英語の学習で最も大切な分野である。長文を読むことにより、英単語、英文法、英文解釈を学ぶことができる。英単語などは長文を読みながら覚えていった方が効率が良いし、英文解釈の技術などは長文を読むことにより自然と学習できる部分もある。
長文の学習時期であるが、受験勉強の相当初期に始めるのがいい。勉強開始と同時に始めてもいいくらいだ。やってはいけないのは、単語→文法→長文と順を追ってすること。これだと長文に触れるまでに数カ月かかってしまい、英語というものの全体像が見えないまま暗記だけを進める作業となってしまう。最も学習効率のいい長文、いわば学問で言うところの総論に当たる、を行いつつ、各論である英単語や英文法に手を出していくのがいい。長文で学んだ知識は重複して学習する必要はないため、効率が格段に良くなる。
読み方であるが、精読と速読を織り交ぜながらおこなっていく。例えば一つの長文問題があるとする。以下の順で読みこんでいけば頭にも残りやすいし、精読速読の力も付く。
精読して訳出を行う
躓かずに意味を捕えながら読めるか確認する
音読する
翌日再び声に出して読む(CDを聞く)
銑を学習当日に行い、い鯢習として翌日に行う。ここでの注意点は、精読した文章を速読用に使うということである。いきなり速読しようと思っても何も意味を捕らえられない。それでは単なる時間の無駄である。あくまで意味のわかる文章だから速読の練習になるのだ。復習の際はCDの音読を利用できるならしたい。ただ、長文問題集でCDを備えているのは英語長文レベル別問題集ぐらいである。
自分に合ったレベルの文章にしなければいけない。難しいものに手を出したくなる気持ちはわかるが、単語を調べたり意味の繋がりを調べたりするのに時間がかかって余計に効率が悪い。300語の難しい文章を1時間かけて読むよりも、1000語の簡単な文章を同じ時間で読んだ方が明らかに学力は上がる。問題集個別解説には対象レベルを目安として表記してあるため参考にしてほしい。
問題集に関しては、自身の学習レベルに合ったものを選ぶことが必要である。背伸びして難しいものを選ぶ受験生もいるが、単語が分からなかったり、訳出に躓くなどして時間がかかり非効率的になってしまう。そういったことを考えると、むしろ簡単なものでいい。一定以上のスピードで読めるようにトレーニングしていく。一押しなのが英語長文レベル別問題集である。CDが付いているため、復習も時間がかからないし、リスニングの勉強にもなる。とにかく量を読むことを考えると、全国大学入試問題正解英語や慶應の英語もいい。長文問題集などは全訳さえ付いていればいいので、とにかく自分のレベルに合うかどうかだけを考えて選んでいく。
現在は、文章の論理展開を把握するテクニック本も出されている。パラグラフリーディングのストラテジーや横山ロジカル・リーディング講義の実況中継である。これらで解いている方法というのは、評論文などの論理的展開を持った文章を読む際には当たり前にすることである。英語だけでなく、日本語の文章を読む際にも役に立つ。今まで段落把握をしていなかった受験生は、受験勉強初期に一読しておくと長文の読み方が変わるかもしれない。
#tvote("やっておきたい英語長文[14]","英語長文レベル別問題集[7]","うんこ[2]","全国大学入試問題正解英語[2]","パラグラフリーディングのストラテジー[1]","精読・速読のプラチカ[1]")
※その他の項目から新しい選択肢を追加することができます。
タイプ | 問題集 | 対象偏差値 |
演習 | 英語長文レベル別問題集 | 40〜70 |
やっておきたい英語長文 | 55〜75 | |
精読・速読のプラチカ | ||
全国大学入試問題正解英語 | 60〜80 | |
慶應の英語 | 65〜80 | |
論理把握 | パラグラフリーディングのストラテジー | 55〜 |
横山ロジカル・リーディング講義の実況中継 | 60〜 |
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