1946-1948年に設立された大学群である。東京医科歯科大学、弘前大学医学部、群馬大学医学部、信州大学医学部、鳥取大学医学部、徳島大学医学部、広島大学医学部、鹿児島大学医学部を指す。官立の旧制医学専門学校を元に医科大学となった6校、および、公立の旧制医学専門学校を元に公立医科大学となった後、この時期に国立大学に移管された2校(広島・鹿児島)である。設立75年経ち、関連病院も増えこれらの医学部は地域の医療に大きく貢献している。
大学 | アクセス |
東京医科歯科大学 | 御茶ノ水駅から0.2km |
弘前大学医学部 | 中央弘前駅から0.5km |
群馬大学医学部 | 中央前橋駅から2.7km |
信州大学医学部 | 松本駅から2.9km |
鳥取大学医学部 | 米子駅から1.0km |
徳島大学医学部 | 蔵本駅から0.3km |
広島大学医学部 | 南区役所前駅から1.4km |
鹿児島大学医学部 | 宇宿駅から1.3km |
医学部は新制八医科大学の流れをくむ官立の医科大。旧制歯科医専のひとつで1928年に日本で最初に設置された官立の東京高等歯科医学校が前身。医学部の起源は1944年の東京医学歯学専門学校であり、旧帝大でないのに関わらず臨床、研究面ともに上位に位置する大学。QS世界大学ランキング2019で国内4位。
文京区という医学を学ぶ上でも非常に便利な土地であるため、入試難易度は非常に高い。ハーバード方式と呼ばれる臨床実習を重視した最先端のカリキュラムや国立であることに加え、その立地の魅力が相まって、難易度は東大、京大に次ぐレベルで阪大のちょい下程度である。いずれにせよ、新8としては驚異的なレベルであるのは言うまでもない。。
東京神奈川の国立では最も再受験生に優しい大学と言われていたが、面接ではかなり厳しく突っ込まれるのが恒例。学力はかなりの高レベルで、入試問題にはかなり癖が多い。再受験者は全体の1割程度といわれている。東大京大の理,農学部卒の再受験生が多く外国の大学の卒業生もいる。
学生の構成は、現役6割一浪2割二浪1割強、三浪以上少数、再受験1割強という印象。
中四国最多の約120万人人口を誇る広島県広島市に位置する医学部であり、中四国の医療の中核をなす医学部である。医学部は医療系学部の集まる霞キャンパスを使用する。1945年の広島県立医学専門学校、1948年の広島県立医科大学を経て、1953年に広島大学医学部として設置された。新制八医科大学である。
広島県立医専、広島県立医科大学設立において岡山医科大学から学長、教官を招聘している。
入試難易度は国公立医学部の中でも上位〜中上位クラスに入り、北海道大学医学部などの下位旧帝大と同程度である。入試結果の詳細な公開などを継続的に行い、年齢. 出身地域に関係なく受け入れる大学である。また、二次配点率は高く、二次逆転が可能な大学の一つである。
中四国最大の人口を誇る広島県にも関わらずひとつしかない医学部であることもあり、大規模な関連病院も多い。広島市の半数の病院は広島大学の関連病院となっている。
大学病院は「エイズ診療中国四国ブロック拠点病院」「小児がん医療中国四国ブロック拠点病院」に指定されており、同分野での中国四国地方の中心的な医療機関としての役割を果たしている。また、附属研究所として、放射線医科学研究所を有する。研究医養成も盛んであり、MD-phDコースもある。海外での教育にも力を入れており、留学プログラムも用意されている。また、宇宙再生医療センター広島大学での業績はNASAでの評価が高い。
合格者に占める偏差値67.5以上割合 (2018年河合塾資料)
東京医科歯科医学部:100%
広島大学医学部 :57%
信州大学医学部 :52%
鳥取大学医学部 :50%
徳島大学医学部 :37%
群馬大学医学部 :22%
鹿児島大学医学部 :21%
弘前大学医学部 : 5%
研究費は最先端の医療をしていることに比例するためどの大学が最先端の医療を知るには研究費を比べるのが最も良い
●2017年度運営交付金(単位:百万円)
9位:◆広島大学(25,443)
20位:▲東京医科歯科大学(13,401)
※順位は国立大学におけるものである(参照)
●2017年度 学生一人当たり交付金額 (単位:百万円)
東京医科歯科大学 9.02
広島大 2.34
群馬大学 2.25
徳島大学 2.07
鳥取大学 2.01
鹿児島大学 1.74
弘前大学 1.71
信州大学 1.53
●2018年度科研費配分額(単位:百万円)
13位:広島大学 2,605.6)
19位:東京医科歯科大学 1,627.7)
※順位は国立、公立、私立全てを含んだものである(参照)
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