概要

 東京医科大学裏口入学問題に端を発した合格不合格の問題にて、続々と追加合格が出ている。今年度の入試定員を割り引く措置をきっちり取ることはできるのか。追加合格をさせるだけさせておいて定員もそのままでは対応は不十分である。
 受験生の立場からすると定員据え置きを望むと思うが、とするとそれはそれで質の低下につながってしまい、なかなか実現しづらいのではないだろうか。

動き

医学部の定員オーバーを容認、不適切入試による追加合格

  • 文部科学省は12月25日、不適切な医学部入試の結果、追加合格者を出した大学が来年度の定員を超過することを認めると発表した。
  • 対象となるのは、文科省が「不適切入試」と認定した東京医科大、昭和大、神戸大、岩手医科大、金沢医科大、福岡大、北里大、順天堂大、日本大の9大学。
  • 超過分は2020年度から5年を上限に定員を減らして解消するよう求める。
  • 一連の問題の発端となった東京医科大は、すでに17年度、18年度分の不合格者44人の追加合格を認める一方、その分を19年度一般入試の定員から減らすことを公表している。
  • 順天堂大は最大48人、日本大は最大10人の追加合格を認め、その分19年度の定員を減らす方針だ。
  • 6大学は、追加合格の有無も明らかにしていない。

参考文献:朝日新聞

被害一覧

岩手医科大学

日本大学医学部

  • 特定の受験生」とは卒業生の子どもで、具体的には2018年度入試で2人、2017年度入試で9人と、この2年間で計10人を優先的に合格させていた。
  • 日本大学では、卒業生の子どもを優先していなければ合格していた受験生10人に対して早急に本人の意思を確認し、希望者は2019年度の合格者として取り扱うという。

参考文献:リセマム

追加合格と定員

大学追加合格定員不正内容
19年18年賄賂女子浪人子弟地域
岩手医科大学130
昭和大学医学部110
順天堂大学医学部48140
東京医科大学44120
日本大学医学部10120
北里大学医学部119
金沢医科大学110
神戸大学医学部?117
福岡大学医学部110

参考文献:東京新聞

 というより、まだこれだけしか明るみになっていないのか。上記大学を見ても、子弟、浪人にもっと丸がついていいと思うし、もっと他に本命大学があるでしょうに。このサイトの表を見てそこを調査すればすぐにわかるのに。

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