国公立大学医学部の過去の偏差値
駿台?
当時からかなりの難関だったことがうかがえる。そして今と比べると、旧帝の難易度が高く、広島、神戸や都市部公立はそこまで高くなかった。また東北が名古屋や千葉より難しい事にも時代を感じる。
偏差値 | 国立 | 私立 | 非医学部 |
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77 | 東大理三 | 慶應 | |
75 | 京大 | | |
74 | ★医科歯科 | | |
73 | 阪大、九州 | | |
71 | 東北 | | 東大理一 |
72 | 名古屋 | 自治 | |
70 | 千葉、岡山 | | |
69 | 北大、京府 ★愛媛、★鹿児島 | | |
68 | 熊本、金沢、神戸、広島、横市、大市 ★群馬、★信州、★山口 | | 東大理二 |
67 | 長崎、★宮崎、★弘前 | | 阪大歯 |
66 | 新潟、筑波、鳥取、三重、徳島、札幌 ★秋田、★山形 | | 京大理・薬 |
65 | 浜松、奈良、福島 | | |
64 | 富山、滋賀、旭川 | | 広島歯 |
63 | 和歌山 | 慈恵 | 阪大薬・理 |
62 | | 順天 | 京大農、阪大工、東工大 |
61 | | 関医 | 九大薬 |
56 | | | 神戸工・理、神戸女学文、九大農 |
55 | | | 広大工 |
54 | | | 神戸女薬 |
★2期校
参考文献:https://www.inter-edu.com/forum/read.php?23,4658510
- ちなみに1979年から共通1次試験(現在の共通テストの祖先)が始まるため、このデータの1977年は国立1期校、2期校と呼ばれていた入試制度の末期となる。1期校、2期校は初期と末期で変わっている事にも注意したい。
現在との比較 †
- 1977年の医学部合格と2017年医学部合格はどちらが難しいか?
- 1977年:18歳人口 約163万人 4年制大学進学率 男子37.9% 、女子12.2% 平均26.4%。163万人のうち約43万人が4年制大学に進学。医学部定員約7800人で43万人の約1.8%が医学部進学。
- 2017年:18歳人口 約120万人 4年制大学進学率 52.6%。120万人のうち約63万人が4年制大学に進学。医学部定員約9400人で63万人の約1.5%が医学部進学。
- 確かに人口は大幅に減ってはいるが大学進学者数は増えており医学部定員も増えてはいるが相対的に狭き門にはなっている。
- それに大学進学43万人の時の偏差値より63万人の時の方がボーダー偏差値は高い。
- ゆえに1977年時より2017年の方が難度は高いのではなかろうか?
- 何より1977年時は私立医の難易度がかなり低く、金があれば医者になるのは相当楽だったと思われる。地方国立医でも卒業生子息の合格率が異様に高いとの噂があった。
- そして1977年当時の医学部は面接試験はなく、学力一本勝負だったことも大きい。それにも関わらず学力的ハードルも現在より低く、医学部合格が1番簡単だった時代ではなかろうか?
コメント †