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概要 †
- 配点
前期 | 共:二次 | 450:700 |
共通テスト | 国100・数(2)100・理(2)100・外100・社(1)50 |
二次試験 | 数200・物化200・面接100・総合問題200 |
解説 †
- 愛媛県松山市に位置する総合大学であり、7学部7研究科を有する。
- 全学部生数は8000名を超え、四国の大学では最も学生数が多い。
- 医学部は1973年に設置されており、新設医科大学に分類される。
- 大学の本拠地は松山市の市街地であるが、医学部はそこから車で50分程度の東温市に位置する。
- なぜか総合問題大好き大学であり、時代に逆行している感は否めない。2000年代では少し奇抜な選抜方法がもてはやされ、それらを試す大学もいくつかあったが、結局は主要3教科の試験が最適解となることが周知され、多くの大学は原点回帰している。
- 学士編入試験を実施しているため、他校の例にもれず再受験生には厳しいとされている。が、その真偽は定かでない。
- 再受験生は経歴や志望理由をかなりしっかりと練っておく必要がある。
- 毎年ストレート卒業率が100%に近く、全国的にもトップレベルで進級しやすい。2020年は99%だった。
- 医学部は東温市志津川にある重信地区を利用する。
- 松山市は四国で最も人口が多い中核都市である。
- 四国4大学の中では最も進級しやすく、医師国家試験の合格率は毎年全国トップレベルで高い。
入試の変更点 †
2023年 †
- 調査書のみの点数化をしない。面接点に含めて総合評価する。
2021年 †
- 後期日程廃止、それに伴い定員を前期40→55、総合型選抜(新設)10とする。
- 前期日程の個別学力検査において、「外国語」を「総合問題」に変更する。
- 共通テスト国語の配点が200→100点に減点された。
2019年 †
- 推薦入試兇慮鎚務慘聾〆困砲いて、「小論文」を「総合問題」に変更する。
- 後期日程の個別学力検査において、「小論文」を「総合問題」に変更する。
傾向・対策 †
- 個別試験では物理化学のみであり、生物選択は受験不可能である。
- 2021年の配点変更により国語の割合が減った。国語重視の大学がいい人は香川大学医学部がいい。
数学 †
- 4問が他学部共通問題で、1問が医学部専用問題
- 確率漸化式、複素数は頻出である。
- 合格最低ラインでは7割は得点したい。
化学 †
- 2科目で100分である。
- 理論2問、無機1問、有機1問の構成
- 時間的に厳しい。
- 2科目で100分である。化学は有機化学の割合が大きい。
物理 †
面接 †
- 15分程度の個人面接。意外と差がつくようである(20〜80点の差がつくことを確認済み)。
- 5浪で67/100を観測。
- 1日目小論文の後に面接シートを書く時間がある。内容はよくある「医学部を志望する理由」とか「理想とする医師像」等。一項目につき3〜4行だが、記入する時間が短めなので前もって文章を考えておく必要がある。このシートの内容に沿って面接が行われるので、矛盾なく答えられるよう準備するといい。
県外出身者には「卒業したら愛媛に残る?」「愛媛ってどんなとこか知ってる?」「じゃあ、ジム行く?」って質問がよく問われる。
- ここの面接の雰囲気について。A〜Gくらいまで面接の部屋分かれてるから面接官次第としか言えないだろう。ただ、圧迫面接なんて話、同期と話してても聞いたことがない。また、センターの点を面接官は知っているだろう(それを感じさせる発言をされた)。学科の点は知らない。一日で採点できるわけがない。多浪なら圧迫もあるかもしれないが、それは対応力を見てるいるだけで、苛めているわけではない。自分がどうして多浪したのかしっかり分析して、大学生活や今後にその反省をどう活かしていきたいか伝えることができるなら、そこまで不利な点はつけられないだろう。あと、面接はかなり差がついている(とりあえず33点〜100点まで知ってる)。また、出身地はそこまで関係ない。地元でも点が低い人もいれば、県外でも満点近くの人もいる。出身地よりもその人物の内面重視なのだろう。どうしてこの大学なのか、なぜ医師になりたいのか、医師として将来どのような仕事をしたいのかについては深く考えること。
出典:当サイトコメント欄2019年2月18日
推薦入試 †
- A枠は他大でいうところの一般枠であり、B枠は地域枠である。
- 他大と異なる点は選考方法であり、まず面接と小論文で第一次選抜をし各枠とも30名程度に絞る。
- 次に共通テストの点数で2次選抜を行い合格者を決める。
- そのため、共通テストの点数は極めて重要となってくる。
入試結果 †
愛媛大学医学部の入試結果
倍率 †
年 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 | 志願倍率 | 受験倍率 |
---|
2024 | 55 | 569 | | 59 | 10.3 | |
2023 | 243 | 204 | 55 | 4.4 | 3.7 |
2022 | 389 | 324 | 58 | 6.7 | 5.6 |
2021 | 531 | 282 | 59 | 9.0 | 4.8 |
2020 | 40 | 306 | 363 | 40 | 9.1 | 7.7 |
2019 | 228 | 196 | 41 | 5.6 | 4.8 |
2018 | 171 | 136 | 41 | 4.2 | 3.3 |
2017 | 287 | 234 | 40 | 7.2 | 5.9 |
合格者得点 †
年 | test | 配点 | 最高 | 最低 | 平均 |
---|
点 | % | 点 | % | 点 | % |
---|
2023 | 共テ | 450 | 384.9 | 85.5% | 310.6 | 69.0% | 349.3 | 77.6% |
個別 | 700 | 563.0 | 80.4% | 440.2 | 62.9% | 492.2 | 70.3% |
総合 | 1150 | 944.5 | 82.1% | 795.8 | 69.2% | 841.5 | 73.2% |
2022 | 共テ | 450 | 377.3 | 83.8% | 307.2 | 68.3% | 336.6 | 74.8% |
個別 | 700 | 607.9 | 86.8% | 506.3 | 72.3% | 551.9 | 78.8% |
総合 | 1150 | 961.4 | 83.6% | 862.5 | 75.0% | 888.5 | 77.3% |
2021 | 共テ | 450 | 414.2 | 92.0% | 336.5 | 74.8% | 366.7 | 81.5% |
個別 | 700 | 558.4 | 79.8% | 475.7 | 68.0% | 513.1 | 73.3% |
総合 | 1150 | 945.9 | 82.3% | 851.6 | 74.0% | 879.9 | 76.5% |
2020 | セ | 550 | 488.1 | 88.7% | 430.0 | 78.2% | 465.4 | 84.6% |
個別 | 700 | 571.5 | 81.6% | 481.7 | 68.8% | 525.4 | 75.1% |
総合 | 1250 | 1038.4 | 83.1% | 952.1 | 76.2% | 990.8 | 79.3% |
2019 | セ | 550 | 510.7 | 92.9% | 446.3 | 81.1% | 477.4 | 86.8% |
個別 | 700 | 574.0 | 82.0% | 460.0 | 65.7% | 503.0 | 71.9% |
総合 | 1250 | 1074.7 | 86.0% | 947.3 | 75.8% | 980.4 | 78.4% |
2018 | セ | 550 | 499.1 | 90.7% | 443.1 | 80.6% | 468.3 | 85.1% |
個別 | 700 | 517.9 | 74.0% | 441.5 | 63.1% | 481.9 | 68.8% |
総合 | 1250 | 1009.9 | 80.8% | 914.3 | 73.1% | 950.2 | 76.0% |
2017 | セ | 550 | 495.0 | 90.0% | 450.8 | 82.0% | 470.0 | 85.4% |
個別 | 700 | 606.0 | 86.6% | 493.2 | 70.5% | 539.9 | 77.1% |
総合 | 1250 | 1083.6 | 86.7% | 975.6 | 78.0% | 1009.8 | 80.8% |
年齢別入学者数 †
年 | 性 | 18歳 | 19歳 | 20歳 | 21歳 | 22歳 | 23歳 | 24歳 | 25〜29歳 | 30〜34歳 | 35〜39歳 | 計 | 高認等 |
2020 | 男 | 25 | 19 | 8 | 3 | | 1 | | | | | 56 | |
女 | 34 | 16 | 2 | 2 | | | | | | | 54 | 1 |
2019 | 男 | 29 | 25 | 3 | 3 | 1 | 1 | 1 | | | 1 | 64 | |
女 | 24 | 16 | 6 | | | | | | | | 46 | |
2018 | 男 | 38 | 22 | 5 | 1 | | | 1 | | | | 67 | 1 |
女 | 18 | 16 | 4 | 2 | 1 | 1 | 1 | | | | 43 | |
2017 | 男 | 27 | 23 | 10 | | 1 | | | | | | 61 | |
女 | 29 | 17 | 3 | | | | | | | | 49 | |
2016 | 男 | 28 | 23 | 8 | 1 | | | 1 | | | | 61 | |
女 | 23 | 17 | 4 | 2 | 2 | | | 1 | | | 49 | 1 |
参考文献:https://portal.niad.ac.jp/ptrt/table.html
大学生活 †
立地 †
- 大学は郊外というか隣の市になるのでかなりなんもないと言えばない。しかし、もし車がなくても学校の裏に郊外電車の駅があって、松山中心街までそれでいける。 松山も町は小さいがコンパクトにまとまって住みやすいところではある。本学は町に歩いていってもそんなにかからない。自転車で十分生活できるほど。
- 松山市に隣接する東温市にあり、東温市は数年前の平成の大合併でできた市で医学部のある地域は旧温泉郡重信町と言われた。元々この地域は農業を営む方が多く現在も医学部近くは田畑が多くある。40年余り前に医学部が出来て、近くには学生や職員を対象にしたのか、マンションなどが建っており、現在は松山市に勤務する方の住宅地域にも徐々になってきている。
- 医学部と松山市内を結ぶ交通機関は、地元私鉄伊予鉄道の郊外線の終点横河原駅と愛媛大学医学部南口駅が大学より双方300m位の距離にあり松山市駅まで約30分である。またバス便もある。医学部の近くほぼ隣接と言っていい位に地元企業のスーパーがあり、近くを通る国道11号で市内向きに10分程走るとスーパーや映画館やDIYの店が集まった施設がある。この方面の医療施設には医学部の東側に国立病院機構愛媛病院、前に書いた映画館近くに国立病院機構四国ガンセンターがある。
- 高速道路(川内インター)を使えば2時間足らずで高知・高松市内、1時間半で尾道市である。
授業 †
- 1年次は城北地区へ週2回行く。月木。重信地区にはその他の曜日に通う。
学生寮 †
医学部専用のあいレジデンスと呼ばれる寮がある。これは研修医も使用する。学生用は1Kであり、22000円+2000円である。これは、松山市の相場のおよそ半分である。ただ、入居時の必要費用は清掃費20000円だけであり、敷金礼金のかかる賃貸マンションに比べてさらにお得である。広さは20.5m2である。参考はこちら
入学前〜入学後 †
- 参考までに今後の予定とか書きます。例年通りなら、送られてくる入学関係書類の中に、入学するまでにやらなければいけない課題についてのプリントがあります。たぶんトートラ人体解剖生理学っていう本を買って、その本のうち好きな章をまとめろって内容だと思います。いきなりの課題でどのくらい頑張らないといけないか不安だと思いますが、その課題の評価は前期にある授業の1つの評価の参考にされるだけで、その課題の出来が悪いからといってどうなるものではありません。気楽に作成してください。
- 入学して直近である行事としては「ハリボテ」です。
- これはダンス大会ですね。学部ごとに本学でダンスを踊ります。参加は強制ではありませんが、同級生と仲良くなる絶好の機会なので積極的な参加をおすすめします。ちなみにこのダンス大会が医学科と看護科が関わる最初で最後のイベントになります(まあ、日帰りでカレーを作るイベントもあるにはあるが)。
出典:当サイトコメント欄
進級 †
- 留年について話しておきます。この大学は全国でトップクラスで留年しにくい大学と言って良いでしょう。他の大学は1つの科目でも落とせば留年というところが多いですが、うちは確か2つまで持ち越せます(私には縁がないので詳しくは把握してませんが) 。さらに本試を落としても基本的には再試をしてくれます。
- 1回生は一般教養で2科目、専門科目で2科目の計4科目落としても進級できるよ。
出典:当サイトコメント欄2019年3月15日
- 1年次〜2年次の留年者は仮面浪人を除くと0-2人ぐらい。
- 2年次〜3年次は基礎医学系の科目で落とす人がいて、2-3人ぐらい落ちる。
研究室 †
1年生から所属することができる。
実習 †
臨床 †
- 2022年5月31日、超小型広視野角監視カメラBirdView?(バードビュー)の開発に成功したと発表した。惠木准教授らは、拡大視効果を得ることで生じる死角を俯瞰するように監視できる腹壁固定型のカメラBirdView?を開発した。
四国の比較 †
各県のスペック †
県 | 面積 | 人口 | 人口密度 |
四国全体 | 18,803k | 3,756,000人 | 200人/k |
香川県 | 1,877k | 962,000人 | 513人/k |
愛媛県 | 5,676k | 1,352,000人 | 238人/k |
徳島県 | 4,147k | 736,000人 | 177人/k |
高知県 | 7,104k | 706,000人 | 99人/k |
- 香川はビジネスの中心地であり、愛媛は娯楽の中心地である。
基幹駅、商業施設までの距離 †
医学部 | 所在地 | 基幹駅 | 駅までの距離(km) | 交通手段 |
徳島大 | 徳島県徳島市 | JR徳島駅 | 3.2 | 徳島線で1駅 |
香川大 | 香川県三木町 | JR高松駅 | 10.8km | 琴電で9駅 |
愛媛大 | 愛媛県東温市 | JR松山駅 | 13.6km | 伊予鉄で15駅 |
高知大 | 高知県南国市 | JR高知駅 | 8.2km | 路線バス |
コメント †
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