訪問者
今日:237/昨日:384
合計:112302
概要 †
- 入試
偏差値 | 駿 | 全国 | 55 |
共テ | 56 |
河 | 全統 | 62.5 |
再受験 | 寛容 |
定員 | 100 | 一般 | 67 |
推薦 | 一般23、至誠と愛10 |
編入試験 | なし |
配点 | 400 | 数100,理(2)200,外100,適性テスト,面接 |
過去問 |
|
解説 †
- 東京都新宿区に位置する日本で唯一の女子医大であり、世界的にも珍しい教育形態である(ペンシルバニアやダッカには女子医大はある)。
- 1950年に創立された旧設医学部である。前身は女性医師・吉岡彌生が、女性の社会的地位向上、また「風紀が乱れるため」と女子の入学を拒絶し始めた母校「済生学舎(現・日本医大)」に対する憂慮から1900年に創立した「東京女医学校」である。
- 東京都心部、新宿区内の好立地であり、歴史も長い伝統校だが、女性しか受験出来ず受験者層が狭まること、及び高額な学費の影響で、難易度は下位の部類である。
- 長らく学費は3200万円程度と平均的であり、長い歴史を持つ女子大としてのブランドから人気を集め、難易度は中堅を維持していた。しかし2021年の学費値上げで私立医学部で2番目に高額な4625万円まで増額され、難易度が低下した。
- 再受験生に関しては、女性限定であるために母数は少ないが、確実に入学者は存在。'16年度は10名弱の多浪、再受験生が入学している。
- 女子大ゆえ大学医局に残る卒業生が少かったため、昭和期の学閥社会であった医療界において、特定の学閥を持たず様々な大学出身者を受け入れる独自の風土が作られた。先端技術を持つスター医師の招聘、また、腕に自信のある医師達が新天地を求めて集った結果、東京女子医大病院は多くの分野で全国最高クラスの技術を持つブランド病院へと躍進してきた。当時多くの著名人が命を託す場所として東京女子医大病院を選んでいたことでも知られる。
- しかし、2000年代に入ると、多発する医療事故による2度の特定機能病院取り消しなど不祥事の影響からブランドに翳りが見え始め、経営も低迷し始める。近年は大学病院の人員・人件費削減や医学部の学費大幅値上げを行なった結果、医療者・学生双方から人材流出が起きている。なお、現在も特定機能病院の再承認は得られていない。病院・大学を挙げた体質改善が求められる。
- 本学は早稲田大の近辺に所在。それゆえ経営悪化に苦しむ女子医大と早稲田の合併の噂は頻繁に話題に上がる。両校は'08年より共同大学院を設置。
しかし、現時点では合併の実現する見込みは全く立っていない。
- 入試において同窓生の子供を優遇することで有名であり、定員の記載に全て「約」が付いており、指定校推薦に至っては定員を公表していない。これは、その時の状況に応じて合格者数を操作するためである。
- 2023年よりホームページにて補欠繰り上がり状況の確認ができるようになった。
入試の変更点 †
2024年 †
- 令和6年度入学者選抜より、学校推薦型選抜(指定校推薦)は廃止となります。
2023年 †
- 補欠繰り上がり状況がホームページで閲覧できるようになった。
2022年 †
2021年 †
2020年 †
2019年 †
入試 †
- 基本的な問題が出題。1次試験は、毎年トイレに長蛇の列。
- 世間では女子差別が取り沙汰されているが、いくつかの大学で女性が数名落とされたとしても、女子医という最高の女性優遇大学があるのでそれらの差別は相殺されるであろう。
時間割 †
- 集合時間 8:30
- 8:50〜 9:50 数学(60分、100点)
- 10:30〜11:30 英語(60分、100点)
- 12:40〜14:40 理科2科目(120分、200点)
- 15:20〜16:20 適性・小論文試験(60分)
英語 †
60分100点。マーク式。センター試験用の図表読み取り問題が出題。ただし、センターよりもレベルは高い。
数学 †
60分100点。全問記述式。比較的易しい問題であるが、'17年は難化した。
2020年の不備 †
- 大問1にて、yの条件式に書体の違うxが2つ出てきた。書体の違う文字は違う文字として扱うことが普通。しかし、これは単なる出題者の印字ミスであり、題意としては同じ文字で扱うということであった。ちなみに、質問した受験生には「同じ文字で回答しろ」と指示があったということ。問題不備にて全員正解が妥当だが、大学側からの発表はない。→問い合わせの結果大学「不備ではない」。不備ではなかったとしても、それにより受験生を惑わせ、時間を使わせたことはどう考えるのか。この字体が統一されていれば合格していた受験生もいたであろう。
合格最低点 †
'13年入試で、補欠の最低点が260/400ぐらい。つまり65%。
面接 †
面接は3対1の個人面接。予備校情報によると点数化はされず、A〜Dの段階評価が付くとのこと。
特待生制度 †
一般入学試験合格者の成績上位5名を特待生とし、学費負担者の年収に関係なく、授業料(280万)を継続的に4学年まで給付。ただし、入学後の学業が上位順位31位以下の場合には打ち切る。
入試の所感 †
東京女子医科大学の入試の所感
入試結果 †
グラフ:女子医の倍率と得点
- 2021年より学費値上げ、それに伴い合格者得点が大幅に低下している。
2020年以前は、250/400点程度が合格最低点であったが、学費値上げ以降は200/400以下が最低点となり、50%を割っている。
参考文献:https://www.twmu-u.jp/medical-ent-results/
一般入試倍率 †
年 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 | 志願倍率 | 実質倍率 |
---|
2023 | 67 | 917 | 873 | 99 | 9.3 | 8.8 |
2022 | 67 | 681 | 651 | 125 | 5.4 | 5.2 |
2021 | 75 | 945 | 913 | 198 | 4.8 | 4.6 |
2020 | 75 | 1,390 | 1,362 | 191 | 7.3 | 7.1 |
2019 | 75 | 1,661 | 1,637 | 193 | 8.6 | 8.5 |
2018 | 75 | 1,377 | 1,333 | 148 | 9.3 | 9.0 |
一般入試入学者現役浪人比 †
入学年 | 志願 | 入学 | 現役 | 1浪 | 2浪 | 3浪 | 4浪以上 | 大卒 | 高卒認定 |
2023 | 917 | 64 | 17 | 17 | 15 | 7 | 4 | 3 | 1 |
2022 | 681 | 66 | 10 | 18 | 16 | 8 | 10 | 4 | |
2021 | 945 | 78 | 17 | 31 | 12 | 10 | 4 | 4 | |
2020 | 1362 | 75 | 12 | 32 | 20 | 8 | 2 | 1 | |
2019 | 1661 | 74 | 17 | 26 | 15 | 7 | 5 | 4 | |
2017 | 1441 | 75 | 15 | 36 | 18 | 2 | 3 | 1 | |
2014~2016 | - | - | - | - | - | - | - | - | |
2013 | 1642 | 75 | 19 | 31 | 25 | 6 | |
2012 | 1414 | 73 | 20 | 25 | 28 | 6 | |
2011 | 1315 | 73 | 24 | 28 | 21 | 0 | |
2010 | 1219 | 78 | 23 | 31 | 24 | 4 | |
合格得点 †
年 | 配点 | 試験最高点 | 入学最高点 | 入学最低点 |
---|
2023 | 400 | 276 | 256 | 195 |
2022 | 400 | 284 | 268 | 185 |
2021 | 400 | 310 | 262 | 199 |
2020 | 400 | | | 249 |
2019 | 400 | | | 259 |
2018 | 400 | | | 241 |
- 「合格最低点」は公表されておらず「入学最低点」となっている。しかし、女子医は私立医学部最易ランクであることを考えると、合格最低点=入学最低点であると思われる。
入学者現浪比 †
入学者現浪比は'05年以降は毎年5区分で公開。'13年度に4浪以上の年齢の入学者数が初めて2桁を記録した。
東京女子医科大学入学者現浪比
補欠 †
- 番号付で教えてくれる。
- 学内掲示板にも掲載され、毎年在学生の方がこの掲示板に報告をしてくれる。
- 毎年補欠の「入学」は35人程度で、補欠合格あるいは打診は35人+αに対してあると思われる。10番台の補欠が回るのは3月中旬。
- 去年('13年)の場合、正規の中で辞退者が35人?いて1位から?電話してって数人補欠の中にも辞退者がいて、結局46位まで繰り上がったということです。少なくとも48位だった自分には連絡はありませんでした。-- 2014-02-18 (火) 16:58:51
補欠順位 †
年 | 順位 | 入学者数 |
---|
2023 | 20 | 14 |
2022 | 36 | 21 |
2021 | 99 | 52 |
2020 | | |
2019 | | |
2018 | 91 | 42 |
2017 | 55 | 32 |
- 本学はここ20年以上もの間ほとんど学費変動なく経過した。
- 概ね3200万円〜3300万円でキープされており、2000年代は私立医学部の中では中間層に位置していた。
- 2010年頃からの学費値下げブームが来てからはやや高い部類には入ったが、それでも平均から大きく逸脱することはなかった。
- 2020年7月、学費値上げが発表され、初年度1150万円、2年次以降695万円が課されることとなった。
- 合計4621万円であり、学費で私立医学部ワースト2となった。
年 | 大学 | 新卒 | 全国 |
2020 | 92.4% | 92.5% | 92.1% |
2019 | 89.3% | 92.0% | 89.0% |
2018 | 92.2% | 93.2% | 90.1% |
2017 | 89.8% | 92.5% | 88.7% |
2016 | 90.2% | 91.9% | 91.5% |
2015 | 89.6% | 92.4% | 91.2% |
大学生活 †
東京女子医科大学の大学生活
大学病院 †
東京女子医科大学病院
コメント †
過去のコメント †
コメント/東京女子医科大学2013年3月以前
コメント/東京女子医科大学2013年4月〜2014年2月
コメント/東京女子医科大学2014年3月
コメント/東京女子医科大学2014年4月〜12月
コメント/東京女子医科大学2015年1月
コメント/東京女子医科大学2015年2月
コメント/東京女子医科大学2015年3月
コメント/東京女子医科大学2015年4月〜9月
コメント/東京女子医科大学2015年10月〜12月
コメント/東京女子医科大学2016年1月
コメント/東京女子医科大学2016年2月
コメント/東京女子医科大学2016年3月A
コメント/東京女子医科大学2016年3月B
コメント/東京女子医科大学2016年4月〜12月
コメント/東京女子医科大学2017年1月
コメント/東京女子医科大学2017年2月A
コメント/東京女子医科大学2017年2月B
コメント/東京女子医科大学2017年2月C
コメント/東京女子医科大学2017年2月D
コメント/東京女子医科大学2017年3月A
コメント/東京女子医科大学2017年3月B
コメント/東京女子医科大学2017年4月〜12月
コメント/東京女子医科大学2018年1月
コメント/東京女子医科大学2018年2月
コメント/東京女子医科大学2018年3月〜11月
コメント/東京女子医科大学2018年12月〜2019年1月
コメント/東京女子医科大学2019年2月
コメント/東京女子医科大学2019年3月〜2020年1月
コメント/東京女子医科大学2020年2月〜3月
コメント/東京女子医科大学2020年4月〜12月
コメント/東京女子医科大学2021年1月
コメント/東京女子医科大学2021年2月
コメント/東京女子医科大学2021年3月
コメント/東京女子医科大学2021年4月〜12月
コメント/東京女子医科大学2022年1月〜2月
コメント/東京女子医科大学2022年3月
コメント/東京女子医科大学2022年4月〜2023年1月
コメント/東京女子医科大学2023年3月
現在のコメント †