現代文と格闘すると同様に、要約しながら本文を読解していく評論対策問題集。現代文の本質を学べるという意味で評判はかなり良い。マーク式で本分の要約を選ばせる問題集は多くあるが、記述で書かせる問題集は貴重である。マーク式だと、「なんとなくこれ」と思って選んでしまうが、記述だと0から自分で考えなければいけない。どちらが大変かは明白である。実際に、主旨を問う問題は大学入試で問出題され、配点は大きい。現代文における二項対立、意味段落の分け方を学ぶことができる。
・後半になるにつれ「現代文は類題にすぎない」という感覚にさせてくれる。
・本書は薄くて軽そうに見えるが、内容はかなりハード。
・読解力開発問題というオリジナル問題が付いていて、これが文句のつけようのないほど素晴らしい。
・本書は、世間にあふれている「受験国語」の小手先のテクニックを学ぶようなものではない。
・安易なテクニックにながされない、ホンモノの読解力というものを付けてくれる。
・問題が少し古い。(が、2011年に新装版が発売されて改善した。)
分類 | 偏差値 | ページ数 | 著者 | 出版社 | 出版日 | 価格 | Amazon |
読解+記述 | 60〜70 | 173 | 霜栄 | 駿台文庫 | 2011/12 | 1,050円 | ○ |