解剖学の教科書で最も有名なもの。テキスト主体の解説書であるが、所々に簡略化された図があり理解を助けてくれる。動脈や静脈の走行などを、「なぜそのような走行になっているか」という視点で解説してくれるため、丸暗記に頼りがちな解剖知識も覚えやすくしてくれる。また、各単元の終わりには、それに関連する臨床事項の解説もあり、その部分は青字で書かれているため区別しやすくなっている。
非常に使い勝手の良い解剖書であるが、イラスト総数が少ないため、これ以外にもアトラス解剖学などのイラスト集は必ず携帯する必要がある。解剖学の教科書は、この解剖学講義とあと一冊のイラスト集で十分である。
学士編入試験に用いるとオーバーワークになってしまうかもしれない。志望大学の問題レベルに合わせて使用スタイルを変えていく必要がある。
著者 | ページ数 | 出版社 | 発行日 | 価格 | Amazon |
伊藤隆 | 915 | 南山堂 | 2001/04 | 11,550円 | ○ |
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