか厳しい量である。長文問題が最重要であり、内容一致問題は「25個のうち正しい9個を選べ」という形式である(年度により正解選択肢の数が変わるが、どのみちよく練習を積むことが必要)。どのパラグラフにどの設問分が一致しているのかを検討付けながら読む必要がある。1〜4はさっさと片付け、5の長文問題に時間を割く必要がある。

数学

医学部のレベルからすると難易度は低め。英語同様、時間が少ないため、正確な計算を心掛ける。
特に、2015・2016年度は平年よりかなり簡単であった。もしかしたら簡単な問題を出題する方針に変わった可能性あり。

補欠の繰上り

ホームページに記載。
ここ数年は、1次補欠者全員が補欠合格を果たし、2次補欠者も数人が補欠合格となったが、2016年度入試では2次補欠者まで回らなかった模様。
1次補欠者は100人。そのうち50人程度は3月初めに一斉に補欠合格となる。
1次・2次補欠者には、正規合格の日に、補欠者になった旨を知らせる速達が届く。

入試結果

入学者現浪比

 入学者現浪比は運営正常化騒動があった年の翌年である2011年から公開され始めた。4浪以上の年齢の入学者数はいずれの年度も10名以下であり、合格には正規合格上位の点数が必須であるがその点数を採ったとしても3月末の補欠合格になる例もある(2009年4月入学の社会人の再受験生)。再受験寛容度は「厳しい」と「かなり厳しい」の間程度であり、特殊なアドバンテージを持っていない一般の再受験生の受験校候補にはなり得ない。

現役1浪2浪3浪4浪以上入学者数
201740382895120
2016
201550
41.7%
36
30.0%
20
16.7%
5
4.2%
9
7.5%
120
201440
33.3%
35
29.2%
28
23.2%
7
5.8%
10
8.3%
120
201349
41.5%
45
38.1%
13
11.0%
5
4.2%
6
5.1%
118
201245
38.1%
38
32.2%
20
17.0%
7
5.9%
8
6.8%
118
201128
28.6%
51
52.0%
10
10.2%
5
5.1%
4
4.1%
117

※現役入学者の半数は推薦である。2017年は40人中24人が推薦入学。

大学生活

進級

新宿という立地は大学生活を送るのには非常に魅力的であり、楽しもうと思えば存分に楽しむことができる。以前は進級判定も緩かったため、遊びに長けた人が多い印象であったが、2006年入学生以降は徐々に大学の縛りが厳しくなってきている。1学年のおおよそ10%程度が留年する。また、2016年頃に東医設立100周年を迎えるため、その年の国家試験合格率を100%にしようという流れがある。そのため、それに向けて進級判定がさらに厳しくなっている。

組織体制

運営正常化の失敗

八王子医療センターの生体肝移植に絡んだ複数の事件や茨城医療センターの診療報酬の不正請求を始めとした多くの不祥事によって信頼を失墜した東京医大は運営正常化のために2010年5月、第三者委員会を設置した。
しかし、不正の温床と見られる医局講座制の全面見直しを求める第三者委員会と、医局講座制の利権を守りたい主任教授・理事会側の対立により事業は難航。第三者委員会は当初目的を達成することなく解散した。

[再生委員会報告書]
http://www.tokyo-med.ac.jp/pdf/saisei-110331.pdf
[東京医科大学情報公開]
http://www.tokyo-med.ac.jp/link/

保険医療機関指定取り消し

東京医科大学茨城医療センターが2008年〜09年の間に約2億円の診療報酬の不正請求を行っていたことを受け、厚生労働省は2012年12月1日付で同センターの保険医療機関指定を取り消した。大学付属病院が保険医療機関の指定取り消し処分を受けるのは史上初めてであった。指定を取り消された医療機関は健康保険法第65条に基づき、原則5年間は再指定を受けられないが、該当地域の他の医療機関に大幅な負担がかかったため、同センターは特別措置として僅か3ヶ月で再指定を受けることとなった。

医師国家試験

  • 成績
    全体合格率
    11392.1%
    11296.4%
    11194.4%
    11098.5%
    10993.3%
    ・国家試験対策の神、三苫先生の講義を受講する。
    ・「丸暗記しない、病態生理から考える」勉強法で学習するため無駄がない。しかも、映像授業のため好きな時間に繰り返し学べるため実習と国家試験対策の両立が可能。
    ・厳選された良門、すなわち三苫先生に「SELECT」された問題集で復習し知識の定着化をする。そのためQBなど無駄の多い問題集を解きまくる「過去問中毒」に陥る必要がない。

参考:東京歯科大学

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