概要 †
- 入試
偏差値 | 駿全 | 55 |
---|
河合 | 65.0 |
---|
再受験 | 寛容 |
---|
定員 | 全体 | 120 |
---|
一般 | 第1期90、第2期15 |
---|
子女 | 5 |
---|
編入試験 | なし |
---|
配点 | 数(123AB)100,理(2)200,外100,小論文,面接,心理テスト |
---|
過去問 |
|
---|
解説 †
- 東京都千代田区に本部を置く総合大学の医学部である。
- 16学部21研究室、在学生数7万人を有するマンモス大学であり、現在に至るまで各界の著名人を多数輩出している。]
- 今上天皇の狭心症冠動脈パイパス術を執刀した天野篤順天堂医院院長は本学出身者である。
- 1981年卒の河合達郎はハーバード大学医学部移植外科教授として活躍中である。
- 医学部は1925年に日本大学医学専門部として設立され、戦前に慶應義塾大学医学部、東京慈恵会医科大学、日本医科大学に次いで大学令の定める旧制医科大学に昇格した。
- 旧制医大は予科3年 学部4年の7年制で、5年で卒業できた旧医専とは一線を画した。この事実が私立旧制四医科大学(旧四)と称される所以である。
- 戦後に大学に昇格した旧医専とは異なり新制大学移行直後から学位審査権を保有し大学院を設置した。したがって卒業生以外の学位授与者が多く、日本医師会会長を輩出する等医学界でのネームバリューは大きい。
- 例年1次試験日が他大学より遅く被りも少ないため多くの受験生が押しかけることとなり、体感難易度は偏差値以上である。
- 以前は再受験生に厳しい大学として名が上がり、2000年代までは多浪、再受験生はほとんど存在しなかった。しかし、日本大学医学部入学者現浪比を見ると、明らかに2011年以降に多浪・再受験生が増えており、寛容な体勢に変化している。
- 日本大学は全国に26もの付属校を持つが、その中から日大医学部に進学できる人は10名である。超優秀者しか内部進学できない仕組みである。
医学部沿革 †
- 大正14年3月 駿河台に4年制日本大学医学専門部を開設
- 昭和10年5月 日本大学医学部附属板橋病院開院
- 昭和17年3月 旧制日本大学医学部に昇格、予科3年/学部4年
- 昭和27年2月 新学制による医学部医学科への移行認可、医学部大学院設置認可
- 昭和39年1月 医学部定員80名→100名
- 昭和46年1月 医学部定員100名→120名
- 平成1年1月 医学部入学募集人員を110名に削減、入学定員:120名
入学者現浪比 †
- '04年以前から継続して入学者現浪比を公開。4浪以上の年齢の入学者数は'06年以降いずれの年度も11名以上で、さらに'11年以降は増加傾向で、20名弱であった年度もある。
- 学長が「点さえ取れれば誰でも受かるのだから」と'09年あたりの進研の雑誌で発言したこともあり、二次加点による総合得点調整によって多浪生や再受験生に対する人数調整が行われていることはほぼ間違いないものの、その程度は他校と比べると相対的に小さい方であり、再受験寛容度はちょうど「寛容」程度。2015年度に限っては21歳以上の入学者が激増しほぼ「かなり寛容」と言えるレベルになり、偏差値で同程度かつ、日本の再受験生の最も高い目標校のうちの一つである近畿大の立場を完全に奪う勢いであり、2016年度以降は再受験生や多浪生が殺到すると予想。
- 各年度における一般入学者数(その他は大検を含む模様)
参考:現浪比
再受験の会 †
- 多浪、再受験生の会はあります。原則3浪以上、再受、社会人卒が主流。知っている人でエンジニア、建築士もいます。歯科医から現在医学生になっているのは、長崎大、岡山大、東北大にいます。まだいると思います。薬剤師からは多いですよ。夢は実現しますよ。
出典:当サイトコメント欄2020年2月
入試の変更点 †
2022年 †
- 一般定員107→105(N1期90、N2期15)へ
- 校友子女選抜3→5名へ、小論文・適性検査の廃止
- 小論文・適性検査→英語・数学に変更
2021年 †
- Web出願時に「主体性」「多様な人々との協働性」についての経験を入力すること。原則、選抜の際に評価をしない。
2019年 †
一般入試傾向・対策 †
- A方式:各学部等が独自に実施する試験。
- N方式:同一試験日、同一問題で複数の学部(学科)を併願できる。
- 400点満点中理科が200点で、他大と比較して理科のウエイトが重い。
- 試験官の手際の悪さは毎年の話題の種であり、おそらく何の説明もなしに現場に出されているのであろう。
- トイレが混んでいることも東京女子医科大学と並んで入試日の恒例行事である。
標準化得点 †
- 本医学部入試の特徴として「標準化後の得点を採用する」ことが挙げられる。そのため、「素点ベース」でどの程度得点すればいいのかわかりづらい。これは20年以上続いている日大の伝統ともいえる。「合格者最低点」を見ても「え、こんなに低いの?」と思う点数であるが、「標準化されているため参考値で」となってしまう。
- 日大開示で判明した事実によると、同じ受験科目(素点)でも、学部によって標準化得点が異なるようだ。つまり、レベルの高い学部ほど平均点が上がるため、標準化得点が低くなるとのこと。
- ということは、自身の得意科目の平均点が下がってくれた方が有利?「生物簡単だった!」はみんなも得点しているため、標準化得点は低くなりやすいのか。他大学であれば、「生物簡単だった!物理組に比べてアドバンテージを取れた!ラッキー」となるのだが、日大ではそうもいかない。
- おそらく、平均点が物理40点、生物70点だったとすると、物理の40点と生物の70点が同等に扱われるのではないか。
- 標準化得点が用いられることで、2次試験がより重要になる?
- →日大の場合は1次が標準化得点勝負で400点満点、2次が素点勝負で120点満点だから一見1次で勝負がつくかに見える。しかし偏差値化されるからこの方のように余程大きな差をつけないとアドにはならない。今回だと英語、数学、物理で90点以上のようにね。化学はみんな85点以上だから逆に標準偏差が小さくなり化学でやらかすとアウト。だから全科目偏差値55−60(平均点プラス10−15、数学80、英語80、物理75、生物75、化学85)で何とか粘って1次に残るようにして2次で稼ぐこと、ミスしないこと。1次も2次も合格者ボーダーはかなり横並びの団子レースになる。(出展:コメント欄)
英語 †
時間 | 75分 |
配点 | 100/400 |
大問 | 4 |
問題数 | 40程度 |
形式 | マーク |
- 出題形式は頻繁に変わる。'09年までは英問英答。'10年からは日本語になり、'11年から一部マークシートが採用。'14年からはマークシートのみになった。'16年からは4つの長文問題の中に文法問題も含めて問う形式となった。
- 長文問題では医療系のテーマ選択され、'15年は、患者に対する共感が医療行為の基礎であることを説いた英文が出題。
- 比較的平易であるため、75%は得点したい。医療用語に関しては、過去問の単語を覚えることで対策。
- 長文テーマとしては、抗生物質、無言症、安楽死など、医療系テーマが多い。
数学 †
時間 | 75分 |
配点 | 100/400 |
大問 | 4〜5 |
形式 | マーク+記述 |
- 標準的な問題だが、試験時間を考えるとミスなく回答することがなかなか難しい試験。
- 例年、大問1は8問程度の小問集合。1問2分で解きたい。これを時間通りこなして、大問2以降を60分で解く流れ。
- 記述式であり、途中計算もしっかりと記述する必要があり、ますます時間がなくなる。微積の計算を素早くこなす計算力が必要。
- マークと記述併用であり、大問一つはマーク式。最後の記述式の大問二つに時間をかけたい。
化学 †
2科目で120分。マーク数45問程度。少々時間が少ないか。60分が経過した時点で1科目目の解答用紙が回収。'15年入試では、2段階の中和や陽イオン交換膜、レーヨンなどが出題され、現役生にとっては不利な内容。
生物 †
時間 | 2科目で120分 |
配点 | 100/400 |
大問 | 4 |
問題数 | 40〜50 |
形式 | マーク |
面接 †
面接官2人の個人面接。'15年までは10分の面接が2回おこなわれていた。'16年から面接は1回となり、1次試験の合格者を少し増やす方針。そのため、面接よりも小論文重視の傾向。(高山学部長のお言葉)一次通過者約400人の中でも1点に何人も存在することになるらしく、そういった意味では面接は重視される。何を聞かれても答えられる心構えをしておこう。
面接質問事項 †
- 日大の創設者は誰?
- 医学部/医師志望理由
- 高校生活、成績、クラブ活動
- 浪人生活、予備校はどこか
- 生活面での長所
- 家族について
- 今までに感動したこと
- チーム医療の良い点、悪い点
- 最近気になるニュース(医療系、その他)
- 医師と患者のあるべき関係
- 小児科、産婦人科の減少について
- 死ぬということはどういうことか
- 友人ともめた時どう対処するか
クレペリン検査 †
2次試験の際に実施。何も気にせずに受けて良いが、試験の概要を知っておくと不安が減るかもしれない。クレペリン検査解説
合格ライン †
- 標準化後の合格最低点は59%。純粋な点数では70%は欲しい。'13年は、英6割,数8割,物8割,化6割で正規の報告あり。点数ではなく偏差値が重要。('13年は数学が難しかった)
'15年素点合計で257点、標準化後の得点で242.2点の人が補欠合格。'15年の標準化後の合格最低点は235.5点。
- 標準化の方式
一般入試(A方式)では、標準化得点を用いて合否を決定。標準化得点とは、個々の受験生の素点と全体の平均点との差を、標準偏差を単位として表したもの。この方法は、それぞれの受験生の科目の平均点を50になるように補正し、科目間における問題の難易度を調整。
入試の所感 †
日本大学医学部の入試の所感
志願状況 †
年度 | 方式 | 募集 | 出願 | 受験 | 1次合格 | 正規合格 | 追加合格 | 合格者計 | 実質倍率 | 合格者最低点 |
2024 | N方式1期 | 90 | 1959 | | | | | | | |
N方式2期 | 15 | 1539 | | | | | | | |
2023 | N方式1期 | 90 | 1865 | 1651 | 376 | 90 | 131 | 221 | 7.5 | 344.86/580 |
N方式2期 | 15 | 866 | 752 | 105 | 15 | 2 | 17 | 44.2 | 370.86/580 |
2022 | N方式1期 | 90 | 2054 | 1772 | 320 | 90 | 136 | 226 | 7.8 | 354.56/580 |
N方式2期 | 15 | 1137 | 1007 | 100 | 15 | 8 | 23 | 43.8 | 378.48/580 |
2021 | N方式1期 | 10 | 602 | 516 | 30 | 10 | 13 | 23 | 22.4 | |
A方式 | 97 | 2737 | 2502 | 341 | 97 | 166 | 263 | 9.5 | |
2020 | N方式1期 | 10 | 455 | 340 | | | | 17 | 20.0 | |
A方式 | 97 | 3226 | 2564 | | | | 164 | 15.6 | |
2019 | N方式1期 | 10 | 377 | 331 | | | | 17 | 19.4 | |
A方式 | 92 | 3602 | 3134 | | | | 181 | 17.3 | |
2018 | N方式1期 | 10 | 522 | 462 | | | | 12 | 38.5 | |
A方式 | 92 | 3987 | 3483 | | | | 173 | 20.1 | |
2017 | N方式1期 | 3 | 200 | 152 | | | | 4 | 38.0 | |
A方式 | 99 | 4087 | 3594 | | | | 196 | 18.3 | |
補欠の繰上り †
例年正規の合格発表と同時に即日合格通知が届く「補欠合格者」が大学構内に掲示。ネットや電話での合否照会では自分がその「補欠合格掲示に載っている不合格者」かどうかはわからないため、いずれ自分で大学構内まで見に行くか、画像がアップロードされるのを待つか、翌日以降合格通知が届くのを待つ必要あり。その後、欠員に応じて繰り上げ合格となった受験生に随時繰り上げ合格通知が届く。なお、'13年度は上記の補欠合格掲示の2回目が正規合格発表の翌々日。補欠順位等の公表は行われていない。
大学生活 †
進級 †
- 各年度における学生数(入学試験案内参照)
年 | 入学者 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 全学年 |
16 | 122 | 130 | 128 | 134 | 127 | 114 | 120 | 753 |
15 | 121 | 131 | 137 | 128 | 114 | 116 | 119 | 745 |
14 | 130 | 135 | 140 | 116 | 117 | 118 | 120 | 746 |
入学定員は120
進級・留年 †
- 留年は少ないが再試になる人はかなり多い。再試にかかった人は留年する可能性が少なからずある。よって多くの人が恐怖のどん底に落ちる。ちなみに今年の2年は落ちれば留年のリスクが飛躍的に上がる統合医科生理学なる科目が先生によると100人ほど再試になるらしいので多くの2年生の夏が消える。 -- 2016-07-24 (日) 02:43:30
- 統合医科生理学の試験範囲はおそらく高校の暗記科目全部合わせても足りないくらいでかつ試験問題もただ暗記すれば解けるという甘いものでもない。個別指導のバイトしてるんだが日大の進度を考えると受験生や高校生はなんでこんな薄くて小さい本を何か月もかけてやるのか不思議でしょうがない -- 2016-07-24 (日) 02:49:55
不祥事 †
日本大学の不祥事
コメント †
過去のコメント †
コメント/日本大学医学部2013年2月以前
コメント/日本大学医学部2013年3月
コメント/日本大学医学部2013年4月〜2014年1月
コメント/日本大学医学部2014年2月
コメント/日本大学医学部2014年3月
コメント/日本大学医学部2014年4月〜2015年2月
コメント/日本大学医学部2015年2月B
コメント/日本大学医学部2015年2月C
コメント/日本大学医学部2015年2月D
コメント/日本大学医学部2015年2月E
コメント/日本大学医学部2015年2月F
コメント/日本大学医学部2015年2月G
コメント/日本大学医学部2015年3月A
コメント/日本大学医学部2015年3月B
コメント/日本大学医学部2015年3月C
コメント/日本大学医学部2015年4月〜9月
コメント/日本大学医学部2015年10月〜12月
コメント/日本大学医学部2016年2月A
コメント/日本大学医学部2016年2月B
コメント/日本大学医学部2016年2月C
コメント/日本大学医学部2016年2月D
コメント/日本大学医学部2016年2月E
コメント/日本大学医学部2016年2月F
コメント/日本大学医学部2016年3月A
コメント/日本大学医学部2016年3月B
コメント/日本大学医学部2016年3月C
コメント/日本大学医学部2016年4月〜5月
コメント/日本大学医学部2016年6月
コメント/日本大学医学部2016年7月
コメント/日本大学医学部2016年8月〜12月
コメント/日本大学医学部2017年1月
コメント/日本大学医学部2017年2月A
コメント/日本大学医学部2017年2月B
コメント/日本大学医学部2017年2月C
コメント/日本大学医学部2017年2月D
コメント/日本大学医学部2017年2月E
コメント/日本大学医学部2017年2月F
コメント/日本大学医学部2017年2月G
コメント/日本大学医学部2017年2月H
コメント/日本大学医学部2017年2月I
コメント/日本大学医学部2017年2月J
コメント/日本大学医学部2017年2月K
コメント/日本大学医学部2017年3月A
コメント/日本大学医学部2017年3月B
コメント/日本大学医学部2017年3月C
コメント/日本大学医学部2017年4月〜5月
コメント/日本大学医学部2017年6月〜10月
コメント/日本大学医学部2017年11月〜2018年1月
コメント/日本大学医学部2018年2月A
コメント/日本大学医学部2018年2月B
コメント/日本大学医学部2018年2月C
コメント/日本大学医学部2018年2月D
コメント/日本大学医学部2018年2月E
コメント/日本大学医学部2018年3月
コメント/日本大学医学部2018年4月〜9月
コメント/日本大学医学部2018年10月〜2019年1月
コメント/日本大学医学部2019年2月A
コメント/日本大学医学部2019年2月B
コメント/日本大学医学部2019年2月C
コメント/日本大学医学部2019年3月
コメント/日本大学医学部2019年4月〜2020年1月
コメント/日本大学医学部2020年2月
コメント/日本大学医学部2020年3月
コメント/日本大学医学部2020年4月〜2021年1月
コメント/日本大学医学部2021年2月A
コメント/日本大学医学部2021年2月A
コメント/日本大学医学部2021年2月C
コメント/日本大学医学部2021年2月C
コメント/日本大学医学部2021年3月
コメント/日本大学医学部2021年4月〜2022年1月
コメント/日本大学医学部2022年2月
コメント/日本大学医学部2022年3月
コメント/日本大学医学部2022年4月〜2023年1月
コメント/日本大学医学部2023年2月A
コメント/日本大学医学部2023年2月B
コメント/日本大学医学部2023年3月
コメント/日本大学医学部2023年4月〜2024年1月
コメント/日本大学医学部2024年2月A
現在のコメント †