解剖学は、マクロ解剖とミクロ解剖に分けられる。マクロ解剖は一般的にイメージされている解剖であり、筋・神経・臓器の部位を学習する。肉眼解剖とも呼ばれる。ミクロ解剖は臓器の顕微鏡像を学ぶものであり、組織解剖とも呼ばれる。
学士編入試験で重要となってくるのは肉眼解剖の方である。各臓器の部位だけでなく、その臓器の生理機能も問われる。つまり、多くの大学で生理学と合わせた解剖生理学として試験問題が作成される。例えば、腎臓であるならば、血管の走行などの解剖学的問題に加えて、排泄・酸塩基平衡の生理学的問題も付随する。
解剖学は高校課程では学ばないため、文系出身の受験生は0から勉強することになる。
生理学との融合で問題が作られるため、解剖学単体の教科書はあっさりしたものでいい。解剖学講義は医学生に最も広く使用されている教科書であるが、100ページ近くあり、学士編入試験でこれを使用すると受験校によってはオーバーワークになってしまうかもしれない。
分量的にはシンプルシリーズ?の解剖生理学を使用すると丁度いいかもしれない。
臓器の部位を詳細に把握したいのならば図説を使用するとよい。非常に詳しいものがネッター解剖学アトラスであるが、受験生にはここまで求められない。骨単・肉単・臓単・脳単?ぐらいを軽く眺めておくだけで良い。
分類 | 書名 | 詳しさ |
解剖 | 解剖学講義 | ☆☆☆☆☆ |
トートラ解剖学? | ||
図説 | ネッター解剖学アトラス | ☆☆☆☆☆ |
骨単・肉単・臓単・脳単? | ☆☆ | |
解剖生理 | 人体の正常構造と機能 | ☆☆☆☆ |
シンプル解剖生理学 | ☆☆ |
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