免疫学では生体の持つ免疫以降について学ぶ。高校生物においても細胞性免疫と体液性免疫ぐらいは聞いたことがあるかもしれないが、そのあたりを深く突っ込んでいく。
暗記量に関してはそれほど多くはないが、複雑な免疫形成機序や聞き慣れない言葉の概念を理解するのに苦労する科目である。例えば、マクロファージの貪食からTh2のサイトカイン産生→抗体産生→オプソニン化といった基本的な流れ一つを取ってみても、初めて目にする人には何が何だか分からないことだと思う。こうした概念を理解するためには、豊富なテキストよりも、分かりやすいイラストが必要である。オプソニン化までの流れだけでなく、リンパ球の分化やMHCによる抗原提示など、免疫学ではイラストを見なければわからないことばかりである。
学士編入においては、分子生物学のような頻出分野ではないが、勉強していないと全くできない分野であるため、志望校の傾向を分析しておく必要がある。前述したように暗記量は少ないため、比較的早く仕上げることができる。
上記理由により、免疫のメカニズムを把握することが大切になってくる。そのためには、分厚い参考書よりも、薄くて分かりやすいものの方が良い。例えば、休み時間の免疫学や好きになる免疫学などは医学生にも学士編入受験生にも読まれている良著である。
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